日本学の教科書Handbook for Japanese Studies [単行本]

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日本学の教科書Handbook for Japanese Studies [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2022/04/11
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日本学の教科書Handbook for Japanese Studies の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「日本」を捉え返す視座を、いま、どう獲得していくのか。既存の取り組みにとどまらない新たな展開を考えるために。日本学に関心を持つすべての人への「導き」の書。歴史学・文学・社会学・表象研究・経済学・宗教学に軸足を置く執筆者により日本学の“方法”と“実践”を提示する。
  • 目次

    はじめに(茂木謙之介)
    1…本書の目的
    2…「日本学」が抱える課題
    3…二つの「際(=きわ)」
    4…本書の構成

    第Ⅰ部 日本学の現状

    第1章 海外における日本学の来歴(クリストファー・クレイグ)
    1…はじめに
    2…日本研究の歴史
    3…チェンバレン・フェノロサらの功績
    4…ライシャワーとキーン
    5…日本研究が直面している課題

    column 「国際日本学」のゆくえ(佐藤弘夫)
    1…専門分野を異にする人々が集いあって議論を進めるために
    2…誰もが関心を持たざるをえないような問題を掲げる
    3…わたしたちが直面する社会的課題に向きあう
    4…日本学と、近代そのものを相対化しうるような視座

    第2章 日本学の「場」をつくる-東北大学を事例に-(高橋章則)
    1…はじめに
    2…「大学院文学研究科・文学部」の改革
    3…専門分野の認知と社会からの要請
    4…海外の日本研究
    5…「現代日本学」の研究、そのおさらい

    column 日本学国際共同大学院プログラムと「日本学」(大野晃嗣)
    1…はじめに
    2…視点と方法としての日本学
    3…海外の連携大学とのネットワーク
    4…アカデミズムにおさまらない

    第Ⅱ部 現代日本学の実践

    第3章 現代日本学の実践1[グローバル・ヒストリー]
    日本学のための歴史学的手法とその実践(クリストファー・クレイグ)
    1…日本学のなかの歴史学
    2…既存学科との差別化
    3…地域研究に対する批判への応答
    4…ローカルからグローバルへ
    5…「日本史」という考え方から離れる

    第4章 現代日本学の実践2[地域文化史]
    「地域文化史」の視点から考える現代日本学
    -俳諧の「旧派」の文化的実践を手がかりに-(伴野文亮)
    1…はじめに
    2…松島十湖の俳諧実践
    3…十湖と「旧派」俳人にとっての芭蕉
    4…八戸における俳諧と「旧派」の展開
    5…むすびにかえて

    column 現代日本文学へのアプローチ
    ―若竹千佐子『おらおらでひとりいぐも』を例に―(仁平政人)
    1…「お手本」におさまらない文学表現
    2…『おらおらでひとりいぐも』の「標準語」と「東北弁」
    3…先行する文学を取り込み、語り直す
    4…おわりに

    第5章 現代日本学の実践3[表象文化論]
    表象文化研究から日本学を考える
    -芥見下々『呪術廻戦』における〈東北〉イメージを導きに-(茂木謙之介)
    1…〈表象〉を通じた日本学へのアプローチ
    2…〈表象〉の定義と人間の思考
    3…〈表象〉を問う4つの方法
    4…〈表象〉研究を実践する

    column 現代日本の「キャラ(クター)」文化(荒井美咲)
    1…はじめに
    2…「キャラクター」「キャラ」概念の概観
    3…「キャラ(クター)」研究の現在と未来

