特別支援教育のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発に関する実践研究 [単行本]
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特別支援教育のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発に関する実践研究 [単行本]

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出版社:福村出版
販売開始日: 2022/03/01
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特別支援教育のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発に関する実践研究 の 商品概要

  • 目次

    序 章 特別支援教育における授業実践の特質と課題
     第1節 ポスト・コロナ時代の特別支援教育の実践課題
      1 オンライン授業は子どもの学びを創出できるか?
      2 カリキュラム開発と当事者の声
      3 「当事者性のあるカリキュラム」を創出する
     第2節 特別支援教育の実践的特質と授業改善の視点
      1 特別支援教育の教育改革の方向性
       (1)学習指導要領の改訂と特別支援教育の授業改善
       (2)障害特性(学習上の困難)を補う授業論からの転換
      2 「生活に根ざした教育」の実践課題
       (1)「資質・能力」を育成する授業づくりの課題
       (2)生活単元学習はアクティブ・ラーニングか?
       (3)「リアル」と「アクチュアル」を区別する
     第3節 アクティブ・ラーニングの理論と授業開発の方向性
      1 関係性のなかで広がり、深まる学びを展開する
      2 多声的で、動的な活動を通して学びを拡張する
      3 カリキュラムの創出に必要な教師の「指導性」
     第4節 本書の目的と実践研究の方法
      1 本書の目的と構成
      2 実践原理の検討と授業分析の方法
      3 授業分析を行うにあたっての倫理的配慮

    第Ⅰ部 学習困難児のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発の原理
     第1章 「認知・行動主義」と「生活・経験主義」を超える実践原理
      1 観念連合論から抜け出す必要性
      2 省察すれば深く学べるというわけではない
      3 時間を空間化してはいけない
      4 ベルクソン哲学から特別支援教育の実践を見つめる視点
     第2章 特別支援教育の授業づくりとカリキュラム開発の原理的検討
      1 ドゥルーズ哲学から特別支援教育の実践を検討する意義
      2 授業づくりの基盤となる学習集団のとらえ方――『哲学とは何か』および『千のプラトー』より
       (1)学習困難児の授業づくりと「学習集団」
       (2)脳「地図」として学習集団をとらえる
       (3)学級=揺動面の特徴――切断と接合が自由な空間
       (4)学習集団=揺動面の変化の様態――逃走線が伸び、別の多様体と接合する
       (5)切断と接合の無限の連鎖を描き出す
       (6)逃走線を引き出し、地図を描く
      3 学力論・能力論から見た授業づくり――『ニーチェと哲学』より
       (1)認識論的合理性から脱却する
       (2)「能動的な力」と「反動的な力」の統一
       (3)授業を事例的に記述する必要性
       (4)身体と感情から突き動かされる学習の過程
       (5)ドラマ的に学ぶ授業の展開
       (6)学力・能力を伸長させる授業づくり・カリキュラム開発の視点
      4 子どもの思考を深めるカリキュラムづくり――『差異と反復』および『経験論と主体性』より
       (1)「思考」が苦手な学習困難児のとらえ方
       (2)思考が変化するプロセス
       (3)思考から主体が形成されるプロセス
     第3章 「底辺の子ども」の理解と学習集団の形成
      1 特別支援教育の実践研究に吉本教授学を取り上げる意義
       (1)吉本が教授学を構想した時代の社会的状況
       (2)「底辺の子ども」の授業づくりの視点
      2 子どもは無限の可能性をもつ存在
       (1)子どもを「見る」ということの本質
       (2)子どもにある「変えることのできる可能性」をとらえる
      3 「底辺の子ども」の存在が授業を変える
       (1)「できない子ども」の多様な背景を考慮する
       (2)子どもの能力を天賦的・固定的にとらえない
       (3)「差異」をどうとらえ、どう指導するか
      4 「ひとり」と「みんな」を弁証法的に統一する
       (1)「個」と「集団」は対立するものであるか
       (2)子どもが主体となる集団づくり=自治的集団の組織
       (3)教師にとって抵抗とすら思えるような自主的・共同的な学習体制を創る
       (4)子どもの個性と教師の指導性の弁証法的統一
     第4章 集団のなかで共同的に学ぶ授業づくりの原理と方法
      1 全員の子どもがわかる授業づくり
       (1)「底辺の目」による集団思考の深化
       (2)上下関係=階層の固定化を崩す
      2 「底辺の子ども」が「動的」な授業をつくり出す
       (1)子どもが客体から主体へと変わる過程
       (2)「分けない」集団における共同的な学び
      3 授業の成立要件――ドラマ論からの展開
       (1)「ドラマ」のように授業をつくる
       (2)対立・矛盾・葛藤を統一する授業づくり
       (3)「感情(パトス)」をベースにした授業の展開
       (4)授業づくりにおける「身体」の重要性
       (5)「ドラマとしての授業」を支える「教えることの技術」

