女性と子どもの健康が未来を拓く-ケイパビリティ・アプローチ [単行本]
    • 女性と子どもの健康が未来を拓く-ケイパビリティ・アプローチ [単行本]

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女性と子どもの健康が未来を拓く-ケイパビリティ・アプローチ [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/03/09
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女性と子どもの健康が未来を拓く-ケイパビリティ・アプローチ の 商品概要

  • 目次

    本書について
    まえがき
    ―ひとがひとであるために―

    序章 人間開発の進展

    第1章 ケイパビリティ・アプローチ
     1-1 ケイパビリティ・アプローチとは
     1-2 ケイパビリティ・アプローチと開発研究
     1-3 ケイパビリティ・アプローチは見え難くされている人々を顕在化する

    第2章 プライマリ・ヘルスケアとケイパビリティ・アプローチ
     2-1 プライマリ・ヘルスケアとwell-beings
      1)健康は社会的目標であり,公平性が不可欠である
     2-2 ヘルスプロモーションとwell-beings
      1)健康は人の福祉(well-beings)まで影響をおよぼす
      2)人を社会的存在として捉える
      3)健康の維持促進には福祉的環境が必要である
     2-3 アルマ・アタ宣言以降

    第3章 21世紀の人間開発の課題
        ―世界の健康格差―
     3-1 子どもの健康は誕生の地に始まる
     3-2 国内間格差を縮める公政策
     3-3 人間の基本的能力
      1)健康とは
      2)世界の人口動態と地域特性
      3)女性と子どもの重層的健康課題
     Column1:インド・農村の思春期の女性たち
     Column2:モロッコの母親学級-ジェンダー文化と政策の実効性-
     Column3:世界の子育て,あれこれ
     3-4 いのちと教育格差
     3-5 保健基盤の遅れ
         ―アクセス・人材・設備―
     3-6 政治的・経済的不平等
     3-7 民族・歴史・社会的要因
     3-8 公共財としての自然・環境
     3-9 疫学的・生物学的要因としての感染症
      1)感染症の脅威
      2)注目され難い感染症
     Column4:住民にどう伝え,支える力をつけるか
          ―医療職者の経験から―
     3-10 長命の流れと高齢者の貧困

    第4章 国際協力の現場から
     4-1 「いのち」と向き合う
      1)青年海外協力隊看護の現場から
      2)紛争の中のいのち
     4-2 不安ではなく生きる希望を
         ―「いのちの対話」から―
      1)いのちを護る,生活を護る
      2)怒りと悲しみの先に
     4-3 自由を拡げるうえでの困難性

    第5章 自由の概念再考
     5-1 広義の自由
     5-2 権利・民主主義・人権・ケイパビリティ
     5-3 民主主義的優先性と基本的権利
     5-4 市民的自由・福祉的自由・政治的自由
     5-5 選択・責任・援助

    第6章 人間開発の光と影
        ―スリランカ―
     6-1 政治・経済状況
     6-2 外交政策
     6-3 教育と医療
     6-4 労働事情と女性の労働参加率
     6-5 女性の海外労働
     6-6 少数民族・カーストに関する政策
     6-7 高齢者の状況
     6-8 COVID-19対策 2021
         ―困窮者はさらに困窮に―
     6-9 国内の地域格差
         ―都市・農村・農園―
     6-10 農園地域の人々の機能とケイパビリティ
      1)農園セクターと移民史
      2)農園セクターにおけるケイパビリティ・アプローチの意義
      3)女性と子どものケイパビリティ
      4)ケイパビリティ・アプローチの分析視角

    第7章 スリランカの農園地域の働く母と子どもの自由
     7-1 母と子どもの自由とケイパビリティ
      1)母がどんな状態で何ができているか
        ―2018年調査―
     Column5:子どもの脅威;早産
      2)母の1日のスケジュール
      3)母の過重労働がおよぼす健康への影響
      4)人のさまざまな能力が関わる母子の低栄養
      5)職業的アイデンティティ・外部との交流
     7-2 母の授乳スケジュール
         ―2020年調査―
     7-3 母の家計コントロール力と権原
         ―2020年調査―

    第8章 子どもの心身の発達と自由
     8-1 子どもの身体の発達
         ―2019年調査―
     8-2 子どもの歯の健康
         ―2019年調査―
     8-3 子どもの身体・精神の発達
         ―2020年調査―
      1)保育環境と保育プログラム
      2)保育,人材・教材,インフラ
     Column6:NGO“PREDOs報告書”より(一部)2011

