日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本]
    • 日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003551711

日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本]

価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月1日金曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:ひつじ書房
販売開始日: 2022/03/29
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    本書の目的と構成


    第1部 日本語聴解教材作成の基本方針
    日本語コミュニケーションのための聴解教材作成の基本方針(野田尚史)
    1. コミュニケーションのための聴解教材の概要
    2. 現実的な状況設定
     2.1 実際の状況から出発する
     2.2 実際に使われる語彙・文型を使う
     2.3 実際に聞くような音声を聞いてもらう
    3. 明確な目標設定
     3.1 聴解だけを目標にする
     3.2 具体的な目標を示す
     3.3 すべてを理解することを目標にしない
    4. 聴解技術の明示
     4.1 具体的な聴解技術を示す
     4.2 背景知識だけの聴解技術も示す
     4.3 いろいろな言語で説明がある音声中心のウェブ教材にする
    5. 日本語で話される内容と表現の研究
    6. 学習者が日本語を聞く難しさの研究
    7. 聴解教材の構成と内容を設計する研究
    8. まとめと今後の課題

    第2部 飲食店スタッフの発話を聞く教材
    飲食店スタッフが話す内容と表現(島津浩美)
    1. 飲食店スタッフが話す内容と表現の特徴
    2. 飲食店の種類による違い
     2.1 飲食店の業種による違い
     2.2 セルフサービスかどうかによる違い
     2.3 利用方法による違い
     2.4 時間帯による違い
    3. 飲食店スタッフが話す内容とその順序
    4. 注文する料理による飲食店スタッフの質問内容
    5. 飲食店スタッフの表現のバリエーション
     5.1 飲食店の種類による表現のバリエーション
     5.2 注文する料理による表現のバリエーション
     5.3 個々の店舗やスタッフによる表現のバリエーション
    6. まとめ

    学習者が飲食店スタッフの発話を聞く難しさ(中尾有岐)
    1. 飲食店スタッフの発話を聞く難しさの概要
    2. 調査概要
     2.1 調査場面と調査対象者
     2.2 調査方法
    3. 飲食店のシステムが違うことによる難しさ
    4. 質問されるかどうかが違うことによる難しさ
    5. 質問されるタイミングが違うことによる難しさ
    6. 店の種類によって質問が違うことによる難しさ
    7. 店によってことばの意味が違うことによる難しさ
    8. まとめ

    飲食店スタッフの発話を聞く教材の作成(島津浩美)
    1. 飲食店スタッフの発話を聞く教材の作成方針
    2. 聞きとりのポイントとなる音声の切りとり方
    3. 飲食店の種類の細分化による音声の抽出
    4. スタッフに言われる順序による教材の提示
    5. 聞きとりに必要となる背景知識の提示
    6. まとめ

    第3部 雑談を聞く教材
    雑談で話される内容と表現(中山英治)
    1. 雑談で話される内容と表現の概要
    2. 否定の意味を表さない「ない」
     2.1 質問や同意要求の意味を表す「じゃない」と「くない」
     2.2 例えや婉曲的な意図を表す「じゃないけど」
     2.3 簡単であることや肯定の意味を表す「わけ」+「ない」
    3. 省略されている主語を特定できる表現
     3.1 主語が話し手以外であることを表す「って」
     3.2 主語が話し手以外であることを表す「てくれる」 「てくる」
     3.3 主語が話し手以外であることを表す「って言うから」
    4. 省略されている述語を特定できる表現
     4.1 省略されている述語が特定できるあいづち表現
     4.2 省略されている述語が特定できる対比の文
    5. まとめ

    学習者が雑談を聞く難しさ(村田裕美子)
    1. 雑談を聞く難しさの概要
    2. 調査概要
     2.1 調査協力者
     2.2 調査方法
    3. 語を適切に判断する難しさ
     3.1 音が似ている語を適切に判断する難しさ
     3.2 語の区切る位置を適切に判断する難しさ
    4. 「ない」が含まれる文を適切に判断する難しさ
     4.1 「ないですか」の意味を適切に判断する難しさ
     4.2 「じゃない」の意味を適切に判断する難しさ
    5. 主語が誰であるかを適切に判断する難しさ
     5.1 発話の初めに出てくる「私」を主語だと誤って判断する難しさ
     5.2 途中で主語が変わるときに適切に判断する難しさ
    6. まとめ

