日独伊三国同盟の虚構―幻しの軍事経済同盟 [単行本]
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日独伊三国同盟の虚構―幻しの軍事経済同盟 [単行本]

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出版社:彩流社
販売開始日: 2022/07/22
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日独伊三国同盟の虚構―幻しの軍事経済同盟 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日独それぞれが短絡的な都合のもとに勝手な解釈を繰り返し、実質を伴わないまま成立した軍事・経済相互援助同盟はまったく無駄で、効果がなかった。ヒトラーの意を受けたリッベントロップに誘導された日本の指導者。その同盟を成立させたのは陸軍や一部外交官の独走、それに同調する軍人・官僚・政治家の無責任体制、意思疎通の不足、情報不足と情報の誤り、客観的な情勢判断の欠如から決定的な判断を誤り、戦争に導いたのは政治指導者たちなのだ。これまでの三国同盟に関する研究は、日本の史料に基づくものが多かったが、本書はドイツの公開された最新の資料を取り込んで、まったくの「幻の同盟」であった実態を明らかにするとともに、現代の情報化時代における外交問題に示唆を与える好著。
  • 目次

    プロローグ
    (「演出された日々」 /日ソ関係/松岡の場合──ドイツへの傾斜
    /僥倖頼りの発想/過去と現在  ほか)
    第一章 ナチスドイツの登場(日独防共協定への途/戦勝国と敗戦国
    /巧妙な再軍備化/赤軍との共同演習/リッベントロップ)
    第二章 日独の接近と日独防共協定(大島 ─ リッベントロップの秘密交渉
    /大島独断専行の容認 /人事配置/協定初発の事情)
    第三章 親英米派と親独派(ドイツ重視の伝統 /
    リットン調査団のドイツ人/親独派の典型・大島浩/親英米派の抵抗 ほか)
    第四章 ナチスドイツの対日工作(オイゲン・オット/秩父宮訪独
    /電報に見える日独関係 /ヒトラー参り/満州国承認 ほか)
    第五章 防共協定の強化(ドイツの用意周到/張鼓峰事件
    /山本五十六の反対論 /錯綜する論議 /五相会議での決定 ほか)
    第六章 日独関係の背景──日本側の事情(軍事技術の導入
    /統制経済への傾斜/中国大陸での経済関係/日独文化交流の進展)
    第七章 反ソから軍事経済同盟へ(日本外交の弱み/リッベントロップの電報
    /日本の曖昧、ドイツの一枚岩/追い込まれ行く日本)
    第八章 独ソ関係の実像と日本の対応(経済協力の進展
    /スターリンの老獪さ/独伊の切り札、汪兆銘承認問題 /親独政権への展望)
    第九章 太平洋戦争への道(日本の南進/独ソ決裂/松岡洋右
    /親英米派の抵抗/なしくずしの傾斜/バルバロッサ作戦の開始
    第十章 日独連携の真実(空虚な期待/「勝手読み」の横行
    /独日経済委員会/カール・ツァイスの製品輸入/画餅としての日独協力)
    補論1信州人の満州植民問題(1 はじめに/2 満州へ、満州へ!
    /3 満蒙青少年義勇軍/4 ある村長の記録/5 県政トップの考察 )
    補論2 トラウトマン工作:歴史は繰り返すのか
    ──ロシアのウクライナ侵攻(2022)と重ねて考える
  • 出版社からのコメント

    日独各々が、短絡的に勝手な解釈を繰り返し全く実質を持たず、無意味に成立した日独伊三国同盟を、独の最新資料から再検証。
  • 内容紹介

    日本の進路を誤らせた実態のない同盟の虚構を暴く!

    全くの無駄で、効果をも持ちえなかった軍事・経済相互援助同盟は、
    日独それぞれが、短絡的な都合のもとに勝手な解釈を繰り返しただけで、
    実質を伴わないまま成立したものだった。
    日本側の状況を見るなら、その同盟の成立にあたって、陸軍や一部外交官
    が独走し、それに同調する軍人・官僚・政治家を自らの無責任体制が支え維持し、
    意思疎通不足、情報不足と情報解釈の誤りが、事態を更に硬直化させること
    となった。
    当時の政治指導者達は、客観的な情勢判断の欠如から、決定的に判断を誤り、
    人民を戦争に導いただけなのであった。

