歴史学の擁護(ちくま学芸文庫) [文庫]

歴史学の擁護(ちくま学芸文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何か―。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。

• 目次

  日本語版への序文　謝　辞　凡　例　　序　論 第一章　歴史学の歴史第二章　歴史、科学、倫理第三章　歴史家と歴史事実第四章　史料と言説第五章　歴史における因果関係第六章　社会と個人第七章　知と権力 第八章　客観性とその限界あとがき―批判に答えて　訳者あとがき　文献解題　人名索引

• 内容紹介

  ポストモダニズムにより歴史学はその基盤を揺るがされた。学問を擁護すべく著者は問題を再考し、論議を投げかける。原著新版の長いあとがきも訳出。===過去の出来事について真の洞察に到達するために歴史家ができることとは何か――。この問いは、ポストモダニズムの登場とともに抜き差しならないものとなった。歴史学をこれまで支えてきた、客観性や因果関係といった概念が強く揺さぶられることになったからである。歴史理論と歴史学的実践の双方に目を配りながら、著者は、信頼に値する確かな知識を得るための方途を探りなおす。世界的に歴史教育の現場で読まれ、多くの論議を呼んだ作品がここに文庫化。数多の批判に応答した原著新版の長いあとがきも併せて訳出。===いかにして歴史的真実を語るかイギリスを代表するドイツ近現代史家が歴史学の基礎を問う===【目次】日本語版への序文　謝　辞　凡　例　　序　論 第一章　歴史学の歴史第二章　歴史、科学、倫理第三章　歴史家と歴史事実第四章　史料と言説第五章　歴史における因果関係第六章　社会と個人第七章　知と権力 第八章　客観性とその限界あとがき―批判に答えて　訳者あとがき　文献解題　人名索引

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  エヴァンズ,リチャード・J.(エヴァンズ,リチャードJ.／Evans,Richard J.)
  １９４７年生まれ。オックスフォード大学にて修士号、哲学博士号を取得。ケンブリッジ大学で近代史欽定講座担当教授を務めたドイツ近現代史家。２０１２年、Ｓｉｒの称号が与えられる
  
  今関 恒夫(イマゼキ ツネオ)
  １９３９年生まれ。同志社大学名誉教授
  
  林 以知郎(ハヤシ イチロウ)
  １９４９年生まれ。同志社大学名誉教授
  
  與田 純(ヨダ ジュン)
  １９７０年生まれ。香川高等専門学校准教授

• 著者について

  リチャード・Ｊ．エヴァンズ (リチャード ジェイ エヴァンズ)
  リチャード・J.エヴァンズ（Richard J. Evans）：1947年生まれ。オックスフォード大学にて修士号、哲学博士号を取得。ケンブリッジ大学で近代史欽定講座担当教授を務めたドイツ近現代史家。2012年、学術的功績によりSirの称号が与えられる。邦訳書に『力の追求 ヨーロッパ史1815-1914』『第三帝国の到来』(共に、白水社)、『エリック・ホブズボーム』（岩波書店）などがある。
  
  今関 恒夫 (イマゼキ ツネオ)
  今関恒夫：1939年生まれ。同志社大学名誉教授。
  
  林 以知郎 (ハヤチ イチロウ)
  林以知郎：1949年生まれ。同志社大学名誉教授。
  
  與田 純 (ヨダ ジュン)
  與田純：1970年生まれ。香川高等専門学校准教授。

歴史学の擁護(ちくま学芸文庫) [文庫] の商品スペック