怪異と遊ぶ [単行本]
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怪異と遊ぶ [単行本]

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出版社:青弓社
販売開始日: 2022/04/27
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怪異と遊ぶ [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    怪異は、恐怖の対象として忌避されると同時に、好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。怪談師、心霊術、分身、透明人間、『トワイライトシンドローム』、「意味が分かると怖い話」―怪異が娯楽や趣味としても受容されてきたことを、多角的な視点から照らし出す。
  • 目次

    はじめに 大道晴香

    第1部 怪異を語る

    第1章 幽霊に萌える、怪異で遊ぶ 伊藤龍平
     1 落語『お菊の皿』
     2 恐怖と笑いの近日点
     3 「皿屋敷」は萌えているか
     4 創作怪談と実話怪談のベクトル

    第2章 語り継がれる狸合戦――阿波における憑依と遊戯 斎藤 喬
     1 「金長霊明神」由来譚
     2 初発の口走り
     3 狸憑きから狸合戦へ
     4 合戦を語る遊戯性

    第3章 怪談師の時代 一柳廣孝
     1 遊びとしての怪談語り
     2 明治の怪談師たち
     3 そして、現代の怪談師へ

    第4章 「意味が分かると怖い話」とは何か――「似ている話」を探して、作って、読み換える、遊び 永島大輝
     1 本章で「意味が分かると怖い話」について考えていく道筋
     2 「意味怖」の歴史
     3 内容から検討するために、「話型(ルビ:わけい)(似ている・同じ)」について考える
     4 「意味怖」という場で語られた話が「意味怖」である
     5 心理テストは八百屋お七の夢を見るか?――「話群」の置き換えは「意味怖」に限らない
     6 「意味怖」から「眼前の事実」を探るための覚書

    第2部 怪異を表現する

    第5章 分かたれた「己」で、遊ぶ――森鷗外「不思議な鏡」が映し出す分身譚の愉しみ 構 大樹
     1 簇出する分身譚
     2 お約束からズレようとする「不思議な鏡」
     3 「新年のお慰み」という意識
     4 分身を自然化する鷗外の語られ方

    第6章 大正、〈霊交術事件〉の夏――奇術としての心霊術 今藤晃裕
     1 ゼーゲル夫妻来朝す
     2 〈霊交術事件〉顚末
     3 エンターテインメント化する心霊術
     4 奇術としての心霊術

    第7章 透明人間現る――隠れる物語から露わにする物語まで 橋本順光
     1 透明人間の誕生――ギュゲスと龍樹の逸話からウェルズまで
     2 人として見られない透明な存在の語り――労働者・黒人・移民
     3 日本におけるウェルズ型の「透明人間」とハーディ型の「見えない男」の混交
     4 見えない男から、見えない女、そして見えない子供たちへ

    第3部 怪異を操る

    第8章 一九八〇年代の「こっくりさん」――降霊の恐怖を払拭する「キューピッドさん」の戦略 大道晴香
     1 「こっくりさん」と制御できない神霊の恐怖
     2 恐怖を脱色する「キューピッドさん」の戦略
     3 「キューピッドさん」は怖い
     4 「宗教儀礼」にも「遊び」にもなれない「こっくりさん」

    第9章 怪異と「遊ぶ」装置――『トワイライトシンドローム』を手がかりに 橋迫瑞穂
     1 『トワイライトシンドローム』の概要
     2 『トワイライトシンドローム 禁じられた都市伝説』の概要
     3 ゲームとしての「学校の怪談」
     4 学校空間と怪異
     5 学校・怪異・「遊び」

    第10章 怪異に学び戯れる人々――妖怪文化を育む虚構の共同体に着目して 市川寛也
     1 「現実」と「虚構」のあいだで
     2 地域学における怪異・妖怪――「遊び」と「学び」
     3 「四国の秘境 山城・大歩危妖怪村」の前史――秘境と開発
     4 大歩危妖怪村における「虚構」と「現実」

    特別座談会 怪異を創る楽しみ 川奈まり子/一柳廣孝/大道晴香
     1 語りと一人称の関係
     2 語りから物語を紡ぐということ
     3 体験者の語りをどう聞くのか
     4 土地に眠る怪談を呼び起こす
     5 怪談を語る
     6 怪談ブームと生の実感
     7 八王子で考える怪談の可能性

    おわりに 一柳廣孝
  • 内容紹介

    怪異は、恐怖の対象として忌避されると同時に、好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、「意味が分かると怖い話」――。怪異が娯楽や趣味としても受容されてきたことを、多角的な視点から照らし出す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    一柳 廣孝(イチヤナギ ヒロタカ)
    1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教育学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史

    大道 晴香(オオミチ ハルカ)
    1985年、青森県生まれ。國學院大學神道文化学部助教。専攻は宗教学
  • 著者について

    怪異怪談研究会 (カイイカイダンケンキュウカイ)
    2012年に発足。近代に生じた文化規範の劇的な変化を意識しながら、江戸時代から近現代における怪異へのまなざし、怪談に集約された物語の内実を明らかにすることを目的とする。16年、研究会の中間的な成果報告としてシリーズ『怪異の時空』全3巻(青弓社)を刊行。18年、清水潤『鏡花と妖怪』(青弓社)を編纂。21年、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)を監修。

    一柳 廣孝 (イチヤナギ ヒロタカ)
    1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教育学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史。著書に『怪異の表象空間』(国書刊行会)、『無意識という物語』(名古屋大学出版会)、『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉・増補版』『催眠術の日本近代』(ともに青弓社)など。

    大道 晴香 (オオミチ ハルカ)
    1985年、青森県生まれ。國學院大學神道文化学部助教。専攻は宗教学。著書に『「イタコ」の誕生』(弘文堂)、共編著に『怪異を歩く』(青弓社)、共著に『モノとメディアの人類学』(ナカニシヤ出版)、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)など。

怪異と遊ぶ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:怪異怪談研究会(監修)/一柳 廣孝(編著)/大道 晴香(編著)
発行年月日:2022/04/27
ISBN-10:4787292676
ISBN-13:9784787292674
判型:B6
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:304g
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