閉ざされる建築、開かれる空間―社会と建築の変容 [単行本]
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閉ざされる建築、開かれる空間―社会と建築の変容 [単行本]

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出版社:鹿島出版会
販売開始日: 2022/05/23
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閉ざされる建築、開かれる空間―社会と建築の変容 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    読売新聞の連載「建築季評」20年による建築・都市の読み解きから、空間の捉え方を考える。
  • 目次

    はじめに

    第1章 建築の解釈
    01 メーリングリストがつくる新しい評価/02  植田実のエディトリアルクリティーク/03 耐震強度偽装が写し出す状況/04 施主としての行政の介在/05 長谷川堯が建築に求めたもの/06 復興で起こる建築概念の拡張/07 問われる建築の記念性/08 アバンギャルドをどう理解するのか/09 理論の不在のなかで登場する新しい技術/10 ザハ・ハディド案の象徴性をめぐる迷走/11 場所に「還る」は街の再生になりえるか/12 VRゲームがもたらす建築の「民主化」/13 建築の創造性の質的転換/14 手描き図面の価値はどこに/15 アフターコロナでの建築のゆくえ/16 近代主義そのものを問うことになったのか

    第2章 都市空間の方法
    01 プレイス・メイキング/02 施設プログラムの不在/03 地方の美術館のあり方/04 商業空間――モノから場所へ/05 美術館の脱建築化/06 磯崎の五輪案がつくろうとしたもの/07 団地と共同性の質をめぐって/08 制度に挑むことを作品に/ 09 復興事業での建築家の役割/10 復興に求められる計画学の再登場/11 求められる都市デザインの発想/12 都市再生の奇跡/13 空間構造を変えてしまう再生事業/14 リノベーションが主役となる都市再生/15 物語を紡ぐ保存再生事業

    第3章 建築作品のつくり方
    01 個別解から一般解へ/02 非作家性とプロトタイプ/03 正直さが生み出す唐突感/04 センスや人生観がデザインに/05 足し算の方法/06 与件から組み立てる設計/07 村野藤吾の公共建築/08 ブリコラージュの方法/09 今のリアリティを反映する/10 デザインから「解決」へ/11 物語を紡ぐ建築/12 場所に価値が埋まる/13 建築のあり方を問いつづける

    第4章 風景は変えられるか
    01 自分が風景になる/02 はるばるたどり着く場所の風景/03 パブリックアートをめぐって/04 京都の新景観政策の課題/05 壁面緑化が変える風景/06 都市のシンボルをどのようにつくるのか/07 評価されるべき日常の歴史/08 場所との繋がりから風景を評価する/09 「擬和風」が景観を変えるのか

    第5章 保存をめぐって
    01 建て替え神話は乗り越えられるのか/02 レプリカ保存/03 モダニズム建築の歴史価値/04 建築の場が失われていく/05 驚異の復元/06 シンボルではなく空間の質を残す/07 モダニズムを残す価値/08 復元建築の役割/09 建築は何を残すことができるのか/10 復興はどのように描かれるのか/11 魅了する装飾デザイン/12 ミャンマーの近代建築遺構を考える/13 改修に求められるアイデア/14 建築に向けられる認識の広がり/15 文化財は保存から活用へ/16 使いつづけるという仕事

    第6章 モダニズムを見とどける
    01 モダニズムの終焉を告げるのか/02 「表面」が示すもの/03 モダニズムをどう使うか/04 ファッションブランドが生み出すデザイン/05 丹下の死はモダニズムの終焉か/06  建築家の誠実さとは/07 祖型を目指す/08 アートのはかなさとリアルの挑戦/09 辺境からの逆襲/10 つくらない建築家/11 縮退を見据えた建築の再定義/12 極北のモダンデザイン/13 近代主義の終焉とデザイン/14 ガラスによる開き方を考える/15 外側の関係をデザインする

    おわりに
    初出一覧
  • 内容紹介

    脱「建築」――構築から接続へ。
    読売新聞連載コラム「建築季評」20年による建築・都市の読み解きから、空間の捉え方を考える。

    「この20年は、建築をめぐる社会状況に大きな変化があった。9.11テロ、耐震強度偽装、東日本大震災、新国立競技場問題、そしてコロナ禍。その間に、確かに建築の社会における位相は大きく変化した。ささやかなコラムであっても、それをまとめることに意味があるかもしれない。
    ……建築と社会の関係の変化、そしてそのことにより起こる建築をつくり出すことの課題、さらにはそのデザインが抱える社会的意味の変化など、一貫して建築をあくまで一つの社会現象として扱う視点によるものとなっている。」(本文より)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中川 理(ナカガワ オサム)
    1955年横浜生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業。1988年京都大学大学院建築学専攻博士課程修了。工学博士。1992年京都工芸繊維大学助教授。2003年同教授。2021年から同名誉教授・神戸女子大学客員教授。日本建築学会賞(論文)、日本都市計画学学会論文奨励賞、日本建築学会教育賞など受賞
  • 著者について

    中川 理 (ナカガワ オサム)
    中川 理(なかがわ・おさむ)
    1955年横浜生まれ。1980年京都大学工学部建築学科卒業。1988年京都大学大学院建築学専攻博士課程修了。工学博士。1992年京都工芸繊維大学准教授。2003年から同教授。2021年から同名誉教授・神戸女子大学客員教授。2015-2016年建築史学会会長。2017年文化庁文化審議会専門委員。
    著書に、『重税都市-もうひとつの郊外住宅史』(住まいの図書館出版局、1990年)、『偽装するニッポン――公共施設のディズニーランダゼイション』(彰国社、1996年)、『近代建築史』(共編著、昭和堂、1998年)、『京都と近代――せめぎあう都市空間の歴史』(鹿島出版会、2015年)、『京都 近代の記憶』(思文閣出版、2015年)、『近代日本の空間編成史』(編著、思文閣出版、2017年)、『風景学――風景と景観をめぐる歴史と現在』(共立出版、2008年)、『空想から計画へ――近代都市に埋もれた夢の発掘』(編著、思文閣出版、2021年)など。
    日本都市計画学学会論文奨励賞、日本建築学会教育賞、日本建築学会賞(論文)など受賞。

閉ざされる建築、開かれる空間―社会と建築の変容 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:鹿島出版会
著者名:中川 理(著)
発行年月日:2022/05/25
ISBN-10:4306046923
ISBN-13:9784306046924
判型:B6
発売社名:鹿島出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:建築
言語:日本語
ページ数:267ページ
縦:19cm
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