    第Ⅱ部 教科書を学ぶ学習困難児のアクティブな授業とカリキュラム開発の実際
     第5章 通常学級の学習困難児の学びを創り出す授業改善の課題
      1 学習困難児に対する授業づくりとカリキュラム開発の視点
      2 概念の基礎となる「身体・感覚」と「イメージ」の形成
      3 「深く学ぶ」ために必要な授業設計と教師の指導性
       (1)物語のもつ力を最大限に生かす
       (2)感じたことを言語化する指導の工夫
       (3)自分と他者の「間」で揺れながら確信をもつ
      4 幼児教育から小学校教育への接続を考える
     第6章 幼児期と小学校の学びを接続する授業づくり
      1 保幼小接続授業を特別支援教育の視点から考える
      2 保幼小接続授業の立案
       (1)保幼小接続授業を立案する際の留意点
       (2)保幼小接続授業の教材および授業展開
      3 保幼小接続授業における幼児の学びの過程
       (1)ファンタジーのなかでどのような学びが展開されたか
       (2)ファンタジーのなかで算数の内容理解がどのように深まったか
       (3)学習活動に参加できない幼児の学びの過程
      4 保幼小接続授業から考える学習困難児のアクティブ・ラーニング
       【資料6-1】「姫を助け出せ!」のシナリオ
       【資料6-2】保幼小接続授業の学習指導案
     第7章 学習困難児の「つぶやき」を拾い、学びをつなぐ授業づくり
      1 インクルーシブ授業の実践課題
      2 分析対象の授業と分析の方法
       (1)対象学級
       (2)データ収集の方法
       (3)授業分析の方法
      3 「つぶやき」をきっかけにした学習参加
      4 「対話」を促す教師の指導技術
      5 授業の流れのなかに教師の「関わり」を埋め込む
     第8章 情緒不安定な生徒の国語の学びと教師の指導技術
      1 病弱特別支援学校に通う子どもの授業づくりの課題
      2 病弱特別支援学校の国語の授業分析(1):チャンネルを広くもつ
      3 授業分析(2):チャンスをうかがいながら自在に思考できるようにする
      4 授業分析(3):子どもの生活と教科の本質を結ぶ
      5 情緒不安定な子どもの授業参加を促す教師の指導技術

