若冲の世紀―十八世紀日本絵画史研究 [単行本]
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若冲の世紀―十八世紀日本絵画史研究 [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2022/03/02
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若冲の世紀―十八世紀日本絵画史研究 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    大雅、若冲、蕭白…卓越した創造力の源泉に迫る。同時代の文藝や明代絵画を視野に入れ、彼らの作品が共有する構造を解き明かす。若冲研究の変革者が新たな視点で描く、18世紀日本絵画史の最先端。
  • 目次

    はじめに

    第一章 十八世紀京都画壇――ひとつの概観
     一 複製技術の時代の個性
     二 造物主としての画家――指頭画と酔作
     三 肉体の顕現――筆勢とデフォルメ 
     四 隠れる肉体――應舉の冷たい眼 
     五 蘆雪の〈反動〉 

    第二章 明末蘇州派と十八世紀京都画壇
     一 前史――狩野山雪と岩佐又兵衛
     二 彭城百川と池大雅
     三 與謝蕪村
     四 圓山應舉 

    第三章 初期南画の絵画論――荻生徂徠から池大雅まで
     一 はじめに
     二 荻生徂徠
     三 服部南郭
     四 祇園南海
     五 柳澤淇園
     六 池大雅

    第四章 真景図と見立て――池大雅「箕山瀑布図」を起点に
     一 真景図
     二 池大雅「箕山瀑布図」
     三 〈日本/自然〉対〈中国/文化〉
     四 古文辞派の絵画、見立ての興亡 

    第五章 藍の時代の大雅――三十代から四十代への画風展開
     一 大雅三十代の画業――「密林草堂図」に触れつつ
     二 藍の時代の大雅――淡彩表現の可能性
     三 「蘭亭曲水図」と「李白詩意図」――メトロポリタン美術館所蔵の屛風二点

    第六章 遠景の色―大雅の山水画における白描と青緑
     一 はじめに――淡彩・水墨/金碧・青緑・白描 
     二 擬古的な技法、そして文人画の作域としての白描と青緑山水
     三 青緑山水の機能――「沈香看花・楓林停車図」と「龍山勝会図」を例に
     四 結語 

    第七章 蕪村が謝寅になるまで
     一 漢流に擬す
     二 「十便十宜図」とその後

    第八章 雅俗の都市像――與謝蕪村「夜色楼台図」
     一 京都市民蕪村
     二 考察の視点
     三 雅俗の交錯
     四 都市図としての「夜色楼台図」
     五 結語――虚実の街

    第九章 若冲における模写の意義
     一 粉本と模写
     二 模写と変容

    第十章 若冲の鶏
     一 はじめに
     二 言葉が鶏を導く
     三 鶏のイメージが成長する
     四 「仙人掌群鶏図」――墨と色との融合

    第十一章 市場の画家―伊藤若冲「動植綵絵」
     一 経済の発達がもたらすストレス、市場をめぐる事件
     二 「動植綵絵」の細密描写
     三 「動植綵絵」の不自然さ
     四 自然の喪失と回復

    第十二章 若冲の水墨画
     一 初期の水墨画――墨と色との交錯と乖離
     二 鹿苑寺大書院障壁画
     三 水墨略画――灰色の質感
     四 「果蔬涅槃図」とその後

    第十三章 黒い光の中、舟は二都の縁を巡る――伊藤若冲「乗興舟」
     一 はじめに――若冲の旅、若冲の版画
     二 「乗興舟」の現状
     三 異版の問題
     四 風雅の真景、陰画の都市図

    第十四章 蕭白新論
     一 蕭白登場
     二 蕭白悪戯
     三 蕭白横行

    第十五章 横断する龍――曾我蕭白「雲龍図」
     一 考察の起点
     二 陳容と蕭白
     三 龍の失墜、「雲龍図」における不完全な復権

    第十六章 蛇玉山人のこと
     一 伝記
     二 「蘿園雅集図」
     三 初期作品と鯉魚図
     四 「雪夜梅鴉松兎図」

    第十七章 松林山人のこと

    第十八章 大首絵というモード――歌麿と冩樂
     一 歌麿と冩樂の略伝
     二 大首絵まで 
     三 歌麿の大首絵
     四 冩樂の大首絵
  • 内容紹介

    商品経済が発達し、画譜の出版によってアマチュア画家が活躍した18世紀。「複製技術の時代」ともいえるこの時期、視覚文化はいかに変容したのか。江戸絵画の頂点をなす若冲と京都画壇の画家たちの創造力の源泉、そして作品が共有する構造に迫る。【東京大学出版会創立70周年記念出版】
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐藤 康宏(サトウ ヤスヒロ)
    1955年宮崎県生れ。1978年東京大学文学部美術史学専修課程卒業。1980年同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京国立博物館学芸部、文化庁文化財保護部を経て、1994年東京大学文学部助教授。2000年東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。2020年退職。現在、東京大学名誉教授。著書に『若冲・蕭白』(小学館、1991年、本論「蕭白新論」が第4回國華賞受賞)、『湯女図―視線のドラマ』(平凡社、1993年、第6回倫雅美術奨励賞受賞、ちくま学芸文庫、2017年)、『若冲伝』(河出書房新社、2019年、第70回芸術選奨文部科学大臣賞受賞)などがある
  • 著者について

    佐藤 康宏 (サトウ ヤスヒロ)
    東京大学名誉教授

若冲の世紀―十八世紀日本絵画史研究 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:佐藤 康宏(著)
発行年月日:2022/02/28
ISBN-10:4130802275
ISBN-13:9784130802277
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:絵画・彫刻
言語:日本語
ページ数:808ページ ※793,15P
縦:22cm
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