    雑談を聞く教材の作成(吉川景子)
    1. 雑談を聞く教材の作成方針
    2. イントネーションから意図を聞きとる教材
     2.1 質問しているか同意を求めているかを聞きとる教材
     2.2 自分の考えか発見したことかを聞きとる教材
    3. 肯定か否定かを聞きとる教材
     3.1 肯定の意味の「しか」を聞きとる教材
     3.2 肯定の意味の「どころじゃない」を聞きとる教材
    4. 省略された人物が誰かを聞きとる教材
     4.1 伝聞表現から誰の話かを聞きとる教材
     4.2 授受表現から動作主を聞きとる教材
     4.3 依頼されているかどうかを聞きとる教材
     4.4 他の人にしてもらうかどうかについての質問を聞きとる教材
    5. まとめ

    第4部 講義を聞く教材
    講義で話される内容と表現(日比伊奈穂・高山弘子)
    1. 講義で話される内容と表現の特徴
    2. 調査概要
    3. 講義の流れ
    4. 開始部から中心部への切り替わりを示す表現
    5. 講義の中心部で説明をする際に使われる表現
     5.1 専門用語を説明する表現
     5.2 対比を表す表現
     5.3 言い換えを表す表現
     5.4 条件を表す表現
    6. 中心部から終了部への切り替わりを示す表現
    7. まとめ

    学習者が講義を聞く難しさ(久保輝幸・高山弘子)
    1. 講義を聞く難しさの概要
    2. 調査概要
    3. 音声が類似した語を適切に理解する難しさ
    4. 条件が含まれる文を適切に理解する難しさ
    5. モダリティ的表現を適切に理解する難しさ
    6. 主語が誰であるかを適切に理解する難しさ
    7. 文脈から推測して適切に理解する難しさ
    8. まとめ

    講義を聞く教材の作成(野田尚史・中尾有岐・萩原章子)
    1. 講義を聞く教材の作成方針
    2. 専門用語の意味を聞きとる教材
     2.1 専門用語の定義を聞きとる教材
     2.2 専門用語の言い換えを聞きとる教材
    3. 専門用語に関連した語句の意味を理解する教材
     3.1 専門用語といっしょに出てくる語句の意味を理解する教材
     3.2 専門用語の代わりに使われる語句の意味を理解する教材
    4. 対比の構造をとらえる教材
     4.1 典型的な対比の構造をとらえる教材
     4.2 その他の対比構造をとらえる教材
    5. 仮定条件が含まれている内容を理解する教材
     5.1 仮定条件が1つ含まれている内容を理解する教材
     5.2 仮定条件が2つ含まれている内容を理解する教材
    6. まとめ

    第5部 会議の発話を聞く教材
    会議で話される内容と表現(中尾有岐)
    1. 会議で話される内容と表現の特徴
    2. 調査概要
    3. 会議の流れの順序
    4. 議題の移り変わりを表す表現
     4.1 1つの議題が終わることを示す表現
     4.2 次の議題に移ることを示す表現
    5. 結論を先延ばしにする
     5.1 結論を確認する表現
     5.2 結論を先延ばしにする表現
    6. 断定しない表現を使って意見を述べる
     6.1 「んじゃないか」を用いた表現
     6.2 「かな」を用いた表現
    7. まとめ

    学習者が会議の発話を聞く難しさ(首藤美香・鋤野亜弓)
    1. 会議の発話を聞く難しさの概要
    2. 調査概要
     2.1 調査場面と調査対象者
     2.2 調査方法
    3. 議題の移り変わりを理解する難しさ
     3.1 この結論でよいかどうかを確認する表現を理解する難しさ
     3.2 後で発言するように求める表現を理解する難しさ
     3.3 議題を終えるために質問の有無を確認する表現を理解する難しさ
    4.発言者の意見を理解する難しさ
     4.1 言いさし表現から意見であることを適切に理解する難しさ
     4.2 「んじゃない」から意見であることを適切に理解する難しさ
    5. 発言者が反対していることを理解する難しさ
     5.1 逆接の接続詞から反対していることを理解する難しさ
     5.2 「どうかな」を適切に聞きとる難しさ
    6. まとめ

