カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念(関西学院大学研究叢書) [単行本]
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カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念(関西学院大学研究叢書) [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2022/04/06
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カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念(関西学院大学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、カントと彼に先行する十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念を考察、ヴォルフ、クルージウス、バウムガルテンなどに加えて、忘却された神学者ヴァーグナーの自由概念に光をあてる。講壇哲学者の「宇宙論」にみられる世界の起始へ向けての事象連鎖の無限背進についての考察のうちに、カントの超越論的自由の起源を探ることで、哲学史に新たな頁を書き加える労作。
  • 目次

    はじめに
    凡  例

    第一章 ヴォルフとドイツ講壇哲学の自由概念
     はじめに
     第一節 ヴォルフとその学派の自由概念
       (一)ヴォルフの選択意志と自由
       (二)自発性と選択意志
       (三)ライプニッツの「偶然性」概念
       (四)ゴットシェートの選択意志と自由
       (五)上級欲求能力と下級欲求能力
       (六)選択意志の位置付け
     第二節 自由概念の階層的解釈
          ―― ヴァーグナー,バウムガルテン,マイアー――
      一 ヴァーグナー
       (一)自発性
       (二)選択意志
       (三)自由な選択意志
       (四)自発性―選択意志―自由:三つの階層
       (五)ヴァーグナーの「均衡中立の自由」解釈
       (六)「均衡中立の自由」から生じる四つの派生形
       (七)ヴァーグナーの『意思自由の真なる概念』の思想史的位置付け
      二 バウムガルテン
       (一)充足根拠律と自発性
       (二)選択意志
       (三)自由な選択意志
      三 マイアー
       (一)自己活動性
       (二)選択意志
       (三)自由な選択意志
       (四)自由と充足根拠律,そして倫理法則
      四 付論 ピエティスト派聖職者の自由概念
     第三節 クルージウスのテレマトロジーと自由概念
       (一)クルージウスの「テレマトロジー」
       (二)充足根拠律の解釈
       (三)『根拠律論文』でのヴォルフ批判
       (四)「自発性の自由」批判
       (五)均衡中立の自由と「自由な第一の活動」
     第四節 フェーダー,テーテンスならびにレキシコンにみる自由概念
       (一)フェーダーの「心理学的自由」と「形而上学的自由」
       (二)テーテンスの自己活動性としての自由
       (三)十八世紀の哲学事典と事典にみる自発性ならびに選択意志

    第二章 前批判期カントの自由概念
     はじめに
     第一節 『新解明』における「自発性」
     第二節 一七六〇年代の「自発性」ならびに「選択意志」
       (一)バウムガルテンの自由概念の受容
       (二)無制約的な選択意志
       (三)無規定的な選択意志と一七六九年前後の自由概念
     第三節 『就職論文』とその前後のカントの思索
       (一)『就職論文』の課題と位置付け
       (二)全体性の問題
       (三)叡知界の多義性
       (四)予知と人間の自由
     第四節 『就職論文』以降の「自発性」ならびに「選択意志」
       (一)「レフレクシオーン四五四七,四五四八」にみる超越論的ならびに実践的自由
       (二)ペーリッツ形而上学(L₁)にみる自発性と自由な選択意志
       (三)「形而上学講義録」にみる神の予知と人間の自由

    第三章 カントの二律背反論と「宇宙論的な自由」の前史
     はじめに
     第一節 ノルベルト・ヒンスケによる「アンチノミー」解釈
       (一)ヒンスケの定義と三段階説
       (二)感性の法則と悟性の法則の対立
       (三)法則相互の矛盾を表現する一七七〇年前後のメモ書き遺稿
       (四)アンチノミーの第三の段階――理性の法則相互の矛盾――
     第二節 第三アンチノミー「定立」と「反定立」の背景
       (一)心理学から宇宙論への移行
       (二)スピノザの無限背進テーゼ
       (三)ヴォルフとピエティスト派神学者の論争
       (四)バウムガルテンの「無限背進」不可能性テーゼ
       (五)マイアーによる「無限前進」批判
       (六)カントによる無限背進不可能性テーゼの受容と批判
     第三節 一七七〇年代のメモ書き遺稿にみるカントの二律背反論
       (一)バウムガルテンの『形而上学』「宇宙論」へのメモ書き遺稿
       (二)一七七〇年代のメモ書き遺稿にみる「二律背反論」の生成とその初期形態

    第四章 『純粋理性批判』での自由概念
     はじめに
     第一節 第三アンチノミーと因果法則
       (一)第三アンチノミーの定立と反定立
       (二)「経験の類推」での因果法則
       (三)「反定立」の論証
       (四)「定立」の論証
     第二節 自由のアンチノミーの解決
       (一)数学的ならびに力学的アンチノミー
       (二)超越論的自由と実践的自由
       (三)二つの自由概念の関係
       (四)「カノン問題」
       (五)叡知的性格と経験的性格
       (六)「自由の宇宙論的理念の解明」
       (七)カントによる最後の論証

    あとがき
    文献一覧
    事項索引
    人名索引
  • 内容紹介

    本書は,カントと彼に先行する十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念を考察.ヴォルフ,クルージウス,バウムガルテンなどに加えて,忘却された神学者ヴァーグナーの自由概念に光をあてる.講壇哲学者の「宇宙論」にみられる世界の起始へ向けての事象連鎖の無限背進についての考察のうちに,カントの超越論的自由の起源を探ることで,哲学史に新たな頁を書き加える労作.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    河村 克俊(カワムラ カツトシ)
    1958年京都市生まれ。1981年立命館大学文学部卒業。1983年関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了。その後ドイツ・トリーア大学留学、Ph.D。現在、関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科および法学部教授
  • 著者について

    河村 克俊 (カワムラカツトシ)
    関西学院大学大学院言語コミュニケーション文化研究科および法学部教授

カントと十八世紀ドイツ講壇哲学の自由概念(関西学院大学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:河村 克俊(著)
発行年月日:2022/03/30
ISBN-10:4771036225
ISBN-13:9784771036222
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:272ページ
縦:21cm
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