言語機能系の再学習プロセスに向かって―失語症のリハビリテーションのために [単行本]
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言語機能系の再学習プロセスに向かって―失語症のリハビリテーションのために [単行本]

稲川 良(編・著)安田 真章(編・著)佐藤 公治(共著)木川田 雅子(共著)湯浅 美琴(共著)
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出版社:協同医書出版社
販売開始日: 2022/03/18
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言語機能系の再学習プロセスに向かって―失語症のリハビリテーションのために の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    人間が言語を使う能力を「神経科学」と「行為の意味論」という2つの要素の関わり合い、すなわち「言語行為」としてとらえるという観点から、本書ではまずその言語行為についての理論的な整理を行い(第1章)、続いて言語行為の神経機構(第2章)、言語行為の意味論(第3章)、そして最後にそのリハビリテーションの実践を紹介していきます(第4章)。人間のコミュニケーション能力を支えている仕組みそのものに対するリハビリテーション治療の、さらなる可能性を提言する画期的なテキストです。
  • 目次

    【第1章】言語治療の本質を理解する-言語治療という臨床の「場(トポス)」のダイナミズム 〈佐藤公治〉
    I 日常の生活のなかのことば
    II ことばによる対話的関わりと行為の生成論
    III バフチンの言語論と対話論
    IV バフチン、ことばのカテゴリーと対話関係
    V 人間の精神を複数の機能連関としてみる視点
    VI ヴィゴツキーの言語と思考について
    VII 言語学における日常言語学と言語行為論
    VIII 言語行為論から失語症のリハビリテーションを考える

    【第2章】言語機能系の神経科学の基礎-臨床のために不可欠な理解
    I 言語の神経機構 〈稲川 良〉
    II 言語と身体性の認知神経科学 〈安田真章〉
    III 言語機能系 〈稲川 良〉

    【第3章】言語行為論からみた言語機能系の働き
    I 言語機能系の役割 〈安田真章,稲川 良〉
    II 言語と行為 〈稲川 良〉
    III 言語機能系の評価 〈稲川 良,安田真章〉
    IV 言語機能系の訓練 〈稲川 良〉

    【第4章】言語機能系の再学習の臨床思考-現場の思考を伝える
    I 失語症の治療
     [症例1] 修正行為を繰り返す伝導失語症例 〈木川田雅子〉
     [症例2] 自動性と意図性の乖離に対し音韻処理に関する多感覚情報の統合および変換課題を実施した重度感覚性失語症例 〈湯浅美琴〉
     [症例3] コミュニケーションにおける相互性にアプローチした発症7年経過した重度運動性失語症例 〈湯浅美琴〉
     [症例4] 発症後9年経過した軽度失語症(残遺失語)症例における意識経験と言語記述の分析 〈稲川 良〉
     [症例5] 発症後11年経過した重度Broca失語症・発語失行(失構音)症例に対する異種感覚情報変換課題の試み 〈稲川 良〉
    II 片麻痺、失行症の治療
     [症例1] 失行症(錯行為) 〈安田真章〉
     [症例2] 左片麻痺 〈安田真章〉
     [症例3] 右片麻痺 〈安田真章〉
    III 発達障害児への支援
     [事例] 自閉スペクトラム症(ASD)児のコミュニケーションに対する介入経験 〈湯浅美琴〉
  • 内容紹介

    行為、思考を生み出す言語機能系
    失語症のリハビリテーションの評価と治療のさらなる可能性

    脳の言語処理に関わる機構は、人間の複雑な神経システムの仕組みであると同時に、人間が世界や他者と関わり、その実現手段としての行為を意味づける思考を生み出す仕組みでもあります。
    本書は、失語症に対するリハビリテーション治療をテーマに、その障害を人間の神経機構と心理・文化・社会的な文脈とを橋渡しする高度に発達した言語機能系の障害として捉え、それに対するリハビリテーションの評価方法と具体的な訓練方法の流れを紹介するものです。

    人間が言語を使う能力を神経科学と行為の意味論という2つの要素の統合的な関わり合い、すなわち「言語行為」として捉え直すという観点から、まずその言語行為についての理論的な整理を行い(第1章)、続いて言語行為の神経機構(第2章)、行為の意味論(第3章)、最後にその実践経験を紹介しています(第4章)。

    人間のコミュニケーション能力を支えている仕組みそのものに対するリハビリテーション治療の、さらなる可能性を提言する画期的なテキスト。
    言語聴覚士のみならず、運動機能障害に関わる理学療法士や作業療法士にとっても極めて有益な内容の一冊です。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    稲川 良(イナガワ リョウ)
    1983年茨城県生まれ。2005年国際医療福祉大学保健学部言語聴覚学科卒業(言語聴覚士)。2019年人間総合科学大学大学院人間総合科学研究科修士課程修了(修士・心身健康科学)。伊勢崎福島病院、いちはら病院を経て、現在、水戸メディカルカレッジ勤務。公認心理師。茨城県言語聴覚士会理事、認知神経リハビリテーション学会代議員

    安田 真章(ヤスダ マサアキ)
    1982年大阪府生まれ。2005年千葉県医療技術大学校理学療法学科卒業(理学療法士)。2016年首都大学東京(現 東京都立大学)人間健康科学研究科修了(博士・健康科学)。八尾はぁとふる病院、東京湾岸リハビリテーション病院、富家千葉病院、脳梗塞リハビリセンターを経て、現在、東京大学医科学研究所附属病院勤務。認知神経リハビリテーション学会代議員

    佐藤 公治(サトウ キミハル)
    1948年北海道生まれ。1978年北海道大学大学院教育学研究科修了(博士・教育学)。北海道教育大学、北海道大学に勤務。北海道大学名誉教授。高知医療学院客員教員。認知神経リハビリテーション学会会員

    木川田 雅子(キカワダ マサコ)
    1979年宮城県生まれ。2002年新潟リハビリテーション専門学校言語聴覚科卒業(言語聴覚士)。古川星稜病院、大崎市民病院を経て、現在、東北医科薬科大学病院リハビリテーション部勤務。認知神経リハビリテーション学会代議員

    湯浅 美琴(ユアサ ミコト)
    1981年群馬県生まれ。2014年北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻卒業(言語聴覚士)。横須賀市立うわまち病院、横浜リハビリテーションクリニック、所沢市こども支援センター、白ゆりリハケアクリニックを経て、現在、JAとりで総合医療センター勤務。公認心理師

言語機能系の再学習プロセスに向かって―失語症のリハビリテーションのために の商品スペック

商品仕様
出版社名:協同医書出版社
著者名:稲川 良(編・著)/安田 真章(編・著)/佐藤 公治(共著)/木川田 雅子(共著)/湯浅 美琴(共著)
発行年月日:2022/02/28
ISBN-10:4763930591
ISBN-13:9784763930590
判型:B5
発売社名:協同医書出版社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:207ページ
縦:24cm
横:17cm
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