金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉 [単行本]

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金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉 [単行本]

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出版社:六一書房
販売開始日: 2022/03/31
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金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1部 金鈴塚古墳の概要
    金鈴塚古墳の墳丘・埋葬施設 稲葉昭智
     1古墳の位置
     2古墳群内の前方後円墳
     3金鈴塚古墳周辺の石室および石棺等について
     4金鈴塚古墳の石室・石棺について
     5石材について
    金鈴塚古墳の副葬品 上野祥史
     1装身具
     2銅鏡
     3装飾大刀
     4その他の武器
     5甲冑
     6馬具
     7工具類及び鉄釘・鉄鎹
     8銅鋺
     9須恵器
     10土師器
    第2部 「装い」とその機能・意義
    古代の鈴と鈴飾りの歴史的意義 田中裕
     1列島における鈴(すず)の特徴と多量出土
     2金鈴塚古墳から出土した大量の鈴飾り
     3鈴の造り方(鍛造の鈴の場合)
     4鈴の系譜と変遷
     5鈴の分布と鈴飾り
     6金鈴のもつ唯一の存在感
     7鈴飾りを纏った東国人
    金銀装大刀からみた金鈴塚古墳の被葬者像 大谷晃二
     1金銀装大刀の工房を復元する視点 技術の比較
     2金鈴塚古墳の大刀は倭製品か舶載品か?
     3金銀装大刀の工房の展開
     4大刀から見た金鈴塚古墳被葬者の性格
    武器の副葬と軍事編制 内山敏行
     1古墳に副葬された武器の持つ意味
     2Gateway機能と外生的な軍事編制
     3鉄鏃の供給
     4装飾大刀の多量副葬
     5甲冑と追葬者,首長層の多人数埋葬
     6軍事編制の視点から金鈴塚古墳の武器副葬を説明する
    金鈴塚古墳出土馬具群の構成とそれらが意味するもの 宮代栄一
     1馬具と馬装
     2金鈴塚古墳出土馬具の組み合わせとその根拠
     3金鈴塚古墳の4組の馬装
     4金鈴塚古墳の馬具からわかること
     5馬具の複数組埋葬が意味するもの
     6出土位置が意味するもの
     7馬装の階層とは
    金糸と繊維製品 金鈴塚古墳出土品からみた当時の染色技法・用途 沢田むつ代
     1金糸
     2円形座金具付金銅鈴付着の経錦
     3織物小片付着の縁飾り
     4麻布の使用例
    第3部 儀礼具としての容器
    土器からみた儀礼様式と金鈴塚古墳 藤野一之
     1古墳時代の土器と機能
     2横穴式石室出土土器の解釈
     3横穴式石室内出土土器の参考事例
     4金鈴塚古墳出土土器の特徴
     5土器からみた金鈴塚古墳の葬送儀礼
    金鈴塚古墳出土銅鋺と「伝金鈴塚出土銅鋺」の検討 舶載銅鋺から国産銅鋺へ 桃﨑祐輔
     1金鈴塚古墳出土銅鋺
     2「伝金鈴塚出土」銅鋺
     3金鈴塚出土銅鋺群の型式学的位置づけ
     4金鈴塚銅鋺・伝金鈴塚銅鋺の系譜
    第4部 金鈴塚古墳を相対化する視点
    金鈴塚古墳と古墳時代後期の社会 上野祥史
     1金鈴塚古墳の築造と埋葬
     2金鈴塚古墳の被葬者と埋葬プロセスの進行
     3金鈴塚古墳の被葬者相互の関係
     4鏡の分与と入手―地域社会での被葬者の位相―
     5さいごの前方後円墳に埋葬が継続した意義
    房総の後期前方後円墳からみた首長権と金鈴塚古墳 田中裕
     1後期における前方後円墳数の増加
     2房総における後期の前方後円墳
     3東国における後期の前方後円墳と交流関係
     まとめ 東国の古墳時代後期の独自性と相互扶助
    古代国家形成期の王権と東国 仁藤敦史
     1東国論の視角
     2東国の国造
     3ヤマト王権と東国
     4馬来田国造の位置づけ
  • 出版社からのコメント

    金鈴塚古墳出土資料を現代的な視点で整理検討し、古墳時代後期の社会とその終焉の歴史的意義を展望する。
  • 内容紹介

     木更津市教育委員会と国立歴史民俗博物館が3 期9 年にわたり進めてきた共同事業は、今日的な視点で金鈴塚古墳出土資料を整理検討し、金鈴塚古墳を古墳時代研究のなかに改めて位置付けることを目的としたものである。金鈴塚古墳は、古墳時代後期を検討する基礎資料でありながら、発見や報告の時期が早いため、資料の全貌は明らかにはなっていなかった。古墳時代研究の基礎をなす重要資料には、こうした状況あるにものが多い。近年では、兵庫県雲部車塚古墳や大阪府七観古墳、奈良県五條猫塚古墳など、発見や報告の古い重要資料の再整理報告が続いている。これらと同じく、現代的な視点で、金鈴塚古墳出土資料と金鈴塚古墳を研究の基礎資料に新たに位置付けることがこの事業の目的である。
     2020 年には大部3 分冊からなる『金鈴塚古墳出土品再整理報告書』(本報告)が刊行され、木更津市での事業は、その成果が公開されている。歴博では、事業を推進するとともに、折に触れより広く一般に向けた情報発信に取組んできた。本書の目的は、手に取りやすい、より身近な形で、金鈴塚古墳とその出土資料の情報を発信することにある。
     金鈴塚古墳出土資料は、奈良県藤ノ木古墳や、群馬県綿貫観音山古墳など国宝に指定される重要資料と比較されることもある。その壮麗さに目は奪われがちだが、壮麗な品々は、「さいご」の前方後円墳に副葬された。本書では、その壮麗な副葬品が終焉を迎える前方後円墳に副葬されたことの意義を、さまざまな視点から照射してゆきたい。そこに、古墳時代後期の社会とその終焉の歴史的意義が展望されてくるように思う。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    上野 祥史(ウエノ ヨシフミ)
    国立歴史民俗博物館研究部准教授、総合研究大学院大学文化科学研究科准教授
  • 著者について

    上野祥史 (ウエノヨシフミ)
    国立歴史民俗博物館研究部准教授,総合研究大学院大学文化科学研究科准教授

    稲葉昭智 (イナバアキトシ)
    木更津市郷土博物館金のすず副館長

    田中 裕 (タナカ ユタカ)
    茨城大学人文社会科学部教授

    大谷晃二  (オオタニコウジ)
    島根県立三刀屋高等学校教諭

    内山敏行 (ウチヤマトシユキ)
    公益財団法人とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター調査課副主幹

    宮代栄一  (ミヤシロエイイチ)
    朝日新聞社編集委員

    沢田むつ代  (サワダムツヨ)
    東京国立博物館・奈良国立博物館客員研究員

    藤野一之 (フジノカズユキ)
    駒澤大学文学部講師

    桃﨑祐輔  (モモサキユウスケ)
    福岡大学人文学部教授

    仁藤敦史 (ニトウアツシ)
    国立歴史民俗博物館研究部教授,総合研究大学院大学文化科学研究科教授

金鈴塚古墳と古墳時代社会の終焉 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:六一書房
著者名:上野 祥史(編)
発行年月日:2022/03/30
ISBN-10:4864451605
ISBN-13:9784864451604
判型:B5
発売社名:六一書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:265ページ
縦:26cm
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