哲学的思惟と詩的思惟のインターフェイス-フィヒテvsヘルダーリン、ノヴァーリス、Fr.シュレーゲル [単行本]
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哲学的思惟と詩的思惟のインターフェイス-フィヒテvsヘルダーリン、ノヴァーリス、Fr.シュレーゲル [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/02/21
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哲学的思惟と詩的思惟のインターフェイス-フィヒテvsヘルダーリン、ノヴァーリス、Fr.シュレーゲル の 商品概要

  • 目次

    第一章 Fr. シラーの美学思想の展開
    第一節 イェーナ以前――もう一人の「逃亡者」
    第二節 歴史学の員外教授、Fr. シラー
     1.イェーナの教授への途
    2.伝説の就任講義演説
     第三節 カント美学思想の批判的検討
    第四節 「現象における自由」としての美――「カリアス書簡」――
      1.美に関する四つの立場
     2.美の「根拠」――「現象における自由」
      3.美の「表象の根拠」――「技術性における自然」
    第五節 人間の行為における「徳」と「美」の連関解明 ――「優美と尊厳」――
      1.「優美と尊厳」の輪郭
      2.「優美」の所在
      3.「尊厳」と「優美」

    第二章 「人間の美的教育」の理念
     第一節 『ホーレン』創刊前後
     第二節 「人間の美的教育についての書簡」
      1.「分裂」の調和的統一のオルガノンとしての「美」と「芸術」
      2.「素材衝動」と「形式衝動」
      3.「遊戯衝動」と「美的状態」
      4.「美的自由」と「道徳的自由」
     第三節 ポエジーと哲学の融合――「美的書簡」の影響

    第三章 イェーナにおけるヘルダーリンによる「知識学」との批判的対決
     第一節 「暴君」としての「哲学」との格闘
    第二節 「絶対的自我」への批判から「衝動」-「努力」概念の吸収へ
      1.「絶対的自我」は無である――ヘーゲル宛書簡(一七九五年一月)――
    2.無制限な衝動とその制限の必然性――弟宛書簡(一七九五年四月)――
     3.二つの衝動の対立を宥和する「愛(エロース)」――「ヒュペーリオン」韻文稿、散文草案――
     第三節 「判断と存在」の問題圏
      1.「原=分割」としての「判断」
      2.「原=分割」の「前提」としての「存在そのもの」
     第四節 「美として」現存する「存在」
      1.「至福の一体性」と「無限の平安」を可能にする「存在」
      2.「美的直観」としての「知的直観」、あるいはヘルダーリンとシェリング

    第四章 フランクフルトでの合一哲学の展開
     第一節 「生のより無限な連関」の精神的把握――断片「宗教について」――
    第二節 「美の本質」としての「自ら自身のうちに区別を含む一者」
     第三節 シンクレーアの遺稿「哲学的論議」における合一哲学の展開とフィヒテ批判
      1.ヘルダーリンとシンクレーアの親密な交友関係
      2.「美的観点」における、「存在」=「一体性」と「定在」=「分離」との媒介の企て
      3.草稿「哲学的論議」におけるフィヒテ批判とフィヒテ理解の深化
     第四節 ツヴィリンクの遺稿「全について」における「相関関係」の存在論
    第五節 フランクフルト-ホンブルグ・サークルのヘーゲルに対する影響
     1.「愛」による「生の合一」、「神的なもの」、「存在」
    2.ツヴィリンクの「相関関係の存在論」とヘルダーリンの詩論のヘーゲルへの影響

    第五章 ホンブルク時代の哲学的詩論――「調和的な対置関係」論――
     第一節 「消滅における生成」草案での歴史的移行の思弁的、存在論的解釈
      1.「没落」の「瞬間」における「あらゆる世界の世界」の出現
      2.「観念的解体」における超越論的「想起」
      3.「神話状態」における「悲劇的合一」
     第二節 「詩的精神の振る舞い方について」草稿での「調和的な対置関係」
      1.問題機制の輪郭
      2.「詩的精神」の展開プロセスの三つの位相
      3.「精神」と「生」の相互浸透による「調和的な対置関係」
      4.「無限の統一」
       5.「詩的自我」と「哲学的自我」
      6.「超越論的」感覚としての「美しく、神聖で、神的な感覚」における諸契機の「同時的存在」
     第三節 言語の「予感」としての認識と認識の「想起」としての言語
    第四節「双曲線的方法」の意義
      1.「双曲線」の含意と構図
     2.ケプラーからの刺激

    第六章 ノヴァーリスの「フィヒテ―研究」
     第一節 ノヴァーリスとフィヒテ
     第二節 「フィヒテ研究」第一手稿群の問題圏(1)――「絶対的なもの」の描出不可能性――
      1.「同一なるもの」の描出不可能性
      2.「意識」の構造と「記号の理論」
      3.「反省」の働きによる「像」形成
     第三節『全知識学の基礎』での「感情」論の概要
      1.「遠心的方向」と「求心的方向」の区分
      2.「努力」と「反省」
      3.「強制の感情」と「力の感情」、そして「自己感情」
     4.「意識の原理」としての「自己感情」の意義
     5.ヤコービへの応答
     第四節 「フィヒテ‐研究」第一手稿群の問題圏(2)――「感情」と「反省」――
      1.「絶対的自我」の原受動態としての「感情」
      2.「知的直観」と「根源的働き」、あるいは「感情I」と「反省I」
      3.「感情II」と「反省II」の交互限定
     第五節 第三手稿群の問題圏――ZustandとGegenstandとの重層的媒介の企て――
      1.「圏域」としての<対立(Gegensatz)>と <対象(Gegenstand)>
      2.四肢構造に基づく二様の往還運動による<状態>と<対象>の相互媒介