    第9章 小学生・中学生前期の子どもの発達と自由
     9-1 小学生・中学生前期の子どもの健康
         ―2016年調査―
      1)半数が低身長・低体重
      2)学校の設備・衛生環境
      3)将来なりたい職業
     9-2 政策と学校・地域コミュニティの連携

    第10章 農園地域の母と子どものケイパビリティの拡大を目指して
     10-1 母と子どもが人生の豊かさを育むために
      1)母子の健康生活に不可欠なケイパビリティ
      2)労働者の権利と経済的・社会的アクセスに関するケイパビリティ
      3)政治・社会参加や,変化を生み出す能力に関するケイパビリティ
      4)家族・地域が関わるヘルスプロモーションに関するケイパビリティ:母子の健康~家族の健康~地域の健康へ
      5)女性が多様な生き方を選択でき,生活の豊かさを拡げるためのケイパビリティ
      6)職業に対する尊厳と誇りの意識に関するケイパビリティ
      7)民族的・社会的差別の撤廃と文化的多様性の承認に関するケイパビリティ
     10-2 1人ひとりの子どもが年齢に合った成長を遂げるために
      1)子どもの生命の保護と発達に不可欠な基本的ケイパビリティ
     2)家族,コミュニティでの育児の支援環境に関するケイパビリティ

    第11章 母と子どものケイパビリティの拡大の可能性と実効性
     11-1 実現しつつあるが,さらに必要な機能
         ―教育・医療―
     11-2 実現し難いが,優先されるべき機能
         ―母のセルフケア能力―
     11-3 未充足だが,実現可能な機能
         ―生活水準・住宅・インフラ―
     11-4 見え難くされているが,重要な機能
         ―母のwell-beingsを実現するために―
     11-5 実現に時間を要する機能
         ―歴史的課題と価値ある人生の選択真の自由を得るために―

    第12 章農園移民の家族史と健康生活
     12-1 移民高齢者の今
         ―2020年調査―
     12-2 変わらないことへ福祉的自由を拡げる
     12-3 異なる国に生きる
         ―移民の時代を超えて―

    補 論 農園コミュニティを襲う第3の課題
        ―アルコール依存への対応/女性と子どもへの虐待の影響―

    第13章 福祉・エージェンシーとしての自由
        ―女性が自律的な変化をもたらす存在になるために―
     13-1 個人の福祉とエージェンシーの区別,相互関連性
     13-2 女性にとってのエージェンシー
     13-3 女性と仕事・エージェンシー

    終 章 女性と子どもの健康が何を生むのか,拓くのか
     1.すべてのライフステージの人々の健康に女性が果たす役割
     2.格差を超えて,ジェンダーを超えて
       ―ひとがひとであるために―

    あとがき(167)

    巻末資料
     1.紛争と女性-人間開発の停滞-
       困窮と不平等/教育の後退/女性の労働負荷
     2.女性・仕事・人間開発
       仕事と人間開発/女性の有償労働と無償労働/仕事を通じた人間開発
     3.世界の母子保健事情
       妊産婦死亡の死因・要因/妊婦健診/若年結婚・妊娠/医療人材の不足と助産師教育/妊婦への脅威:マラリア/妊婦への脅威:HIV/妊婦と子どもの栄養状況/子どもの死亡率・死因/子どもを護るデータ
     4.アフリカの人間開発の優先性
     5.多様な民族文化・子育ての普遍性

    文 献
  • 内容紹介

    ケイパビリティとは、「栄養をバランスよく充足できる、自分の考えを適切に表現できる」などのひとの諸機能を指し、人間生活の豊かさを表す概念である。また、それらを達成するための真の機会(自由)に注目し、結果が生じる過程において選択すること自体を価値ある機能とみなす。
    本書は、女性と子どもの健康問題の解決に関し、いまだ達成されていない機能について検討し、ケイパビリティ・アプローチを実践的に展開する。
  • 著者について

    磯邉 厚子 (イソベアツコ)
    聖泉大学看護学部教授

    植村 小夜子 (ウエムラサヨコ)
    佛教大学保健医療技術学部教授

    戸田 美幸 (トダミユキ)
    聖泉大学看護学部助教

    松永 早苗 (マツナガサナエ)
    神奈川県立保険福祉大学実践教育センター准教授

女性と子どもの健康が未来を拓く-ケイパビリティ・アプローチ の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房
著者名:磯邉 厚子(著)
発行年月日:2022/03
ISBN-10:4771035709
ISBN-13:9784771035706
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:203ページ
縦:22cm
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