"水車屋の美しい娘"―シューベルトとミュラーと浄化の調べ [単行本]
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"水車屋の美しい娘"―シューベルトとミュラーと浄化の調べ [単行本]

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出版社:春秋社
販売開始日: 2022/05/02
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"水車屋の美しい娘"―シューベルトとミュラーと浄化の調べ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    “冬の旅”と双璧をなす連作歌曲集。せつない調べに秘められた奥深き作品世界へ。水車屋=粉挽きに刻まれた“差別”と“淫蕩”の烙印。詩人ミュラーの恋路と複雑な成立事情。幾重にも織り込まれた象徴。シューベルトの音による救済。付・“水車屋の美しい娘”対訳。
  • 目次

    プロローグ せつない歌曲集

    第1章 もてあそばれた水車屋の娘――差別とエロティシズムの烙印
    小川はせせらぎではない/深い山あいに位置する水車/水車屋への差別/中世から続く最下層/娘となぜうまく行かなくなったか?/もうひとつの隠されたイメージ/広がるエロティシズム/貧民への厚遇がもたらしたもの/ラザロと共にいる貧民/見逃された差別とエロティシズム

    第2章 もてはやされた水車屋の娘――パイジェッロからゲーテへ
    大流行した《水車屋の娘》/イタリアへの憧れ/ドイツでの異なる展開/ゲーテが書いた『水車屋の娘』/身分設定の変更/小川の誕生/「低きミンネ」と民謡からの流れ/狩人とは何者なのか/ニーチェの視点/父からの脱出
       
    第3章 ミュラーの恋――ベルリンの若手知識人の群像
    ベルリナー・サロン/ルイーゼとの出会い/早熟の詩人/ミュラーへの影響/ミュラーの日記/出会いから恋へ/輻輳する関係/ルイーゼとブレンターノの出会い/恋が交錯する歌芝居《水車屋の娘、ローゼ》/ミュラーの日記の終わり

    第4章 《水車屋の娘、ローゼ》――ベルガーからシューベルトへ
    ベルガー《水車屋の美しい娘》の特徴/ヴィルヘルム・ヘンゼルの立ち位置/サロニエールの登場/川へ飛び込む水車屋の娘/ミュラー=シューベルトによる深化/小川を描くシューベルト/改めて冒頭に置かれた《さすらい》/リアリズムの発現/リアリズムからの変容/「白」の思想性

    第5章 息を吹き返す“しぼめる花”――差別とエロティシズムからの救済
    差別を浮き上がらせる/青の変容/美の堪能とシニカルな視点/性的な流れ/シューベルトの憐れみ/緑の狩人/水車屋の娘の浮気心/理想郷の否定/しぼめる花のゆくえ/絶対化をしないミュラーとシューベルト

    エピローグ 聖なる歌曲集にあらず

    あとがき
    参考文献

    《水車屋の美しい娘》対訳
  • 出版社からのコメント

    せつない歌曲集に幾重にも折り重なる象徴と、詩の複雑な成立事情を解きほぐし、陰影に富んだ背景世界を描き出す。付・歌詞対訳
  • 内容紹介

    『冬の旅』と双璧をなすシューベルトの歌曲集『美しき水車小屋の娘(水車屋の美しい娘)』では、ある若者の素朴でせつない恋愛模様が歌われる。が、それだけだろうか。本書では見過ごされてきた「水車屋の娘」の影を追いながら、作品の奥深い世界へと誘う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    梅津 時比古(ウメズ トキヒコ)
    神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒。桐朋学園大学学長、早稲田大学講師を経て、桐朋学園大学特任教授、毎日新聞学芸部特別編集委員。『“セロ弾きのゴーシュ”の音楽論』(東京書籍)=第54回(平成15年度)芸術選奨文部科学大臣賞および第19回岩手日報文学賞賢治賞。『ゴーシュという名前』(東京書籍)=NHK制定“日本の百冊”。『フェルメールの楽器』(毎日新聞社)=2010年日本記者クラブ賞、など各賞を受賞
  • 著者について

    梅津 時比古 (ウメヅ トキヒコ)
    神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒業。現在、毎日新聞特別編集委員、桐朋学園大学特命教授、早稲田大学招聘研究員。
    著作は、1)フランツ・シューベルト研究 2)宮沢賢治研究 3)音楽エッセイ(批評を含む)を柱にしている。
    1)『冬の旅 24の象徴の森へ』(東京書籍)、『死せる菩提樹――シューベルト《冬の旅》と幻想』(春秋社)、『《水車屋の美しい娘》――シューベルトとミュラーと浄化の調べ』(春秋社)。前二冊はドイツで翻訳され、Roderer Verlag より《哲学叢書》の第46巻、第53巻として刊行されている。
    2)『《セロ弾きのゴーシュ》の音楽論――音楽の近代主義を超えて』(東京書籍、第54回芸術選奨文部科学大臣賞、第19回岩手日報文学賞賢治賞)。『《ゴーシュ》という名前――《セロ弾きのゴーシュ》論』(東京書籍、NHK制定「日本の100冊」)。
    3)『フェルメールの楽器――音楽の新しい聴き方』(毎日新聞社、日本記者クラブ賞)、『音楽と思索の廻廊』(春秋社)など、新聞連載を基にしたもの9点、新聞以外のもの3点がある。

"水車屋の美しい娘"―シューベルトとミュラーと浄化の調べ の商品スペック

商品仕様
出版社名:春秋社
著者名:梅津 時比古(著)
発行年月日:2022/04/30
ISBN-10:4393932242
ISBN-13:9784393932247
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:303ページ
縦:19cm
横:14cm
厚さ:3cm
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