「ひきこもり当事者」の社会学―当事者研究×生きづらさ×当事者活動 [単行本]
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「ひきこもり当事者」の社会学―当事者研究×生きづらさ×当事者活動 [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/03/17
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「ひきこもり当事者」の社会学―当事者研究×生きづらさ×当事者活動 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、「ひきこもり」の当事者活動へのフィールドワークを通して、「ひきこもり」を社会学的に考えると同時に、かつて「ひきこもり」を経験した著者自身の自己をも探求していく試みである。本書において著者は、自身の問題経験を出発点にした自分史と、フィールドワークで出会った人々との対話を通して、読者に対して「ひきこもり」についての新たな視角を提示しようとしている。
  • 目次

    はじめに
    1 本書の問題意識と研究動機
    2 「当事者」という地点から「ひきこもり」と社会を問う
    3 調査概要と分析視角および調査倫理への配慮
    4 本書の構成と記述スタイルについて

    序 章 「ひきこもり」小史
    ――「ひきこもり」の当事者活動を中心に
    1 「ひきこもり」の社会問題化の過程
    2 「ひきこもり」への社会学的研究の流れ


    第Ⅰ部 当事者研究としての社会学

    第1章 方法としての自分史
    ――当事者学としての自分史の可能性
    1 本章の課題
    2 〈回復〉のための自分史――自己物語産出の実践としての自分史
    3 調査・研究としての自分史の位置づけ
    4 当事者学としての自分史
    5 「『ひきこもり』の自分史」の社会学的意義
    6 まとめ

    第2章 社会学的な当事者研究へ向けた試論
    ――私が直面した研究をするにあたっての方法論的問題点の整理
    1 本章の課題
    2 社会学における当事者の扱われ方
    3 当事者研究・当事者発信の隆盛
    4 当事者による/としての社会学とその問題点
    5 研究における私的側面と公的側面
    6 まとめ


    第Ⅱ部 「ひきこもり」の自分史

    第3章 私が育った環境・場所・時代
    1 父親の死と「遺言」,私の生まれ育った環境について(1987年~)
    2 小・中学校時代(1991年4月ごろ~1999年秋ごろ)
    3 高校受験(1999年秋ごろ~2000年3月ごろ)

    第4章 不登校からひきこもり,そしてその後
    1 中学卒業~高校入学~退学(2000年3月ごろ~2002年3月ごろ)
    2 高校退学後~大検取得(2002年3月ごろ~2003年3月ごろ)
    3 一人暮らし~下宿先(一人暮らし)での「ひきこもり」1年目(2003年3月ごろ~2004年3月ごろ)
    4 一人暮らし~下宿先(一人暮らし)での「ひきこもり」2年目(2004年3月ごろ~2004年11月ごろ)
    5 大阪府立桃谷高校(定時制・多部制単位制)編入学準備(2004年11月ごろ~2004年3月ごろ)
    6 桃谷高校編入学(2005年4月)
    7 3回目の高校生活と大学受験(2005年4月~2006年2月ごろ)

    第5章 大学入学後
    1 高校卒業~大阪商業大学総合経営学部入学(2006年2月ごろ~2006年4月末)
    2 祖父の死(2006年4月末~2006年7月)
    3 大商大~関西学院大学社会学部編入学(2006年7月~2008年3月)
    4 関学編入学~卒論(自分史)執筆(2008年3月末~2009年10月ごろ)
    5 自分史を書き終えて


    第Ⅲ部 「ひきこもり」の生きづらさはどう理解できるか

    第6章 「ひきこもり」当事者の規範的/多元的なアイデンティティ
    ――「親からの期待」に対峙する自己の語り
    1 本章の課題
    2 若者のアイデンティティをめぐる30年――多元化する自己のあり方
    3 「経済的自立」と「他者との親密なコミュニケーション」という問題枠組み
    4 「ひきこもり」当事者の規範的なアイデンティティをめぐる語り
    5 親からの期待と自分の状況との板挟み
    6 まとめ

    第7章 「ひきこもり」と親密な関係
    ――当事者の生きづらさの語りにみる性規範
    1 本章の課題
    2 セクシュアリティの語りを下支えする規範
    3 個人を拘束する規範と個人的な経験や欲望が絡み合う「生きづらさの語り」
    4 まとめ

    第8章 「ひきこもり当事者」における他者の模倣とモデルの不在
    ――欲望の三角形理論を手掛かりに
    1 本章の課題
    2 欲望の三角形理論とは何か?
    3 モデル=ライバルとしての親密な関係
    ――媒介者に対する模倣と葛藤の狭間
    4 「ひきこもり」当事者にとっての他者の欲望を模倣することとその困難
    5 「ひきこもり」の当事者活動と「新しい生き方」の模索
    6 まとめ
    ――「普通」から解放された欲望のあり方に向けて


    第Ⅳ部 「ひきこもり」の当事者活動を考える

    第9章 「社会/自己」を志向する「ひきこもり」当事者活動
    ――当事者団体グローバル・シップスこうべ(ノア)を事例に
    1 本章の課題
    2 ノアの活動方針――支援者の大会の実行委員会での出来事
    3 グローバル・シップスこうべ(ノア)の誕生
    4 自助グループ活動――「若者のつどい」,「交流のつどい」
    5 シンポジウムの開催
    6  ひきこもりに関する情報の提供
    7 ノアの現状と本章のまとめ

    第10章 「ひきこもり」の当事者として〈支援〉するということ
    ――「当事者というカテゴリー」を読み替える実践としての当事者活動
    1 本章の背景
    2 本章における先行研究と本章の課題
    3 「ひきこもり支援」における立場性を問う実践
    4 語りと身体による共同性の模索
    5 まとめ

    第11章 社会運動としての「ひきこもり」当事者活動
    ――自分の価値を取り戻すための集合的戦略
    1 本章の課題
    2 マイノリティの社会運動としての「ひきこもり当事者活動」
    3 自己変革から制度変革へ
    ――当事者活動における言説状況の変化
    4 「価値の取り戻し」の実践
    ――発信,対話,協働
    5 まとめと今後の課題
    ――「アイデンティティからの自由」が可能な活動に向けて

    おわりに
    あとがき
    参考文献
    索  引
  • 内容紹介

    本書は、「ひきこもり」の当事者活動へのフィールドワークを通して、「ひきこもり」を社会学的に考えると同時に、かつて「ひきこもり」を経験した著者自身の自己をも探求していく試みである。本書において著者は、自身の問題経験を出発点にした自分史と、フィールドワークで出会った人々との対話を通して、読者に対して「ひきこもり」についての新たな視角を提示しようとしている。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 康貴(イトウ コウキ)
    1984年福井県吉田郡永平寺町生まれ。2015年関西学院大学大学院社会学研究科博士課程後期課程単位取得満期退学。2017年博士(社会学)(関西学院大学)。2018年より長崎県立大学地域創造学部公共政策学科講師。専門は社会学、当事者研究

「ひきこもり当事者」の社会学―当事者研究×生きづらさ×当事者活動 の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:伊藤 康貴(著)
発行年月日:2022/03/20
ISBN-10:4771036187
ISBN-13:9784771036185
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:293ページ
縦:21cm
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