第三のチンパンジー 完全版〈上〉―人類進化の栄光と翳り(日経ビジネス人文庫) [文庫]

第三のチンパンジー 完全版〈上〉―人類進化の栄光と翳り(日経ビジネス人文庫) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか？ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺２点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。

• 目次

  プロローグ
  第１部　単なる大型哺乳類の一種
  第１章　３種のチンパンジーの物語
  第２章　大躍進
  
  第２部　奇妙なライフサイクルを持った動物
  第３章　ヒトの性行動の進化
  第４章　浮気の科学
  第５章　どうやってセックスの相手を見つけるか？
  第６章　性淘汰と人種の起源
  第７章　なぜ年をとって死ぬのか？
  
  第３部　特別の人間らしさ
  第８章　ヒトの言語への橋渡し
  第９章　芸術の起源

• 出版社からのコメント

  チンパンジーと遺伝子が２％しか違わないヒトは、なぜ「人間」になれたのか？　博士の原点といえる名著が完全版となって文庫化。

• 内容紹介

  何がヒトを人間たらしめるのか？
  ダイアモンド博士の名著、完全版！
  王立協会科学図書賞受賞作
  
  宇宙からきた生物学者は、ヒトを「第三のチンパンジー」に分類するだろう。なぜなら、ヒトとチンパンジーの遺伝的距離は驚くほど小さく、非常に近い関係にある鳥同士よりもずっと近い関係性だからだ。だが、わずか数万年の間に、ヒトは人間へと進化した。何が人間とチンパンジーとを分けたのか？　ダイアモンド博士の原点とも言える名著に、原書ペーパーバック版のために書き下ろされた補遺２点も収録した完全版。王立協会科学図書賞受賞作。
  
  「宇宙からきた動物学者は一瞬にして、ザイールに棲むボノボ、それ以外の熱帯アフリカに棲むコモンチンパンジーと一緒に、私たちを単に第三番目のチンパンジーとして分類するでしょう」（本書より）

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  ダイアモンド,ジャレド(ダイアモンド,ジャレド／Diamond,Jared)
  カリフォルニア大学ロサンゼルス校（ＵＣＬＡ）地理学教授。１９３７年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。現在も大学で学部生向けに地理学を教え、引退の予定はない。妻マリーや息子マックスとジョシュア、友人たちと過ごす時間のほかは、自宅近くの渓谷で毎日バード・ウォッチングをし、週何回かはジムでバーベルトレーニングをこなし、週一度はイタリア語会話のレッスンを受け、クラシック音楽の室内楽団でピアノを演奏している。ロサンゼルス在住
  
  長谷川 眞理子(ハセガワ マリコ)
  総合研究大学院大学学長。１９５２年東京都生まれ。専門は行動生態学、自然人類学。野生のチンパンジー、イギリスのダマジカ、野生ヒツジ、スリランカのクジャクなどを研究、現在は人間の進化と適応の研究をしている
  
  長谷川 寿一(ハセガワ トシカズ)
  東京大学名誉教授。１９５２年生まれ。専門は動物行動学、進化心理学。ヒト・類人猿の生活史戦略と配偶戦略などを研究。東京大学大学院総合文化研究科教授、同大学理事・副学長などを歴任

• 著者について

  ジャレド・ダイアモンド (ジャレド ダイアモンド)
  ジャレド・ダイアモンド（Jared Diamond）カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）地理学教授1937 年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。
  
  長谷川 眞理子 (ハセガワ マリコ)
  長谷川眞理子（はせがわ・まりこ）総合研究大学院大学学長。1952 年東京都生まれ。専門は行動生態学、自然人類学。野生のチンパンジー、イギリスのダマジカ、野生ヒツジ、スリランカのクジャクなどを研究、現在は人間の進化と適応の研究をしている。著書に『人、イヌと暮らす』（世界思想社）、『科学の目 科学のこころ』(岩波新書)、『進化と人間行動』（共著、東京大学出版会）などがある。
  
  長谷川 寿一 (ハセガワ トシカズ)
  長谷川寿一（はせがわ・としかず）東京大学名誉教授。1952 年生まれ。専門は動物行動学、進化心理学。ヒト・類人猿の生活史戦略と配偶戦略などを研究。東京大学大学院総合文化研究科教授、同大学理事・副学長などを歴任。著書に『進化と人間行動』（共著、東京大学出版会）、『心の進化』（共編著、岩波書店）、『はじめて出会う心理学』（共著、有斐閣アルマ）。訳書に『人間の性はなぜ奇妙に進化したのか』（草思社文庫）などがある。

第三のチンパンジー 完全版〈上〉―人類進化の栄光と翳り(日経ビジネス人文庫) の商品スペック