心理臨床における実践的アセスメント―事例で学ぶ見立てとかかわり [単行本]

心理臨床における実践的アセスメント―事例で学ぶ見立てとかかわり の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  本書では、臨床アセスメントの多層的な構造を解説し、現場での活用の仕方を説く。クライエントに寄り添う著者のアプローチはきわめて現実的である。豊かな経験に裏打ちされた詳細な事例を多く収録。少年非行、家族紛争に関わる家裁調査官の経験と外来心理相談室での幅広いカウンセリング経験から、家族関係の見立て、事実に基づくアセスメント、セラピスト‐クライエント関係の評価など、実際ケースの局面で心理臨床家が何を考え、判断しているのかをわかりやすく述べる。読者は、心理支援における技能と見立ての力を間違いなく向上させられるだろう。初学者から中級者まで心の対人支援に携わる人々のための臨床アセスメント入門。

• 目次

  序 村瀬嘉代子
  まえがき
  第一章　心理臨床におけるアセスメント
  第二章　臨床心理学アセスメントの諸相
  第三章　校内暴力中学生が「自分」と出会うまで
  第四章　家庭内暴力中学生の親への援助
  第五章　幼児期から続く不幸感に苦しむ女性のカウンセリング
  ――トラウマからの回復――
  第六章　転地によって結び直した非行少女と家族の絆
  第七章　離婚する夫婦と子ども
  第八章　家族と暴力
  ――家族内暴力のメカニズムと克服――
  第九章　家事紛争当事者の面接
  第十章　「相談意図」とその「見立て」について
  ――法律隣接領域の相談から見た法律問題――

• 内容紹介

  本書では，臨床アセスメントの多層的な構造を解説し，現場での活用の仕方を説く。
  
  クライエントに寄り添う著者のアプローチはきわめて現実的である。豊かな経験に裏打ちされた詳細な事例を多く収録。司法臨床，家事面接事例に学ぶ家裁調査官として多くの家事事件において家族と接した経験から，家事紛争面接の要諦，事実に基づく聴き方，セラピスト?クライエント関係の持ち方など，実際ケースの局面で心理臨床家が何を考え，判断しているのかをわかりやすく述べる。
  
  読者は，家族心理面接における技能を間違いなく向上させられるだろう。初学者から中級者まで心の対人支援に携わる人々のための臨床アセスメント入門。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  伊藤 直文(イトウ ナオフミ)
  大正大学心理社会学部臨床心理学科教授、公認心理師、臨床心理士。１９７８年、立教大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。家庭裁判所調査官を経て、１９９４年より大正大学専任講師

心理臨床における実践的アセスメント―事例で学ぶ見立てとかかわり の商品スペック