台湾原住民族研究の足跡―近代日本人類学史の一側面 [単行本]

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台湾原住民族研究の足跡―近代日本人類学史の一側面 [単行本]

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出版社:風響社
販売開始日: 2022/02/20
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台湾原住民族研究の足跡―近代日本人類学史の一側面 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    先駆者・伊能嘉矩、踏査の鬼・森丑之助、人類学の巨人・馬淵東一らが繋いだ研究の松明、それは同時に、日本人類学の骨格にも至る、濃密な現地/人との交流でもあった。本書は、その後を繋いできた著者による研究の「集大成」であり、「温故知新」すなわち研究史の総括・初学者への入門書でもある。
  • 目次

     序

    ●第一部 総論

     第一章 台湾原住民族研究小史──文化人類学を中心に
        一 清国時代までの記録(─一八九五年)
        二 日本統治時代(一八九五─一九四五年)
        三 第二次世界大戦後(一九四五年―)

    ●第二部 先駆者 伊能嘉矩

     第二章 伊能嘉矩とその時代──初期研究史への測鉛
        一 序──伊能嘉矩への関心と無関心
        二 人類学を学ぶ
        三 在台十余年
        四 山地および東部の原住民族調査について
        五 原住民族研究の業績について
        六 文化人類学の源流

     第三章 台湾原住民族を俯瞰する──伊能嘉矩の集団分類をめぐって
        一 台湾全島調査
        二 『台湾蕃人事情』と「種族」の分類
        三 原住民族を俯瞰する
        四 「熟蕃」・「生蕃」と平埔族
        五 その他の問題
        六 鳥居龍蔵の原住民族分類
        結 語

     第四章 伊能嘉矩の原住民族分類における諸種の資料源
        一 清国時代の漢語文献
        二 ジョージ・テイラーの分類
        三 二人の日本人研究者による東部原住民族の分類
        結 語

    ●第三部 森丑之助――忘れられた研究家

     第五章 森丑之助と台湾原住民族の分類
        一 森丑之助の原住民族研究
        二 種族の分類、種族内部の分類
        三 問題点
        結 語

     第六章 師・友人・訪問者たち──森丑之助の研究を支えた人びと
        一 森丑之助を学術探検に導いた台湾研究の先駆者たち
        二 台湾における交友関係
        三 訪問者その他

     第七章 佐藤春夫が描いた森丑之助
        一 大正九年夏、台北
        二 佐藤春夫の台湾旅行
        三 「霧社」に描かれた森丑之助
        四 「魔鳥」その他
        五 その後の消息

    ●第四部 『台湾高砂族系統所属の研究』を読む

     第八章 名著『台湾高砂族系統所属の研究』をどう読むか(前篇)
        一 小さな研究室
        二 実地調査(一九三○―三二年、昭和五―七年)
        三 執筆の分担について
        四 続いた「嘱託人類学」

     第九章 名著『台湾高砂族系統所属の研究』をどう読むか(後篇)
        一 刊行以後
        二 資料としての系譜と口碑
        三 移動の跡を探る
        四 「高砂族の移動および分布」
        結 語

     第十章 馬淵東一とエスノヒストリーの研究
        一 原住民族の調査に没頭した一九三○年代
        二 『系統所属の研究』にどれだけ貢献したのか
        三 社会人類学へ
        四 「高砂族の移動および分布」について
        五 原住民族の分類
        結 語

    ●第五部 ルカイ(魯凱族)研究史─南部山地住民の分類をめぐって

     第十一章 幻の〈ツァリセン族〉
        一 「私たちはどの〈族〉なのか」
        二 伊能嘉矩と「ツァリセン族」
        三 「パイワン族」に含められて

     第十二章 〈ルカイ族〉の誕生以後
        一 台北帝国大学が創設されて
        二 『台湾高砂族系統所属の研究』とルカイ(魯凱族)
        三 鹿野忠雄の分類
        四 第二次世界大戦後の研究
        結 語

     謝辞

     参照文献/図表一覧/索引
  • 出版社からのコメント

    伊能嘉矩、森丑之助、馬淵東一らが繋いだ研究の松明、それはまた日本人類学の骨格にも至る濃密な現地/人との交流でもあった。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    笠原 政治(カサハラ マサハル)
    1948年、静岡県生まれ。東京都立大学大学院博士課程単位取得退学。専攻は文化人類学。現在、横浜国立大学名誉教授

台湾原住民族研究の足跡―近代日本人類学史の一側面 の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:笠原 政治(著)
発行年月日:2022/02/10
ISBN-10:4894893061
ISBN-13:9784894893061
判型:A5
対象:教養
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:342ページ
縦:22cm
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