マルセイユ・ユーロメディテラネ―文化化と享楽の衰退港湾都市再生 [単行本]

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マルセイユ・ユーロメディテラネ―文化化と享楽の衰退港湾都市再生 [単行本]
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マルセイユ・ユーロメディテラネ―文化化と享楽の衰退港湾都市再生 [単行本]

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出版社:美学出版
販売開始日: 2022/02/14
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マルセイユ・ユーロメディテラネ―文化化と享楽の衰退港湾都市再生 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フランス地中海側の筆頭港湾都市・マルセイユ。バルセロナやジェノヴァに遅れを取り荒廃顕著であったこの都市に、国家が能吏を送り込み、立案したのがユーロメディテラネ構想である。それはディズニーポートやマックウォーターフロントと呼ばれた北米型の港湾再生や、ロンドン・ドックランド型の新都心形成を目指さず、主軸としたのは文化である。ビルバオを追ってハイ・カルチャーに背伸びせず、大道芸やラグビー、はたまたスケボーすらも含む海洋都市らしいバザール文化が花開く。マルセイユは、都市計画の文化化や享楽の活用により、雇用改善、観光開発、地方創生、広域連携、そして何より社会的包摂にチャレンジするのだ。南仏らしく緩く、ワイルドで、楽天的な街づくりに挑んだ4半世紀の物語。
  • 目次

    【目次】
    第1編 リュック・ベッソン、ジネディーヌ・ジダン、ユーロメディテラネ
     第1章 序 
        TAXi、醜学、都市計画の文化化
     第2章 マルセイユの地政学
         マルセイユっ子という国籍、10億人の商都、都市デザイン・ニュー・ディール
     第3章 フランスの都市整備システムとマルセイユ
         スラム・クリアランス、都心の審美化、プロジェクト都市計画

    第2編 唯我独尊の時代
     第4章 戦前から戦災復興まで
         南高北低都市、ナチスの蛮行、海からの切断
     第5章 ガストン・デフェールと開発市政
         文化の不在、海との分断、独り負け
     第6章 エドモンド・シャルル=ルーと市政の文化化
         ヘッド・ハンティング、EHESS、ヒップ・ホップ

    第3編 ライヴァルとユーロメッド構想
     第7章 文化的社会基盤とナレッジ・シティの時代
         マックウォーターフロント、グッゲンハイム症候群、官官パートナーシップ
     第8章 ロベール・ヴィグルーと文治政治
         都市計画の失敗、社会的包摂、マルセイユ・モード
     第9章 マルセイユの未来は地中海からやって来る
         地中海の弧、マルセイユっ子の首相、国家の復権

    第4編 廃屋の文化(化)史
     第10章 「共に」の都市計画
         厚味のある海岸線、観客のための住宅、暗黒史の活用
     第11章 トンネルと空き倉庫という原点
         土木コンヴァージョン、長期的資本主義、人材のミキサー
     第12章 荒くれ者どものフリッシュ・ラ・ベル・ドゥ・メ
         煙草、屠殺、ジャン・ヌーヴェル

    第5編 イルカとマルセイユ病
     第13章 ジャン=クロード・ゴダンと海への視線の欠如
         リヴェンジ都市計画、世界水会議、寛容性の崩壊
     第14章 イルカの泳ぐ廃屋街
         テラス、サイロ、日傘
     第15章 超高層と環境都市による没個性化
         成金都市、Low cost, easy tech、工作街区

    第6編 ダイナマイトとジェントリフィケーション
     第16章 アゴラとダイナマイト
         アクロポリス、爆破ショー、社会参画自転車
     第17章 リノヴェーション賛成、しかし私たち抜きではなく
         戦略的荒廃、都心をみんなに、環境という逃げ道
     第18章 極めつきの下町の再生
         マルセイユのモンマルトル、国歌の街づくり、高級ホテル

    第7編 国家と文化への跳躍
     第19章 欧州地中海文明博物館(MUCEM)とマルセイユの名望
         学術的覇権、空中散歩、ランドスケープ要塞
     第20章 崖っぷち都市の欧州文化首都
         衰退という強味、ずっとアイオリ、愛着から誇りへ
     第21章 クルーズ船誘致と衰退都心港湾という遺産
         船舶修理業、陸海空連携、観光のハブ

    第8編 人生をもっと美しく
     第22章 子をかすがいとした文化の開放
         スケボー、大テーブル、包摂の創造都市論
     第23章 スポーツと文化を接着剤とした広域協働
         世界選手権、欧州文化首都、都市間協争
     第24章 結論
         風土主義、バザール文化都市、享楽の広域協働、しかし『人生をもっと美しく』
  • 出版社からのコメント

    衰退こそ絶好のチャンス!文化と享楽の都市計画で、雇用改善、観光開発、地方創生、広域連携、社会的包摂にチャレンジした軌跡。
  • 内容紹介

    衰退こそ絶好のチャンス!
    パリに次ぐ雄都でありながら暗黒都市と呼ばれた、
    マルセイユで立ち上がった国家的都市再生プロジェクト・
    欧州地中海覇権都市建設構想。
    何をやってもダメな崖っぷち都市を救ったのは、
    ヒップ・ホップ 、サッカー、フェスティヴァルといった文化と享楽の都市計画だった。
    都市間競争に疲れたパリやロンドンが逆説的に注目する、 4半世紀の街づくり。

    ***

    地中海らしいバザール文化都市へーー
    フランス地中海側の筆頭港湾都市・マルセイユ。バルセロナやジェノヴァに遅れを取り荒廃顕著であったこの都市に、国家が能吏を送り込み、立案したのがユーロメディテラネ構想である。それはディズニーポートやマックウォーターフロントと呼ばれた北米型の港湾再生や、ロンドン・ドックランド型の新都心形成を目指さず、主軸としたのは文化である。ビルバオを追ってハイ・カルチャーに背伸びせず、大道芸やラクビー、はたまたスケボーすらも含む海洋都市らしいバザール文化が花開く。マルセイユは、都市計画の文化化や享楽の活用により、雇用改善、観光開発、地方創生、広域連携、そして何より社会的包摂にチャレンジするのだ。南仏らしく緩く、ワイルドで、楽天的な街づくりに挑んだ4半世紀の物語。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鳥海 基樹(トリウミ モトキ)
    東京都立大学建築学科教授。1969年生まれ。2001年フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)博士課程修了。Docteur(´etudes urbaines)
  • 著者について

    鳥海 基樹 (トリウミ モトキ)
    鳥海 基樹(とりうみ・もとき)
    東京都立大学建築学科教授。1969年生まれ。2001年フランス国立社会科学高等研究院(EHESS)博士課程修了。
    Docteur (études urbaines)。
    近著に『ワインスケープ――味覚を超える価値の創造』(水曜社・2018年/2020年日本建築学会著作賞)、訳書にオギュスタン・ベルク『理想の住まい――隠遁から殺風景へ』(京都大学学術出版会・2017年)がある。

マルセイユ・ユーロメディテラネ―文化化と享楽の衰退港湾都市再生 の商品スペック

商品仕様
出版社名:美学出版
著者名:鳥海 基樹(著)
発行年月日:2022/02/14
ISBN-10:4902078716
ISBN-13:9784902078718
判型:A5
発売社名:美学出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会科学総記
言語:日本語
ページ数:474ページ ※419,55P
縦:21cm
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