イメージの記憶(かげ)―危機のしるし [単行本]
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イメージの記憶(かげ)―危機のしるし [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2022/05/02
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イメージの記憶(かげ)―危機のしるし [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「しるし」は至る所に―「像即是空、空即是像」たる「かげ」の論理へと至るイメージの本。
  • 目次



    I 行為する像(イメージ)
     第1章 創像された怪物の解剖学──像行為論の射程
     第2章 握斧(ハンドアックス)の像行為──起源/根源のメイキング
     第3章 不死のテクノロジーとしての芸術──生政治のインスタレーション
     第4章 物質論的人文知(ヒューマニティーズ)としての考古学
          ──同時代への退行的発掘
      1 新石器時代の終わり?
      2 野生の考古学
      3 考古学的物質性
      4 野生の考古学と歴史経験
      5 アーカイヴという発掘現場
      6 人文知の先立未来 
     第5章 死者の像の宛先──スーザン・ソンタグの亡骸

    II 『ムネモシュネ・アトラス』を継ぐ
     第1章 モンタージュ/パラタクシス──パラダイム転換のために
      1 イメージによる歴史叙述の「リアリズム」
      2 テオ・アンゲロプロスの映画における空舞台 
      3 マックス・エルンスト《主の寝室》の皮膚
      4 「歴史の地震計」のヘテロトピア
     第2章 フィールドノートという自伝──霊たちのためのドローイング
     第3章 見えない瓦礫を投げる──蜂起の身振り
     第4章 歴史のゴースト・プラン──宇佐美圭司の絵画論をめぐって
     第5章 心理歴史的地図からイメージ記憶の散歩へ
          ──『ムネモシュネ・アトラス』再考
     第6章 夜の共同体へ──パスカル・キニャールに

    III ホロコースト表象の現在
     第1章 ホロコースト表象の転換点──『サウルの息子』の触感的(ハプティック)経験
      1 迷宮と化す映像空間 
      2 「黒」からの脱出  
      3 「子供の死」というトポス  
      4 触感的(ハプティック)な歴史叙述としての映画 
     第2章 それ(エス)の地下室(クリプト)──ゲルハルト・リヒター《ビルケナウ》
     第3章 生と死のシンメトリー──セルゲイ・ロズニツァ『アウステルリッツ』

    IV 建築的想像力の神話学
     第1章 巨人と小人の無垢──ベンヤミンと冥府の建築家たち
     第2章 魔術的洞窟──キースラーのシャーマニズム
     第3章 死の女神としての家──「三匹の子ブタ」異聞
     第4章 白い錯乱──ル・コルビュジエの「最初の絵画」
     第5章 デミウルゴスのかたり──磯崎新の土星(サトゥルヌス)的仮面劇
      1 異形の双面神(ヤヌス)
      2 都市破壊業からもうひとつのユートピアへ
      3 サトゥルヌスとしてのデミウルゴス
      4 黒い翁の流言

    V 危機のしるし
     第1章 『シン・ゴジラ』の怪物的しるし──未来からの映画
      1 「覚醒」という出来事  
      2  テクノロジーの時代のレヴィヤタン  
      3 「ゴジラ」という名の影  
      4 「喩」を喰い破る「怪物」  
      5 怪物・彗星・しるし  
     第2章 トランプ/ネロ/ペルセウス──斬首された自由
     第3章 ウンブラル──パンデミック下の「歴史の閾」
     第4章 生の弱さの底に降りて行く──カミュ『ペスト』に寄せて
      1 敗者による歴史叙述としての「ペスト」
      2 言葉への誠実さ(l'honnêteté)
      3 生の脆弱さに沈潜する 
     第5章 イコノクラスムの彼方へ──像なき時代を創像する
     第6章 無の色気──デヴィッド・ボウイから世阿弥へ

    結 論 「かげ」なる像の「うつろひ」へ向けて
      1 技術的創像の時代のアートとサイエンス
      2 パラタクシスのリアリズム
      3 ホロコーストの創像的歴史叙述と建築の根源(アルケー)
      4 しるしと謎
      5 「かげ」の「うつろひ」
  • 内容紹介

    世界に溢れ続けるイメージは喫緊の思想的・文化的テーマである。像=イメージを行為主体と捉えるブレーデカンプによる像行為論の可能性を検討しつつ、独自の「像即是空、空即是像」たる「かげ」としての論理へと至る最新論集。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    田中 純(タナカ ジュン)
    1960年生。東京大学大学院総合文化研究科教授。表象文化論(イメージ論・思想史)。博士(学術)。2010年、フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞受賞。著書に『政治の美学』(東京大学出版会、2008、第63回毎日出版文化賞受賞)、『都市の詩学』(東京大学出版会、2007、第58回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞)、『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(青土社、2001、新装版:2011、第24回サントリー学芸賞受賞)など
  • 著者について

    田中 純 (タナカ ジュン)
    東京大学大学院総合文化研究科教授

イメージの記憶(かげ)―危機のしるし [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:田中 純(著)
発行年月日:2022/04/28
ISBN-10:4130101528
ISBN-13:9784130101523
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:314ページ
縦:19cm
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