    会議の発話を聞く教材の作成(中尾有岐・阪上彩子)
    1. 会議の発話を聞く教材の作成方針
    2. 結論が出たかどうかを聞きとる教材
     2.1 結論が出たことを聞きとる教材
     2.2 結論が先延ばしにされたことを聞きとる教材
    3. 質問や意見がいつ求められているかを聞きとる教材
     3.1 質問や意見が求められていることを聞きとる教材
     3.2 質問や意見がいつ求められているかを聞きとる教材
    4. 提案や意見に反対していることを聞きとる教材
     4.1 接続詞やあいづちから反対していることを聞きとる教材
     4.2 「どうかな」から反対していることを聞きとる教材
    5. まとめ

    第6部 教材の試用結果
    教材のアジアでの試用結果(阪上彩子・太原ゆか)
    1. 教材のアジアでの試用結果の概要
    2. 調査方法
    3. 教材で使われている日本語に関する評価
    4. 教材の実用性に関する評価
    5. 教材の多言語対応に関する評価
     5.1 教材の多言語対応
     5.2 教材の音声表記
    6. 教材の練習問題に関する評価
     6.1 教材の回答方法
     6.2 教材の難易度
    7. まとめ

    教材のヨーロッパでの試用結果(村田裕美子) 
    1. 教材のヨーロッパでの試用結果の概要
    2. 調査概要
     2.1 調査協力者
     2.2 調査方法
    3. 教材に対する評価
     3.1 教材全体に対する評価
     3.2 教材の構成に対する評価
    4. 教材に対する意見
     4.1 回答方式に関する意見
     4.2 音声表記に関する意見
    5. 今後教材化してほしいテーマ
     5.1 店員や友人などとのやりとり
     5.2 公共機関の窓口や案内係などとのやりとり
    6. まとめ


    あとがき
    編者・執筆者紹介
  • 内容紹介

    日本語学習者向けの聴解教材の作成方法を解説する。実際に聞く必要がある日本語を分析し、学習者が聴解で難しい点を調査した上で、コミュニケーションに役立つ聴解教材をどのように作成すればよいかを提案する。例として取り上げるのは「飲食店スタッフの発話を聞く教材」「雑談を聞く教材」「講義を聞く教材」「会議の発話を聞く教材」である。国語教育にも有益。

    執筆者:久保輝幸、阪上彩子、島津浩美、首藤美香、鋤野亜弓、高山弘子、太原ゆか、中尾有岐、中山英治、野田尚史、萩原章子、日比伊奈穂、村田裕美子、吉川景子
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    野田 尚史(ノダ ヒサシ)
    日本大学文理学部教授。1956年、金沢市生まれ。大阪外国語大学イスパニア語学科卒業、同大学大学院修士課程日本語学専攻修了。博士(言語学)。大阪外国語大学助手、筑波大学講師、大阪府立大学助教授・教授、国立国語研究所教授を経て、現職

    中尾 有岐(ナカオ ユキ)
    国際交流基金関西国際センター日本語教育専門員。1982年、大阪府生まれ。大阪外国語大学国際文化学科日本語専攻卒業、大阪大学大学院言語社会研究科国際言語社会専攻修了。国際交流基金バンコク日本文化センター日本語専門家、同日本語国際センター専任講師などを経て、現職
  • 著者について

    野田 尚史 (ノダ ヒサシ)
    日本大学文理学部教授。著書に『コミュニケーションのための日本語教育文法』(編著、くろしお出版、2005年)、『日本語教育のためのコミュニケーション研究』(編著、くろしお出版、2012年)などがある

    中尾 有岐 (ナカオ ユキ)
    国際交流基金関西国際センター日本語教育専門員。著書・論文に『日本語 あきこと友だち 改訂版』(共著、TPA Press、2017年)、「並列事態が想定しにくいモについて」(『日本語文法』8-1、2008年)などがある。

日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ひつじ書房
著者名:野田 尚史(編)/中尾 有岐(編)
発行年月日:2022/03/22
ISBN-10:482341120X
ISBN-13:9784823411205
判型:A5
発売社名:ひつじ書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:語学総記
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:21cm
他のひつじ書房の書籍を探す

    ひつじ書房 日本語コミュニケーションのための聴解教材の作成 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!