    第6章 現代日本学の実践4[宗教学]
    仏像から考える日本の「宗教」と「美術」(君島彩子)
    1…はじめに
    2…仏像とはなんだろう?
    3…美術品・文化財になった仏像
    4…仏像は完全に鑑賞対象へと変化したのか?
    5…仏像は偶像なのだろうか?
    6…日本的な宗教観と仏像
    7…日本の伝統としての仏像へのまなざし
    8…ヴァナキュラーとしての仏像

    column 宗教研究からみた日本学(オリオン・クラウタウ)
    1…はじめに
    2…宗教研究として問うべきもの
    3…おわりに

    第7章 現代日本学の実践5[経済学]
    「東北」の産業・経済から見る日本(雲然祥子)
    1…はじめに
    2…東日本大震災の発生による日本経済への影響
    3…サプライチェーンの中の「東北」
    4…おわりに

    第8章 現代日本学の実践6[社会学]
    家族の変化と生活保障システム(田中重人)
    1…はじめに
    2…日本型生活保障システムの形成
    3… 家族の変化と生活保障システムの綻び
    4…家族の弱体化と逆機能
    5…親族の支援とその地域差
    6…おわりに

    おわりに(伴野文亮)

    執筆者プロフィール
  • 内容紹介

    これから「日本」を捉え返す視座をどう獲得していくのか。
    「日本」を考えるうえで、既存の取り組みにとどまらない、新たな展開を考えるために。
    日本学の「方法」と「実践」を提示した、初学者をはじめとした日本学に関心を持つすべての人への「導き」の書。

    グローバルヒストリーや文学研究、表象文化論や宗教研究といった人文科学から、「キャラクタ」研究や東北経済学、家族社会学といった社会科学まで、多種多様な学問領野の先鋭的な研究を結集し、さらに〈東北〉という〈場〉を問題意識として共有した新しい日本学の取り組みを示す。

    執筆は、茂木謙之介、伴野文亮、クリストファー・クレイグ、佐藤弘夫、高橋章則、大野晃嗣、仁平政人、荒井美咲、君島彩子、オリオン・クラウタウ、雲然祥子、田中重人

    【現代日本学は、安易な日本賛美の学問ではなく、「日本」というフィールドの実態を、複眼的視座から構造的に把握する学問でなくてはならない。現代日本学が健全な学問として存立し続けるためにも、現代日本学の実践に従事するすべての人は、国際と学際という2つの「際」に徹底的にこだわり、かつホンモノの資料をもとに研究を立ち上げるという緊張感を、絶えず持ち続けるべきである。現代日本学の挑戦は、はじまったばかりだ。】…おわりに(伴野文亮)より
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伴野 文亮(トモノ フミアキ)
    東北大学大学院文学研究科助教。専門は19世紀日本史、書籍文化史

    茂木 謙之介(モテギ ケンノスケ)
    東北大学大学院文学研究科准教授。専門は表象文化論・日本近代文化史
  • 著者について

    伴野 文亮 (トモノ フミアキ)
    東北大学大学院文学研究科助教。専門は19世紀日本史、書籍文化史。
    主要業績:
    ・『移行期の東海地域史 中世・近世・近代を架橋する』(共著、勉誠出版、2016年)
    ・「近代天皇制国家と「偉人」 -金原明善の「偉人」化とその歴史的意味-」(『歴史評論』第848号、2020年)
    ・「金原明善のなかの天皇」(『学際日本研究』第1号、2021年)

    茂木 謙之介 (モテギ ケンノスケ)
    東北大学大学院文学研究科准教授。専門は表象文化論・日本近代文化史。
    主要業績:
    ・『表象天皇制論講義 皇族・地域・メディア』(白澤社、2019年)
    ・『オンライン授業の地平 ―2020年度の実践報告―』(共編著、雷音学術出版、2021年)
    ・『〈怪異〉とナショナリズム』(共編著、青弓社、2021年)

日本学の教科書Handbook for Japanese Studies の商品スペック

商品仕様
出版社名:文学通信
著者名:伴野 文亮(編)/茂木 謙之介(編)
発行年月日:2022/03/25
ISBN-10:4909658734
ISBN-13:9784909658739
判型:B6
発売社名:文学通信
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:208ページ
縦:19cm
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