人工妊娠中絶をめぐる心のケア―周産期喪失の臨床心理学的研究 [単行本]
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人工妊娠中絶をめぐる心のケア―周産期喪失の臨床心理学的研究 [単行本]

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出版社:大阪大学出版会
販売開始日: 2022/03/19
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人工妊娠中絶をめぐる心のケア―周産期喪失の臨床心理学的研究 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    語りを現象学的に分析し、心の回復へと導く。語ることすらタブー視されがちな人工妊娠中絶に一石を投じるべく、インタビュー調査や質問紙調査をもとに、当事者にどのような心理的ケアが必要かつ可能なのかを探る。
  • 目次

    第1部 人工妊娠中絶という周産期の喪失体験
    第1章 周産期の喪失
     第1節 流産・死産・新生児死との相違
     第2節 人工死産とは
     第3節 人工妊娠中絶の現状
     第4節 歴史的概観
     第5節 NIPT について
    第2章 トラウマと悲嘆
     第1節 トラウマとは
     第2節 悲嘆とは
     第3節 悲嘆の二重過程モデル

    第2部 人工妊娠中絶に関する調査研究
    第3章 胎児の死
    第4章 妊娠初期に人工妊娠中絶をした女性の内的世界
     第1節 妊娠初期に人工妊娠中絶をした母親の語り
     第2節 事例の提示と考察
     第3節 内容分析結果と考察
     第4節 総合考察
    第5章 妊娠中期に人工妊娠中絶をした女性の内的世界
     第1節 医学的措置による中期中絶
     第2節 人工死産とは
     第3節 調査の目的と方法
     第4節 結果と考察
     第5節 人工死産を経験した母親の事例
     第6節 まとめ
    第6章 妊娠中期に人工妊娠中絶をした女性にとっての主体性
     第1節 ナラティブを聴く
     第2節 質的研究における現象学
    第7章 人工死産経験者同士の時間と空間の共有
     第1節 人工死産経験者が求めるもの
     第2節 人工死産経験者が作る自助グループ
     第3節 人工死産経験者の交流会の実施
     第4節 交流会の報告と考察及び今後の課題

    第3部 人工妊娠中絶という周産期喪失と心理臨床
    第8章 共に悼む
    第9章 研究調査のまとめと課題

    コラム アメリカとスウェーデンにおける周産期喪失の心理的ケア
    付記
    参考文献
    索引
  • 出版社からのコメント

    人工妊娠中絶体験者の語りについて,インタビュー調査や質問紙調査をもとに分析。どのような心理的ケアが必要で可能かを探る。
  • 内容紹介

    当事者の語りを現象学的に分析し,心の回復へと導く

    語ることすらタブー視されがちな人工妊娠中絶であるが,近年の超音波診断やNIPT(出生前遺伝学的検査)の広がりにより,医療や法律面からは様々な議論が行われている。その一方で臨床心理学的領域では,流産や死産経験者などに比べ,人工妊娠中絶経験者に対する心理ケアが十分になされているとは言い難い。人工妊娠中絶は「個人的なこと」で罪悪感が強く,医療スタッフにとっても大きな葛藤を抱える出来事とされているためである。
    本書はそうした状況に一石を投じるべく,詳細なインタビュー調査や質問紙調査をもとに,当事者にどのような心理的ケアが必要かつ可能なのかを探ってゆく。

    3部構成のうち第1部では,周産期の喪失,人工妊娠中絶に関する歴史と現状,出生前診断について触れるとともに,周産期の喪失体験によって引き起こされる可能性がある悲嘆反応やPTSD(トラウマ=心的外傷後ストレス障害)について論じる。
    第2部では人工妊娠中絶に関する調査研究を提示する。当事者へのインタビュー調査及び質問紙調査の結果から,その内的世界を描き出したうえで現象学的分析を用い,体験のありようについて考察する。さらに,当事者同士の交流会の実施についても言及する。
    そして第3部においては,人工妊娠中絶の特殊性を考慮しながら心理臨床家がどのように関わってゆくことが出来るかを総合的に検討する。
    また,コラムでは,スウェーデンでの周産期喪失心理ケアの現場を訪問したレポートを収録する。

    人工妊娠中絶経験者の詳細な語りを取り上げて分析した書籍としては,日本でほぼ初めてと言ってよく,臨床心理士のほか,医師,助産師,看護師などが実践の場で生かせる一冊である。

    図書館選書
    タブー視されがちな人工妊娠中絶体験者の語りについて,インタビュー調査や質問紙調査をもとに詳細に分析。当事者にどのような心理的ケアが必要かつ可能なのかを探る。周産期医療現場の臨床心理士,助産師,看護師必読。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    管生 聖子(スガオ ショウコ)
    大阪大学大学院人間科学研究科(人間科学専攻)講師。博士(人間科学)。臨床心理士・公認心理師。専門領域は、臨床心理学・周産期心理学・周産期および精神科医療。「死んでしまうことはもうわかっている」わが子を「産む」母親の語りの分析。心理臨床学研究、38(5)、400‐410、2020。(第32回日本心理臨床学会奨励賞受賞)
  • 著者について

    管生聖子 (スガオ ショウコ)
    大阪大学大学院人間科学研究科(人間科学専攻)講師。博士(人間科学)。臨床心理士・公認心理師。専門領域は,臨床心理学・周産期心理学・周産期および精神科医療。
    〈主要著書・論文〉
    精神と病とつながり.岡部美香(編),シリーズ人間科学6 越える・超える.大阪大学出版会,2021.
    Polyphony in the context of psychosocial practice: on the possibility of the dialogical logic.(分担執筆)Hubert Hermans, Carles Monereo, Crista Weise (Ed.) Dialoɡicality. Personal, local and planetary dialoɡue in education, health citizenship and research. Creative Commons, 2021.
    「死んでしまうことはもうわかっている」わが子を「産む」母 親の語りの分析.心理臨床学研究,38(5),400‒410,20…

人工妊娠中絶をめぐる心のケア―周産期喪失の臨床心理学的研究 の商品スペック

商品仕様
出版社名:大阪大学出版会 ※出版地:吹田
著者名:管生 聖子(著)
発行年月日:2022/03/15
ISBN-10:4872597494
ISBN-13:9784872597493
判型:A5
発売社名:大阪大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:185ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:1cm
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