近世日記の世界(史料で読み解く日本史〈4〉) [全集叢書]
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近世日記の世界(史料で読み解く日本史〈4〉) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2022/04/18
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近世日記の世界(史料で読み解く日本史〈4〉) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    公家・僧侶や武士だけでなく、町や村で暮らす人々に至るまで、様々な身分階層に広がりを見せた江戸期の日記。なぜ人々は日記を書こうとし、また書くことが出来たのか。そして日記の内容はいかなるものだったのか。本書では、江戸期の特徴ある日記を取り上げ、その成立過程や伝存のあり方、機能の違い、書き手の動機や目的、そして後世に残すための取り組みなどを紹介する。近世をより深く知ろうとするための恰好の道案内。
  • 目次

    はしがき(藤實久美子)

    序 章 近世日記の世界を読み解く(福田千鶴)
     1 近世日記研究の現状と課題 
     2 近世日記の特質 
     3 本書の構成 
    コラム1 近世人と日記――鈴木平九郎重固の決意(福田千鶴)



      第一編 公と私の日記の展開  
    〈扉裏:冊子型史料の形態分類図(藤實久美子)〉


     第Ⅰ部 私日記の伝統と公日記の復活

    解  説(藤實久美子)

    第一章 近世朝廷の日記の世界――伝統と新展開(村 和明)
     1 朝廷関係の日記の概要
     2 筆記者の家に蓄積する日記
     3 筆記者の主家・勤務先に蓄積する日記
     4 管理・複製・罹災

    第二章 『濱島家日記』――地下官人の日記(西村慎太郎)
     1 内膳司濱島家と日記
     2 内膳司濱島家日記の内容
     3 他の地下官人の日記
     4 感情をあらわす奉膳濱島清平
     5 地下官人の日記の特質

    コラム2 門跡・門跡寺院の日記(西村慎太郎)

    第三章 年預記録――北野天満宮を支えた社僧の職務日記(石津裕之)
     1 日記の背景
     2 日記の形式
     3 日記の内容

    第四章 『伊居太神社日記』――摂津国豊島郡池田村穴織社家の日記(井上智勝)
     1 『伊居太神社日記』について
     2 記主と内容
     3 性格と特質

    第五章 『あたりまかせ』――近世在村僧侶の日常世界(引野亨輔)
     1 近世僧侶身分概観
     2 安芸国賀茂郡川尻村光明寺と『あたりまかせ』
     3 執筆動機から探る『あたりまかせ』の特徴
     4 地方有力寺院の法務実態
     5 死を記録し、実感する在村僧侶


     第Ⅱ部 幕府日記の諸相

    解  説(福田千鶴)

    第六章 『本光国師日記』――幕府に仕えた禅僧の記録(林 晃弘)
     1 以心崇伝と金地院の記録類
     2 『本光国師日記』の史料的性格
     3 成立期の幕府政治と『本光国師日記』
     4 『本光国師日記』の再発見

    第七章 江戸幕府日記――日記方の表右筆と日記掛(山本英貴)
     1 「江戸幕府日記」について――国立公文書館所蔵本を中心に
     2 江戸幕府日記の作成と大目付・目付
     3 江戸幕府日記の複製作成
     4 江戸幕府日記の作成と日記掛

    コラム3 大奥における日記(福田千鶴)

    第八章 大坂在番日記――大坂城代・定番・大番・加番が作成した日記(宮本裕次)
     1 「徳川大坂城」で作られた在番日記
     2 幕府情報の伝達と共有
     3 寛文長崎大火と大坂城代
     4 大坂城天守の焼失
     5 徳川政権の特質を問い直す


     第Ⅲ部 藩日記の諸相

    解  説(福田千鶴)

    第九章 高田藩榊原家の「藩日記」――複製される日記(花岡公貴)
     1 大名榊原家とその史料群
     2 膨大な「藩日記」
     3 複製される「藩日記」

    コラム4 『楽只堂年録』――焼失からの再編(越坂裕太)

    第十章 鳥取藩の藩庁日記の成立と展開(来見田博基)
     1 鳥取藩の藩庁日記の概要
     2 「控帳」の成立過程
     3 藩主親政の開始と「万留帳」
     4 藩庁日記の管理

    コラム5 藩の「日記」史料とデータベース(伊藤昭弘)

    第十一章 東北諸藩の日記――盛岡藩「雑書」と守山藩「守山御日記」の特徴(兼平賢治)
     1 東北諸藩の日記と年譜
     2 日記類を活用した編纂事業――「国典類抄」と「守山御日記」
     3 盛岡藩家老席日記「雑書」と藩政の推移

    第十二章 伊達家奥方日記――広敷向で編纂された藩主正妻の日記(柳谷慶子)
     1 「伊達家奥方日記」の編纂と奥方広敷向
     2 日記の特徴と機能
     3 日記に見る奥女中と広敷向役人の協業

    第十三章 長崎・勤番日記――石火矢役・井上信元が記録した意味(松尾晋一)
     1 記主井上信元
     2 黒田家による長崎御番と記録
     3 井上信元が記した日記
     4 井上信元の私日記
     5 井上信元が情報を記録化した意義



      第二編 広がる近世日記の世界  
    〈扉裏:冊子型史料の製本方法と呼称――竪帳を事例に(藤實久美子)〉


     第Ⅳ部 多様化する日記の目的

    解  説(福田千鶴)

