AIはどのように社会を変えるか―ソーシャル・キャピタルと格差の視点から [単行本]
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AIはどのように社会を変えるか―ソーシャル・キャピタルと格差の視点から [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2022/03/29
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AIはどのように社会を変えるか―ソーシャル・キャピタルと格差の視点から の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    AIが社会に実装されると、人間の仕事は奪われ、社会的な格差が拡大する暗澹たる社会になってしまう…。はたして、このような未来は本当に到来するのだろうか?ソーシャル・キャピタル(人と人とのつながり)はこのような問題の防波堤となることができるのか?医療や教育、地方自治体、家族など、現場に発生する新たな難問に社会科学が取り組む。
  • 目次

    はしがき

    序章 AIへの認識とソーシャル・キャピタルの関係(稲葉陽二・戸川和成)
     1 本書の3つのキーワードとコロナ禍
     2 先行研究とリサーチ・クエスチョン
     3 ソーシャル・キャピタルとAIへの認識はどう結びついているのか
     4 ソーシャル・キャピタルがAIへの認識を形成する

    I 理論編

    1章 AIは職を奪うのか、格差を拡大させるのか?(稲葉陽二・立福家徳)
     1 AIへの懸念
     2 先行研究 AIと経済との関係、その含意
     3 業務に注目した賃金関数からのアプローチ
     4 AIには2種類ある
     5 AIが格差を拡大するのならどうすればよいのか
     6 コロナ禍からAIの負の影響をどう軽減するかを考える

    2章 AIによるレコメンドと社会関係(高木大資)
     1 ソーシャルメディアにおけるAIと社会関係
     2 分析1 社会関係の同質性についての分析
     3 分析2 ネットワークの空間的分布についての分析
     4 まとめ AIによるレコメンドは空間的に拡大した選択的関係を促進しうるか

    3章 人間か機械か――経済実験による信頼と信頼性(奥山尚子・澤田康幸・八下田聖峰)
     1 人間と機械の関係から考える信頼
     2 信頼ゲームの実験
     3 実験および分析結果
     4 人間か機械か 信頼行動を動機づけるもの

    4章 ソーシャル・キャピタルと時間調査からみたAIの影響(須田光郎)
     1 AIの描く未来とは
     2 ソーシャル・キャピタルと時間
     3 AIの社会実装により予想される生活の量的・質的変化
     4 AIの社会実装による生活時間の変化はソーシャル・キャピタルをどう変えるか
     5 AIの社会実装におけるソーシャル・キャピタル論の必要性

    II 社会実装編

    5章 AIへの親和性と格差――AI認識調査からの知見(小藪明生)
     1 AIがもたらす格差社会とそこで必要な資質
     2 先行研究
     3 仮説と使用する変数・データ
     4 分析
     5 まとめ AI親和性と格差問題

    6章 AIを備えたロボットは家族の一員になれるか?(佐藤嘉倫)
     1 社会に進出するAI
     2 家族の変遷
     3 家族の一員としてのペット、家族の一員としてのロボット
     4 AIを備えたロボットが家族の一員になれる条件
     5 親密圏をめぐる新たな不平等
     6 ソーシャル・キャピタルの変容
     7 社会学の問い直し

    7章  教育現場におけるAI搭載人型ロボット導入の効果と課題(露口健司)
     1 背景と目的
     2 先行研究の検討と研究課題の設定
     3 方法  
     4 分析結果  
     5 考察
     6 結語

    8章 人工知能はどのように保健医療福祉活動を変えるか――現場の視点から(藤原佳典)
     1 はじめに
     2 保健医療福祉領域における機械学習の利活用のあり方
     3 AIが活用される具体的な場面
     4 地域包括ケアシステムと社会参加
     5 新型コロナウイルス感染症禍が地域包括ケアシステムに及ぼす影響

    9章 自治体のAI利用の可能性を探る
        ――地域の結束型ソーシャル・キャピタルの維持に向けて社会実装は可能か(戸川和成)
     1 コロナ禍においてAIの社会実装は可能か
     2 先行研究の整理
     3 「AIの影響に関する調査」に基づく記述的考察
     4 要因分析
     5 結論 地域の結束型ソーシャル・キャピタルの維持にAIは寄与しうるのか

