ときをしる―日本文化心得十二ヵ月 [単行本]

ときをしる―日本文化心得十二ヵ月 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  日本人の精神性と日本文化の本質を理解するために、日本文化の元にある「時間への意識」を見つめる。時間＝季節の「目に見えないもの」。空間＝室礼の「目に見えるもの」。本書は、十二ヵ月の「和名の起源」「暦」「ことがら」「ことのは」「和歌」を掲載、「茶趣」「懐石」「菓子」「文様」「禅語」「和花」と、その月を理解し楽しむためのキーワードで構成されています。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  日本文化の座標
  時間“見えざる時間”の読み解き方
  空間“見える空間”の読み解き方
  二十四節気
  七十二候・雑節
  一月・睦月
  二月・如月
  三月・弥生
  四月・卯月
  五月・皐月〔ほか〕

• 内容紹介

  季節＝時間の「目に見えないもの」と、それが反映された生活空間のなかの事柄、行事、室礼といった「目に見えるもの」とが織り成す「歳時記」を、日常のなかのカタチとして表現し、生活文化としての項目を知ることにより、日本文化への理解を深めていただく一助となることを目指したのが本書です。
  
  各月ごとに「和名の起源」「暦」「二十四節気」「七十二候」「節供」「行事」を掲載し、「茶趣」「懐石」「菓子」「花」「文様」とその月を理解し楽しめるための、事柄をキーワードで示しました。
  また、著者が設えた室礼を、季節の移ろいを楽しむための参考となるよう三年がかりで撮影し、紹介しました。現代の空間でも季節を表現していただくヒントとなるよう「現代室礼」のページを設けました。
  さらに、一年を通じて用いることのできる「ときしらず」の「掛軸」や着物の「帯」を紹介。日本文化の基本、茶の湯を知らずとも理解できるよう、全編にわたって洗練され、情趣あふれる写真を中心に構成し、日本的空間を訪れる折々に開いていただく座右の本を目指しました。ページをめくるだけでも充実したひとときが過ごせる一冊です。

• 著者について

  川邊りえこ (カワベリエコ)
  日本雅藝倶楽部代表・雅藝日本文化協会理事長・にっぽんや工房代表・玉川大学客員教授・美術家
  「日本の美の本質は総体にある」を元に1995年「日本雅藝倶楽部」を設立。日本文化の感性を磨き自己表現を伝えるメンバー制のお稽古場を東京、京都で主宰。1998年日本の素材を現代に生かす「にっぽんや工房」を開催。2004年「雅藝日本文化交流基金」を立ち上げ、世界の異民族の子どもたちに書を伝え、文房具や図書を届けるボランティア活動を続けている。また日本古来の伝統や美意識、神職としての精神性を基に自身の制作活動「KOTOTAMA」「壁書」「八百万神様魂振巡礼」「空間作品」を展開する。2018年「一般社団法人雅藝日本文化協会」設立、日本文化の精神論の英語書籍をシリーズで出版する活動に取り組む。昭和女子大学日本文学科卒業。著書に『雅藝草子』、『ことたまのかたち』、『熨斗袋　選ぶ 書く 伝わる』（以上、工作舎）、近刊に『Visible Invisible』（作品集。万来舎）がある。

ときをしる―日本文化心得十二ヵ月 [単行本] の商品スペック