中世ロシアのキリスト教雄弁文学(説教と書簡) [単行本]

中世ロシアのキリスト教雄弁文学(説教と書簡) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  １１世紀から１６世紀までの中世ロシアにおける、１２人の修道士の説教と書簡を訳出。この時代の「キリスト教雄弁文学」の輪郭を示す。併せて解説において、そのときどきの歴史的状況・時代精神との関わりのなかでこれら文学作品が紡ぎだしてきた「思考のかたち」を精緻にたどる。

• 目次

  一．府主教イラリオンの律法と恩寵に関する講話
  二．洞窟のフェオドーシイの教訓と祈り
  三．スモレンスク人クリメントの書簡
  四．トゥーロフのキリルの講話と教訓
  五．ヴィドゥビツィの修道院長モイセイの講話
  六．ウラジーミルのセラピオンの説教
  七．ベロオゼロのキリルの三通の書簡と遺言状
  八．プスコフの修道院長パンフィールの教訓的な講話
  九．プスコフの長老僧フィロフェイの書簡
  一〇．ヴォロクのヨシフの書簡
  一一．ヴォロクのヨシフの異端者の論難についての書簡に対するキリル修道院の答え
  一二．ソラ川のニルの四つの書簡と遺言
  解説：中世ロシアの歴史とロシア思想展開の諸相

• 内容紹介

  11世紀から16世紀までの中世ロシアにおける、12人の修道士の説教と書簡を訳出。この時代の「キリスト教雄弁文学」の輪郭を示す。
  併せて解説において、そのときどきの歴史的状況・時代精神との関わりのなかでこれら文学作品が紡ぎだしてきた「思考のかたち」を精緻にたどる。
  
  図書館選書
  11世紀から16世紀までの中世ロシアにおける、12人の修道士の説教と書簡を訳出。この時代の「キリスト教雄弁文学」の輪郭を示す。これら文学作品が紡ぎだしてきた「思考のかたち」や歴史的状況との関連をたどった解説を…

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  三浦 清美(ミウラ キヨハル)
  １９６５年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史

• 著者について

  三浦 清美 (ミウラ キヨハル)
  一九六五年、埼玉県生まれ。
  東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
  現在、早稲田大学文学学術院教授。
  専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史。著書に『ロシアの源流─中心なき森と草原から第三のローマへ』（講談社）、『自叙の迷宮─近代ロシア文化における自伝的言説』（共著、水声社）などがある。訳書に『キエフ洞窟修道院聖者列伝』（松籟社）、ペレーヴィン『眠れ』（群像社）、ストヤノフ『ヨーロッパ異端の源流─カタリ派とボゴミール派』（平凡社）、ヤーニン『白樺の手紙を送りました』（共訳、山川出版社）など。

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