    終章  AI、社会的格差、ソーシャル・キャピタルの関係に関する総合的考察(佐藤嘉倫)
     1 本書の基本的な理論的枠組みとその前提の問い直し
     2 AIがソーシャル・キャピタルを生みだす可能性
     3 AIと人間の間の社会関係構築の可能性
     4 ウィズ・コロナの時代におけるAI、社会的格差、ソーシャル・キャピタルの関係

    あとがき
  • 内容紹介

    AIが社会に進出してゆくにつれ、社会的格差を拡大させる、仕事を奪われる、人間の知能を超えてしまう、などの懸念がひろがっている。ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)はこのような危機を緩和することができるのか。AIと社会の関係を実証的に問い直す社会科学の試み。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐藤 嘉倫(サトウ ヨシミチ)
    1957年東京生まれ。京都先端科学大学人文学部教授・学部長/東北大学大学院文学研究科教授。東京大学大学院社会学研究科単位取得退学。東北大学より博士(文学)を授与される。横浜市立大学商学部専任講師・助教授、東北大学文学部助教授、シカゴ大学社会学部客員研究員、コーネル大学社会学部客員研究員等を経て、現職に至る。またドイツZUMA、インドネシア大学、フランス国立社会科学高等研究院、情報・システム研究機構統計数理研究所で客員教授を歴任する。日本社会学会、数理社会学会、東北社会学会、日本社会関係学会、国際社会学会、アメリカ社会学会で理事、会長、部会長を務める。日本学術会議第一部会員、日本学術振興会学術システム研究センター主任研究員

    稲葉 陽二(イナバ ヨウジ)
    1949年東京生まれ。日本大学大学院法学研究科非常勤講師/東京都健康長寿医療センター研究所非常勤研究員。京都大学経済学部卒、スタンフォード大学経営管理大学院修了(MBA)、博士(学術、筑波大学)。日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に30年勤務。その間、経済開発協力機構国際エネルギー機関、日本経済研究所常務理事、日本政策投資銀行設備投資研究所長を経て研究者となる。2003年から20年まで日本大学法学部教授(日本経済論、ソーシャル・キャピタル論)、同大学院法学研究科分科委員会委員(2006年より20年まで)、新エネルギー・産業技術総合開発機構技術委員(2002年より19年まで)、1997年から2020年まで電気事業審議会専門委員、総合エネルギー調査会臨時委員、産業構造審議会臨時委員。日本社会関係学会長、日本計画行政学会副会長、日本NPO学会理事、日本経済政策学会理事を務める

    藤原 佳典(フジワラ ヨシノリ)
    1962年京都市生まれ。東京都健康長寿医療センター研究所社会参加と地域保健研究チーム・研究部長(チームリーダー)。北海道大学医学部卒、京都大学大学院医学研究科修了(医学博士)。京都大学病院老年科などを経て、2000年東京都老人総合研究所研究員、2003年ジョンズホプキンス大学Center on Aging&Health訪問研究員、2011より現職。2020年より東京都介護予防・フレイル予防推進支援センター・センター長を併任。世代間交流・多世代共生の地域づくり・ソーシャルキャピタルの視点から、高齢者の認知症予防・フレイル予防について研究している。日本老年医学会評議員、日本老年社会科学会理事、日本応用老年学会常任理事、日本公衆衛生学会代議員、日本世代間交流学会副会長、内閣府高齢社会対策の基本的在り方等に関する検討会委員、厚労省一般介護予防事業等の推進方策に関する検討会委員ほか、多数の自治体の審議会座長を歴任
  • 著者について

    佐藤 嘉倫 (サトウ ヨシミチ)
    京都先端科学大学人文学部教授、東北大学大学院文学研究科教授

    稲葉 陽二 (イナバ ヨウジ)
    日本大学大学院法学研究科非常勤講師、東京都健康長寿医療センター研究所非常勤研究員

    藤原 佳典 (フジワラ ヨシノリ)
    東京都健康長寿医療センター研究所研究部長

AIはどのように社会を変えるか―ソーシャル・キャピタルと格差の視点から の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:佐藤 嘉倫(編)/稲葉 陽二(編)/藤原 佳典(編)
発行年月日:2022/03/25
ISBN-10:4130502050
ISBN-13:9784130502054
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:269ページ
縦:22cm
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