スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで [単行本]
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スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで [単行本]

森岡 正博(編著)石井 哲也(編著)竹村 瑞穂(編著)
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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/02/02
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スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    金メダリストを創ることのいったい何が問題なのか?遺伝子操作技術の急速な進化により、「遺伝子ドーピング」への懸念が高まっている。スポーツの価値を揺るがす遺伝子ドーピングが現実となった時、アスリートの身体や社会にどのような影響をおよぼし、どのような問題が起こるのか。私たちはいま遺伝子ドーピングとどのように向き合うべきかを問う。巻末には中村桂子氏へのロングインタビュー収録。
  • 目次

    総説 なぜいま遺伝子ドーピングを問うのか 森岡正博

    Ⅰ 遺伝子ドーピングの最新技術

    1 遺伝子操作技術とドーピング問題 石井哲也
     はじめに
     1 ドーピングと遺伝子操作技術
     2 遺伝子操作技術を使うドーピング
     3 遺伝子ドーピングの問題
     おわりに

    2 遺伝子ドーピングの検査手法の開発研究について 竹越一博
     はじめに
     1 競技スポーツ界におけるドーピング検査
     2 遺伝子ドーピングへの対応の重要性
     3 遺伝子ドーピングとは――その検出困難性について
     4 遺伝子ドーピングの低侵襲的検出法の開発――リキッドバイオプシーのコンセプトの応用
     5 検査の実装を考えた場合の倫理的問題について
     おわりに

    3 馬産業における遺伝子操作技術と遺伝子ドーピング問題 戸崎晃明
     はじめに
     1 人類とウマとの関係
     2 競馬産業のドーピング・コントロール
     3 遺伝子ドーピング・コントロール
     4 ウマの遺伝学的研究と利用
     5 最新技術の馬産業への応用と動物の権利
     おわりに

    Ⅱ スポーツ倫理・哲学からみた遺伝子ドーピング

    1 遺伝子ドーピングの倫理学 竹村瑞穂
     はじめに
     1 スポーツ界におけるドーピングの基礎知識
     2 遺伝子ドーピングの登場とスポーツ界の対応
     3 変化する遺伝子ドーピングの定義
     4 遺伝子ドーピングの倫理学
     5 「スポーツの価値」から,「スポーツをすることの意味の哲学」へ
     おわりに

    2 スポーツの意味と哲学 関根正美
     はじめに
     1 遺伝子ドーピングによるシナリオ
     2 スポーツの意味へ――卓越と達成の世界
     3 エンハンスメントと贈与・達成の哲学
     4 スポーツの多元性――ライフヒストリーとしてのスポーツ
     おわりに

    3 遺伝子テクノロジーとスポーツ――新しい倫理的問題 アンディ・ミアー(佐良土茂樹 訳)
     1 (スポーツを目的とした)遺伝子操作を考えるための理論的根拠
     2 遺伝子操作を受けたアスリートに関するいくつかの想定
     3 スポーツのための遺伝子改良という概念を定める
     4 遺伝子改良は非倫理的か?
     5 以上のことはスポーツにおけるパフォーマンスエンハンスメントについて私たちに何を伝えているのか?
     6 以上のことはスポーツをどこに向かわせるのか?
     7 結語――新しい倫理的な問題

    COLUMN 我が国におけるスポーツと遺伝に関する研究,その新しい試み
        ――LEGACY2020 プロジェクトについて 大岩奈青

    Ⅲ 生命の尊厳と哲学

    1 エンハンスメントと人生における幸福のかたち 立花幸司
     はじめに
     1 人間の3つの能力
     2 能力を高めるための努力
     3 能力を高める努力の不確実性
     4 確実に能力を高める手段としてのエンハンスメント
     5 人はエンハンスメントをすべきなのか
     6 2 つの勝負――競争と克己
     おわりに

    2 人間の欲望の哲学 坂本拓弥
     はじめに
     1 なぜ欲望が問題となるのか?
     2 剰余としての欲望
     3 三角形的欲望とその模倣的性格
     4 遺伝子を操作したい欲望の裏側にあるもの
     おわりに――いま,〈やせ我慢〉の倫理は可能か?

    3 人間のいのちの尊厳を考える――人格概念の捉え直しを通して 片山善博
     はじめに
     1 現代の尊厳論
     2 カントの尊厳論――人格に基づく尊厳とは
     3 ヘーゲルの人格論――人格の拡張
     4 あらためて人間のいのちの尊厳について
     おわりに

    COLUMN アスリートとしてドーピング問題に向き合う 齋藤里香

    付録 中村桂子先生 ロングインタビュー
     ・アメリカで誕生したライフサイエンスと生命倫理学
     ・日本における生命科学――ライフサイエンスとの違い
     ・組換えDNA 技術の誕生 
     ・人間にとってスポーツの意味とは  
     ・ゲノムで生命を語ることの難しさ  
     ・ゲノムに規格はない――生きものを「トータルで」考える 

    あとがき
  • 内容紹介

    金メダリストを創ることのいったい何が問題なのか?
    遺伝子操作技術の急速な進化により、「遺伝子ドーピング」への懸念が高まっている。スポーツの価値を揺るがす遺伝子ドーピングが現実となった時、アスリートの身体や社会にどのような影響をおよぼし、どのような問題が起こるのか。私たちはいま遺伝子ドーピングとどのように向き合うべきかを問う。巻末には中村桂子氏へのロングインタビュー収録

    「本書の最大の特徴は,遺伝子操作技術や遺伝子ドーピングの検査手法といった医学・生命科学的な知見から,スポーツ倫理・哲学や人間のいのちの哲学まで,学際的な内容が取り上げられていることである。この本が1 冊あれば,遺伝子ドーピングに関わる問題についてさまざまな視点から読み解き,理解を深めることができるだろう。」(「総説」より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    森岡 正博(モリオカ マサヒロ)
    早稲田大学人間科学部教授、早稲田大学現代死生学研究所所長。東京大学大学院単位取得退学。博士(人間科学)。大阪府立大学を経て、2015年より現職。専門は、生命の哲学、生命倫理学

    石井 哲也(イシイ テツヤ)
    北海道大学安全衛生本部教授。北海道大学博士(農学)。京都大学iPS細胞研究所特任准教授・研究統括室長、北海道大学安全衛生本部特任准教授を経て、2015年より現職。専門は、生殖と食のバイオテクノロジーの生命倫理

    竹村 瑞穂(タケムラ ミズホ)
    日本福祉大学スポーツ科学部准教授。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士一貫課程単位取得満期退学。博士(体育科学)。早稲田大学助手、助教を経て、2017年より現職。専門は、スポーツ倫理学・スポーツ哲学・生命倫理学

スポーツと遺伝子ドーピングを問う―技術の現在から倫理的問題まで の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:森岡 正博(編著)/石井 哲也(編著)/竹村 瑞穂(編著)
発行年月日:2022/01/30
ISBN-10:4771035431
ISBN-13:9784771035430
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:248ページ
縦:21cm
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