    第十四章 『大和守日記』――芸能と大名(武井協三)
     1 発見の経緯と現存諸本
     2 『大和守日記』に見える演劇上演記事

    第十五章 松平容敬日記――一九世紀の大名の生活と政治行動(荒木裕行)
     1 容敬の生涯と日記の概略
     2 日記から大名の日常生活の実態を知る
     3 日記から一九世紀幕府政治史を読み解く

    第十六章 仙台藩士玉虫十蔵「記録」――天明の飢饉後の復興に立ち向かう武士(モリス、J.F. )
     1 玉虫十蔵尚茂の紹介
     2 玉虫十蔵日記の史料学的検討
     3 玉虫十蔵「記録」を読む

    コラム6 日記と天気(武井弘一)

    第十七章 名古屋商人内田蘭渚の日記――本居宣長門人・木村蒹葭堂との交友(岸野俊彦)
     1 名古屋商人内田蘭渚の「日記」史料
     2 名古屋周辺での文化交流
     3 木村蒹葭堂との交友
     4 蒹葭堂蔵『介翁茶史』の名古屋出版
     5 内田蘭渚「日記」の魅力

    第十八章 『井関隆子日記』――旗本家の女性が残した日記(野口朋隆)
     1 『井関隆子日記』の書誌情報
     2 旗本家の隠居井関隆子
     3 隆子による『日記』執筆

    第十九章 夫婦の日記――広島藩儒者頼春水と妻梅颸が綴る生活記録(高野信治)
     1 夫婦の日記
     2 二人の役割
     3 日記を比べる
     4 ひそむ思い


     第Ⅴ部 多様化する記主と記載内容

    解  説(藤實久美子)

    第二十章 町方の日記――感情記載に注目した紹介(渡辺浩一)
     1 信濃国松代町年寄日記――家の最も重要な公職の日記
     2 飛騨国高山町会所日記――公的な組織の日記
     3 江戸金吹町播磨屋中井家日記――民間組織の日記
     4 江戸雉子町斎藤月岑日記――個人の日記
     5 出雲国松江太助日記――感情記載豊富な日記
     6 日記を読む眼差し

    第二十一章 『日記』、『日記帳』、『御用書類留』――在町商人が記録した日々(山本太郎)
     1 備中国窪屋郡倉敷村大橋家
     2 大橋家の日記類
     3 嘉永三年六月の大水害の記録の比較

    第二十二章 中井源左衛門光基の日記――「諸事日下恵」と「要用記」(青柳周一)
     1 一九世紀の「近江商人」の日記
     2 創出される日記――「日野要用記」から「初下り諸事手扣」へ
     3 出店と飢饉の日記――経営の転換期に直面して
     4 光基、筆を擱く

    コラム7 日記の世界と年代記の世界(江藤彰彦)

    第二十三章 「御山方御用幷諸事日記」の成立過程――尾張藩「御山守」の職域拡大と記録・日記類の変遷(太田尚宏)
     1 内木彦七武久の「御山方御用幷諸事日記」
     2 諸事覚書・御用留・御用日記
     3 「御山方御用幷諸事日記」の成立

    コラム8 六角家文書の大庄屋日記(梶嶋政司)

    第二十四章 「初登江都日記」と「国枝外右馬江戸詰中日記」――江戸勤番武士の日記を読む(岩淵令治)
     1 江戸勤番武士の日記 
     2 江戸勤番武士の実像――「初登江都日記」を中心に 
     3 江戸勤番武士の心性・感情 



    終 章 日記と歴史書編纂(藤實久美子)
     1 日記の四類型とその細分類
     2 日記と編纂物
     3 歴史書編纂と日記(1)――一七世紀まで
     4 歴史書編纂と日記(2)――第一段階・一八世紀中ごろ
     5 歴史書編纂と日記(3)――第二段階(幕府の場合)

    巻末付録 近世主要日記一覧
    あとがき 福田千鶴
    索  引
    執筆者紹介
  • 出版社からのコメント

    江戸時代の膨大な日記は、なぜ必要とされたのか。 様々な地域・身分・階層に広がる近世日記の世界を読み解く。
  • 内容紹介

    公家・僧侶や武士だけでなく、町や村に暮らす人々に至るまで、様々な身分階層に広がりをみせて書かれた江戸期の日記。なぜ人々は日記を書こうとし、また書くことが出来たのか。そして日記の内容はいかなるものだったのか。本書では、江戸期の特徴ある日記を取り上げ、その成立過程や伝存のあり方、機能の違い、書き手の動機や目的、そして後世に残すための取り組みなどを紹介する。近世をより深く知ろうとするための恰好の道案内。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    福田 千鶴(フクダ チズル)
    1961年生まれ。九州大学基幹教育院教授

    藤實 久美子(フジザネ クミコ)
    1964年生まれ。国文学研究資料館研究部教授
  • 著者について

    福田 千鶴 (フクダ チヅル)
    2022年3月現在
    九州大学基幹教育院教授

    藤實 久美子 (フジザネ クミコ)
    2022年2月現在
    国文学研究資料館教授

近世日記の世界(史料で読み解く日本史〈4〉) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名:福田 千鶴(編著)/藤實 久美子(編著)
発行年月日:2022/03/31
ISBN-10:4623093697
ISBN-13:9784623093694
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:450ページ
縦:21cm
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