    本書は、これまで、日本の史料に基づくものが多かった三国同盟に関する研究
    とは一線を画し、ドイツにて公開された最新の資料までをも取り込んで追及し、
    この同盟が、まったくの「幻の」同盟であった実態を明らかにし、
    現代の情報化時代における外交問題に示唆を与えようと試みるものである。

    本書の目的と構成
    プロローグ
    (「演出された日々」 /日ソ関係/松岡の場合──ドイツへの傾斜
    /僥倖頼りの発想/過去と現在  ほか)
    第一章 ナチスドイツの登場(日独防共協定への途/戦勝国と敗戦国
    /巧妙な再軍備化/赤軍との共同演習/リッベントロップ)
    第二章 日独の接近と日独防共協定(大島 ─ リッベントロップの秘密交渉
    /大島独断専行の容認 /人事配置/協定初発の事情)
    第三章 親英米派と親独派(ドイツ重視の伝統 /
    リットン調査団のドイツ人/親独派の典型・大島浩/親英米派の抵抗 ほか)
    第四章 ナチスドイツの対日工作(オイゲン・オット/秩父宮訪独
    /電報に見える日独関係 /ヒトラー参り/満州国承認 ほか)
    第五章 防共協定の強化(ドイツの用意周到/張鼓峰事件
    /山本五十六の反対論 /錯綜する論議 /五相会議での決定 ほか)
    第六章 日独関係の背景──日本側の事情(軍事技術の導入
    /統制経済への傾斜/中国大陸での経済関係/日独文化交流の進展)
    第七章 反ソから軍事経済同盟へ(日本外交の弱み/リッベントロップの電報
    /日本の曖昧、ドイツの一枚岩/追い込まれ行く日本)
    第八章 独ソ関係の実像と日本の対応(経済協力の進展
    /スターリンの老獪さ/独伊の切り札、汪兆銘承認問題 /親独政権への展望)
    第九章 太平洋戦争への道(日本の南進/独ソ決裂/松岡洋右
    /親英米派の抵抗/なしくずしの傾斜/バルバロッサ作戦の開始
    第十章 日独連携の真実(空虚な期待/「勝手読み」の横行…

    図書館選書
    日独各々が、短絡的な都合の下に勝手な解釈を繰り出し実質を伴わずに成立した日独伊三国同盟を、独の最新資料から再検証し、この同盟の根本的無意味さを暴き、現代の情報化された外交問題にも示唆を与えようと試みる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    手塚 和彰(テズカ カズアキ)
    1941年長野県生まれ。東京大学法学部卒。東京大学助手、千葉大学教授(法経学部、大学院専門法務研究科)、青山学院大学法学部教授などを経て、国際交流基金ドイツケルン文化会館長(2011~13年)を務める。現在、弁護士(尚友法律事務所)
  • 著者について

    手塚 和彰 (テヅカカズアキ)
    Kazuaki Tezuka 1941年、生まれ。東京大学法学部卒。
    東京大学助手、千葉大学教授、青山学院大学教授などを経て、
    国際交流基金ドイツケルン文化会館長(2011~13年) を務める。
    現在、弁護士( 尚友法律事務所)。
    著訳書に
    『クーデターの技術  中公文庫』(クルツィオ・マラパルテ 著、
     手塚和彰、鈴木純 訳、中央公論新社、2019年:中公選書、2015年)、
    『ドイツ外務省〈過去と罪〉  第三帝国から連邦共和国体制下の
     外交官言行録』(エッカルト・コンツェ、ノルベルト・フライ、
     ピーター・ヘイズ、モシェ・ツィンマーマン 著、稲川照芳、
     足立ラーベ加代、手塚和彰 訳、えにし書房、2018年)、
    『EU盟主・ドイツの失墜  英国離脱後の欧州を見る鍵 中公選書』
    (手塚和彰 著、中央公論新社、2017年)、
    『ドイツ労働法 新版』(ペーター・ハナウ、クラウス・アドマイト 著、
     手塚和彰、阿久澤利明…

日独伊三国同盟の虚構―幻しの軍事経済同盟 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:彩流社
著者名:手塚 和彰(著)
発行年月日:2022/07/25
ISBN-10:4779128250
ISBN-13:9784779128257
判型:A5
発売社名:彩流社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:332ページ
縦:21cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:511g
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