ギリヤーク尼ケ崎という生き方―91歳の大道芸人 [単行本]
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ギリヤーク尼ケ崎という生き方―91歳の大道芸人 [単行本]
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ギリヤーク尼ケ崎という生き方―91歳の大道芸人 [単行本]

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販売開始日: 2022/03/17
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ギリヤーク尼ケ崎という生き方―91歳の大道芸人 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「投げ銭」に支えられて半世紀―万策尽きて38歳で路上に立ってから今日まで、唯一無二の存在感で観衆を魅了しつづける「伝説の大道芸人」の不器用でひたむきな軌跡をたどる。
  • 目次

    第1章 90代
    公園の地べたに座り、化粧をはじめた老人
    「尼ヶ崎勝美」から「ギリヤーク尼ヶ崎」へ
    「日本に生まれ、ここにいます」
    「定番エピソード」をめぐるミステリー
    「91歳という年齢が怖いですね」
    「惚れっぽかった。そこのところ、話しておくよ」 
    「もう少し真剣に楽しく、精一杯生きてみようかな」
    「でも僕、弱ってきているね」 
    新型コロナのワクチン接種「痛くない」 
    「僕なんか、一つの娯楽ですよね」 
    「過去の元気なときの場所や芸を思い出すんです」 

    第2章 誇りと後悔 
    「芸人」「夢」「念力」を語る 
    故郷で91歳初の公演に臨む 
    理想と現実、悔恨と感謝のはざまで 
    「父親のことも同じくらい思っている」 
    「数寄屋橋公園もすっかり年をとったね」 
    「門真国際映画祭」授賞式 
    2週間の入院 

    第3章 紆余曲折 
    祖母に連れられて映画館通い 
    「予科練」に憧れた軍国少年 
    旧制中学を5年で中退 
    月2万円の仕送り 
    険しかった映画俳優への道 

    第4章 追いつめられて 
    舞踊家失格 
    倒産、大火、身内の死 
    我流で「星空と自分が一つになる」呼吸法を習得 
    30歳で再上京 
    突破口を探して 
    「いろいろ考えたけど、いっさい全部ダメだった」 

    第5章 世界の街頭で 
    銀座・数寄屋橋公園で街頭デビュー 
    新宿・伊勢丹前の歩行者天国で警察に連行 
    最高の場所だった渋谷ハチ公前 
    「母さんにとっては、ちり紙も投げ銭の一部だった」 
    革命記念日のパリで踊る――初の海外公演 
    「ニューヨークは自由だった」――初の渡米 
    渡航費用をだましとられる 
    赤いサポーター誕生秘話――半月板手術 
    「僕に役者の才能はなかった」――伊丹映画に出演 
    自費ではるばるアマゾンへ 
    母・静枝さんとの別れ 
    「ギリヤーク族に似てますね」――サハリン公演 
    チャールズ・チャップリンの息吹――英国公演 
    「このころがいちばん、貯金があったのかな」――ロシア公演 

    第6章 祈りの踊り 
    血を流しながらの舞踊――阪神大震災 
    「大東亜戦争で亡くなったすべての人のために」――中国公演 
    1回の公演で78万円の投げ銭が入った 
    「寂しい目つきの人が多かった」――世紀末のドイツで 
    「祈り続ける」ということ――米国同時多発テロと東日本大震災 
    「本当は、踊りなんかできる状態じゃないの」 
    86歳にして新しいスタイルを導入 
    「『身体維持費』がものすごくかかるんですよ」 
    「最後に残る演目は何だろうか」 
  • 内容紹介

    「投げ銭」に支えられて半世紀――。
    万策尽きて38歳で路上に立ってから今日まで、
    唯一無二の存在感で観衆を魅了しつづける
    「伝説の大道芸人」の不器用でひたむきな軌跡をたどる。

    やってきたことはシンプルだ。屋外で公演をする場所を決める。
    しかし、無許可の場合が多く、警察に見つかったら踊れる保証はない。
    運よく踊れたとしても、客は通りすがりの人たちだ。
    まず、立ち止まってくれるか。さらには「投げ銭」をもらえるか……。
    その繰り返しだったが、投げ銭を糧にするのは予測不能な面が多く、
    不安定な生き方だった。なんとかここまでこられたのはなぜか。
    それは、ギリヤークさんの人となりによる部分が大きいと感じる。
    ……「知る人ぞ知る」の典型ともいえるギリヤークさんは、
    多くの人の支えがあって現在にいたっている。その人間的魅力とはなんなのか。
    この本は、「ギリヤーク尼ヶ崎という生き方」を探る旅である。
    (本書「はじめに」より)          
                                                   

    取材の終盤、私は一気に時代を70年近くくだり、ギリヤークさんの現在について話を振ってみた。
    ──ギリヤークさんは今、悩んでいることってありますか。
    「まだ、やりたいことがたくさんあるんだよね」
    ──もっと踊りたいですか。
    「踊りたいんだけどね。気力が衰えている」
    ──どういうところで感じますか。
    「90歳になってね、90歳という年齢が怖いですね。89 歳あたりだとわりとね、まだ89
    歳って余裕ではないが、『89歳か……』って感じだけど、90 歳になってゾクっとした」
    ──ゾクっとした?
    「いよいよ油断できないなって。本当の真剣勝負の世界に入ってきた。選んだ仕事を確実にものにする」
     じつに神妙な口調だった。
    (本書「第1章 90代」より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    後藤 豪(ゴトウ ツヨシ)
    1981年東京都生まれ。2005年毎日新聞社入社。青森支局、大阪社会部、東京社会部などを経て、18年10月から東京経済部。生損保や証券、IT業界などを担当し、菅義偉政権(20年9月~21年10月)の時は、デジタル庁創設への動きを追った
  • 著者について

    後藤 豪 (ゴトウ ツヨシ)
    後藤 豪(ごとう・つよし)
    1981年東京都生まれ。2005年毎日新聞社入社。青森支局、大阪社会部、東京社会部などを経て、18年10月から東京経済部。生損保や証券、IT業界などを担当し、菅義偉政権(20年9月~21年10月)の時は、デジタル庁創設への動きを追った。今回が初の単著となる。

ギリヤーク尼ケ崎という生き方―91歳の大道芸人 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:後藤 豪(著)
発行年月日:2022/03/22
ISBN-10:4794225717
ISBN-13:9784794225719
判型:B6
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:237ページ
縦:19cm
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