    第七章 ノヴァーリスのフライベルク時代の諸断章
     第一節 「人間の創生論」としての「より高次の知識学」――「ロゴス論的断章」――
     第二節 「超越論的ポエジー」と「世界のロマン化」――「詩論的断章」――
     第三節 「魔術的観念論」――「テプリッツ断章」――
     第四節 「百科全書学」の構想――「一般草稿」――
     1.百科全書プロジェクトの諸源泉
      2.「宇宙の万物の交互代理的表示論」
      3.プロティノスとフィヒテ

    第八章 ギリシャ文芸史研究の射程と狙い――ドレスデンのFr. シュレーゲル
     第一節 「自然的形成活動」と「人為的形成活動」
     1.生の調和的統体とその分裂態
     2.「自然的形成活動」の「円環行程」と「人為的形成活動」の「直線行程」
     3.古代史と近代史
     第二節 古代ギリシャの文芸の特質と近代の文芸の特質
    1.「関心を惹くもの」の優位
    2.「美的革命」の要請
     第三節 フィヒテの「信奉者」、ドレスデンのシュレーゲル
     第四節 民主主義的共和制論
      1.カントの「共和制」概念批判
      2.フィヒテに依拠した、「共和的体制」の演繹

    第九章 「根源学」と融合的、進展的哲学の構想――イェーナのFr. シュレーゲル
     第一節 「交互立証」の着想――ヤコービの『ヴォルデマール』書評――
     第二節 「根源学」の構想
     第三節 神秘主義、懐疑主義、折衷主義の相互止揚、あるいは「知識学」の批判的拡張
      1.哲学的思惟の「三つの亜種」の相関関係
     2.「神秘主義」の優位性と欠陥
     3. 融合的、進展的哲学の構想
      4.「進展的形成」の理念

    第一〇章「文献学の哲学」構想による「知識学」の補完――ベルリンのFr.シュレーゲル
     第一節 「文献学の哲学」
      1.「文献学」の「目的」、あるいは「歴史」と「哲学」の統合
      2.文献学の射程の拡張
      3.「文法」-「批判」-「解釈」――「文献学」の構成諸部門の融合
      4.文献学の「循環的方法」と「エンチュクロペディ」
     第二節 拡張され深化したフィヒテ批判
      1.「カントの二乗」としてのフィヒテ
      2.「体系」と「歴史」、あるいは「演繹」と「循環」
      3.「学(Wissennschaft)」と「技法(Kunst)」の統合としての「形成理論(Bildungslehre)」

    第一一章 「ポエジー」と「哲学」の統合、あるいは「実在論」と「観念論」の総合――第二次イェーナ期のFr.シュレーゲル
     第一節 ポエジーと哲学の統合としての「宗教」――「イデーン断章」――
      1.「形成活動」全般における「宗教」の位置
      2.『宗教講話』への「対案」としての「イデーン断章」
     第二節 「新しい神話」の構想――「ポエジーについての対話」――
      1.「中心点の欠如」
      2.シェリングの「思弁的自然学」とシュレーゲルの課題
     第三節 三つの「新しい神話」論の射程
      1.「体系プログラム」の「理性の神話」論
       2.「矛盾」と「カオス」を含みながら無限に進展するシュレーゲルの「新しい神話」論
       3.「個」と「類」、「自然」と「歴史」の絶対的統一を要請するシェリングの「真の神話」論
    第四節 「超越論哲学」講義
      1.大荒れの「公開討論」
      2.「講義」を巡る周辺事情
       3.「超越論哲学」の全体構成
      4.スピノザの体系とフィヒテの体系の統合の要としての「実在性」概念
  • 内容紹介

    詩人たちは、「哲学」に対する「ポエジー」の優位をいかに哲学的に根拠づけたか。「哲学的精神」に対抗する「詩的精神」の展開

    「知識学」(「哲学的自我」への対案――「調和的な対置関係(詩的自我)」(ヘルダーリン」
    「知識学」の試作論への応用――「超越論的ポエジー」(ノヴァーリス)
    「学理―論」としての「知識学」の補完的拡張――「エンチュクロペディ」(シュレーゲル)
  • 著者について

    田端 信廣 (タバタノブヒロ)
    同志社大学名誉教授

哲学的思惟と詩的思惟のインターフェイス-フィヒテvsヘルダーリン、ノヴァーリス、Fr.シュレーゲル の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房
著者名:田端 信廣(著)
発行年月日:2022/02
ISBN-10:4771035806
ISBN-13:9784771035805
判型:B5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:356ページ ※335,21P
縦:23cm
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