頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論 [単行本]
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頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論 [単行本]
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出版社:笠間書院
販売開始日: 2022/04/01
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頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近世後期の文人たちが煎茶をいかに嗜んでいたのか、あるいは煎茶を介してどのような交遊を行っていたのか、その様子を山陽の作品分析をもとに描き出す。
  • 目次

    【目 次】
    はしがき
    序章
    一 頼山陽の生涯と事業
    二 煎茶文化の歴史
    三 先行研究について
    四 本書の構成
    第一章 歴史のなかの茶の湯
    一 上田秋成における茶の湯と煎茶
    二 山陽による批判
    三 「煎茶歌」について
    四 耽溺と驕奢
    第二章 物外に心を游ばせる
    一 小野桐陰と「桐陰茶寮記」の成立について
    二 「桐陰茶寮記」の内容
    三 山陽のなかの売茶翁
    第三章 声を聴き、声を詠む
    一 詩材としての声
    二 「茶声」について
    三 さまざまに表現される「茶声」
    第四章 友とともに、酒とともに
    一 文政一年の九州遊歴
    二 その後の交遊において
    第五章 風景のなかの歴史
    一 煎茶室としての「山紫水明処」
    二 山陽の風景観
    補論一 煎茶は自ら娯しむもの -- 田能村竹田と青木木米の煎茶観について
    一 己れの為にすることと養生
    二 「自娯」としての煎茶⑴
    三 「自娯」としての煎茶⑵
    四 煎茶の法と煎茶具について
    補論二 胸中の「磊磈」を写す --山陽の山水画観再考
    一 山陽の山水画とその特徴
    二 粉本としての「磊磈」
    三 画業の意味
    終章
    参考文献
    巻末資料
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    江戸時代の文人、頼山陽の愛した煎茶がいかなるものであったのかを、漢詩文や書画、建築といった芸術作品の分析を通じて解き明かす。
  • 内容紹介

    江戸時代後期を代表する文人・頼山陽。
    『日本外史』の著者というイメージが強いが、「煎茶」を楽しむ風雅の心も持ち合わせていた。
    山陽の愛した煎茶がいかなるものであったのかを、漢詩文や書画、建築といった芸術作品の分析を通じて解き明かす。

    煎茶と言えば、江戸時代後期の文人たちにとって欠かすことのできない趣味。
    本書ではそんな煎茶文化にスポットライトを当て、山陽だけでなく上田秋成や田能村竹田なども取り上げながら、文人たちの煎茶の楽しみ方を紹介する。

    せわしない日常のなかに暇を見つけて、煎茶を淹れ、親しい者とともに喫する。
    そのような失われつつある喫茶の素朴な楽しみを、山陽まで遡ることで見つめ直すことのできる一冊だ。


    【目 次】
    はしがき
    序章
    一 頼山陽の生涯と事業
    二 煎茶文化の歴史
    三 先行研究について
    四 本書の構成
    第一章 歴史のなかの茶の湯
    一 上田秋成における茶の湯と煎茶
    二 山陽による批判
    三 「煎茶歌」について
    四 耽溺と驕奢
    第二章 物外に心を游ばせる
    一 小野桐陰と「桐陰茶寮記」の成立について
    二 「桐陰茶寮記」の内容
    三 山陽のなかの売茶翁
    第三章 声を聴き、声を詠む
    一 詩材としての声
    二 「茶声」について
    三 さまざまに表現される「茶声」
    第四章 友とともに、酒とともに
    一 文政一年の九州遊歴
    二 その後の交遊において
    第五章 風景のなかの歴史
    一 煎茶室としての「山紫水明処」
    二 山陽の風景観
    補論一 煎茶は自ら娯しむもの -- 田能村竹田と青木木米の煎茶観について
    一 己れの為にすることと養生
    二 「自娯」としての煎茶⑴
    三 「自娯」としての煎茶⑵
    四 煎茶の法と煎茶具について
    補論二 胸中の「磊磈」を写す --山陽の山水画観再考
    一 山陽の山水画とその特徴
    二 粉本としての「磊磈」
    三 画業の意味
    終章
    参考文献
    巻末資料
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    島村 幸忠(シマムラ ユキタダ)
    煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は美学および日本文化論。現在、早稲田大学、京都芸術大学、岡山大学、桜美林大学非常勤講師
  • 著者について

    島村 幸忠 (シマムラ ユキタダ)
    【著者】
    島村幸忠(しまむら ゆきただ)
    煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は美学および日本文化論。共訳書に『ライフ・オブ・ラインズ』(ティム・インゴルド著、フィルムアート社、2018年)がある。現在、早稲田大学、京都芸術大学、岡山大学、桜美林大学非常勤講師。

頼山陽と煎茶―近世後期の文人の趣味とその精神性に関する試論 の商品スペック

商品仕様
出版社名:笠間書院
著者名:島村 幸忠(著)
発行年月日:2022/03/25
ISBN-10:4305709589
ISBN-13:9784305709585
判型:A5
発売社名:笠間書院
対象:一般
発行形態:単行本
内容:諸芸・娯楽
言語:日本語
ページ数:202ページ
縦:22cm
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