    第Ⅲ部 知的障害児の深い学びにつながる授業づくりとカリキュラム開発の実際
     第9章 知的障害児の深い学びを創出する授業改善の視点
      1 学習指導要領の改訂と知的障害児教育の実践課題
       (1)知的障害児の資質・能力を育てる授業づくりの課題
       (2)知的障害児に対する教科指導のねらい――「教科等を合わせた指導」との対比から
       (3)コンピテンスを育成するために必要な「主体的・対話的で深い学び」
      2 知的障害児の「見方・考え方」を育てる教科指導の方法
       (1)知的障害児の「深い学び」を実現する教材開発と授業展開
       (2)「見方・考え方」を働かせるための教師の「指導性」
       (3)相対的な概念を育てる算数・数学の指導
      3 「想像力」を育てる国語の授業づくり
       (1)叙述に沿って「読む」ための指導
       (2)叙述を超えた想像力を育てる国語の指導
     第10章 身体活動に制限のある知的障害児に対するアクティブ・ラーニング
      1 知的障害を伴う肢体不自由児・病弱児の教科学習の課題
      2 身体活動に制限のある子どもの学習指導の方法
      3 身体活動に制限のある知的障害児に対する算数指導の実際
       (1)対象児(B児)の実態と授業づくりの視点
       (2)B児の算数の実態と指導課題〈20XX年4月〉
       (3)数字の読み方を指導する時期〈20XX年5月~7月〉
       (4)授業づくりの再検討〈20XX年8月上旬〉
       (5)数を体で感じる授業「すごろくをしよう」の展開〈20XX年9月~12月〉
       (6)「2」と「3」の学習過程と評価〈20XX年12月~翌年2月〉
      4 身体活動に制限のある知的障害児のカリキュラム開発の視点
     第11章 知的障害児の道徳の授業づくり――「4つのドア」を通した自己理解
      1 知的障害児の道徳の授業づくりの課題
      2 知的障害児に対する「特別の教科 道徳」の授業設計
       (1)道徳教育のねらいと教材開発の視点
       (2)知的障害児に対する「考え、議論する道徳」の実践方法
       (3)道徳と自立活動の共通点・相違点
      3 知的障害児の「道徳」の授業展開
      4 社会的状況のなかに「私」を位置づける――「活動の選択」から「居場所」へ
      5 道徳の授業で「自己」を育てる――Rさんのケースから考えること
      6 知的障害児の「道徳性」を育てるカリキュラム開発の視点
       【資料11-1】「特別の教科 道徳」(中学部)の学習指導案
     第12章 知的障害児の主権者教育――あなたの一票が明日を変える
      1 主権者教育における「深い学び」
      2 知的障害児に対する主権者教育の内容と方法
      3 知的障害児に対する主権者教育の授業設計
      4 授業エピソード(1):代表者を決める
      5 授業エピソード(2):休み時間の過ごし方を考え、投票する
      6 「深い学び」につながる主権者教育の視座
       【資料12-1】知的障害児に対する主権者教育の学習指導案(高等部・社会科)

    終 章 特別支援教育のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発の視座
     第1節 本書のまとめ
      1 学習困難児のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発の原理
      2 教科のセカイのなかで、「つぶやき」を拾い、教科の本質とつなぐ
      3 知的障害児の自己(キャリア)形成につながる授業づくりの方法
      4 本論のまとめ
     第2節 特別支援教育の特質を超える実践開発の展望
      1 自由な結びつきを可能にする「虚構(教科)」のセカイの創出
      2 「変化・生成」する学び=カリキュラムを創出するための「教師の指導性」
     第3節 今後の課題
      1 特別支援教育の実践原理を再構築する哲学および教授学理論の検討課題
      2 特別支援教育の授業分析と実践開発の検討課題
  • 出版社からのコメント

    ドゥルーズ、ベルクソン、吉本均らの哲学・教授学から従来の特別支援教育を超える授業づくりの原理を導き出す。
  • 内容紹介

    ドゥルーズ、ベルクソン、吉本均らの哲学・教授学から従来の特別支援教育を超える原理を導き出し、学習困難児が主体的に深く学ぶことのできる授業づくりの実践を切り拓く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    新井 英靖(アライ ヒデヤス)
    茨城大学教育学部教授

特別支援教育のアクティブ・ラーニングとカリキュラム開発に関する実践研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:福村出版
著者名:新井 英靖(編著)
発行年月日:2022/02/28
ISBN-10:4571121458
ISBN-13:9784571121456
判型:A5
発売社名:福村出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:293ページ
縦:22cm
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