サイバー文明論 [単行本]
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出版社:日経BP社
販売開始日: 2022/05/18
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サイバー文明論 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    トレーサビリティ、ネットワーク外部性、ゼロマージナルコスト、複雑系―。これらは、近代工業文明が生み出した、「大量生産品の排他的所有権を匿名の大衆に市場で販売(金銭と交換)する」モデルから「モノやサービスから得られる便益へのアクセス(利用)権を登録された継続ユーザーのニーズに合わせて付与する」モデルへと移行させる原動力となっている。本書は、そのようなモデルの普及の結果として、個人(法人含む)の交換をベースとした市場経済に代わって、個人が社会に貢献し社会から受け取る、「持ち寄り経済圏」が台頭し、その経済メカニズムに適合したガバナンスメカニズムの構築が重要になることを論じる。
  • 目次

    第Ⅰ部 サイバー文明の夜明け:デジタル技術で富、技術、統治の形が変わる
    第1章 近代工業文明の基盤:所有権交換(販売)経済とその前提
    第2章 文明の進化
    第3章 デジタル経済で広がる格差と富の変質:深刻化する「反乱」

    第Ⅱ部 新しい時代を呼び込む四つの構造変化
    第4章 ネットワーク外部性:データは集積・結合で価値を高める
    第5章 ゼロマージナルコスト:価格メカニズムの限界
    第6章 トレーサビリティ:ビジネスモデルの時空間制約からの解放
    第7章 複雑系としてのサイバー文明:創発のオープンアーキテクチャ

    第Ⅲ部 サイバー文明を創る技術
    第8章 デジタルとネットワークが生み出すゼロマージナルコストの複雑系
    第9章 IoT:センサー、IDとネットワーク技術で広がるトレーサビリティ
    第10章 クラウド、プラットフォームとAIが生み出す情報のネットワーク外部性

    第Ⅳ部 新しい文明の経済:サイバー文明におけるビジネスの姿
    第11章 所有権交換モデルからアクセス権付与モデル、そして「持ち寄り経済」へ
    第12章 劣後サービスの大きな価値:効率化、持続可能化そして格差解消
    第13章 サイバー文明における価値と富

    第Ⅴ部 サイバー文明の倫理と統治
    第14章 デジタル社会の倫理とサイバー文明の精神:アジア的価値観再考
    第15章 複雑系の統治機構としてのプラットフォーム
    第16章 サイバー文明時代の民主主義:分散と協調のガバナンス

    あとがきに代えて――技術システムと社会システムの統合
  • 出版社からのコメント

    工業文明での成功パターンはもう通じない。プラットフォーム、ビッグデータ、AIが圧倒的な価値を生み出す新たな文明の正体に迫る。
  • 内容紹介

    デジタル化の波の中で古くなった社会制度やそれを支える哲学をデジタル時代に適したものに根本から見直した方がいいのではないか? 20世紀に大成功した近代工業モデルを修正しながらデジタル経済に合わせてきたが、いよいよ矛盾が大きくなりすぎているのではないか? 過去の成功体験にこだわっていると単に落伍してしまうだけでなく、格差の拡大や監視社会の暴走などの形で不幸な未来につながってしまうのではないか? 明治維新の時に、単に蒸気船や電信を受け入れるだけでなく、政治体制から法律、芸術や言語にいたるまで造り直したように、今回も仕組みを全面的に再構築しないといけないのではないか? それは結局のところ、新しい文明を構築するということではないか? 
     近代工業が生み出した、「大量生産品の排他的所有権を匿名の大衆に市場で販売(金銭と交換)する」モデルから「モノやサービスから得られる便益へのアクセス(利用)権を登録された継続ユーザーのニーズに合わせて付与する」モデルへの移行させる原動力となっている。本書ではそのようなモデルの普及の結果として、個人(法人含む)の交換をベースとした市場経済に替わって、個人が社会に貢献し社会から受け取る、「持ち寄り経済圏」が台頭し 、その経済メカニズムに適合したガバナンスメカニズムの構築が重要になることを論じる。 
     新しい潮流は昨日、今日に始まったものではない。しかしこれまでは、惰性で、むしろ情報の側に近代工業文明の論理を当てはめて制度設計をしてきた。しかし、旧来の制度(統治形態)の延長では、プラットフォームやビッグデータや人工知能(AI)が圧倒的な価値を生み出す社会を適切に発展させられない。何より格差社会の矛盾が溜まりに溜まって爆発寸前で、2020年1月6日の米議会占拠事件を見ても、構造問題を解決しないと現実問題として暴力革命が起こりかねない。新しい社会の統治原則が求められている。

     本書は、新しい文明における経済活動の統治の在り方を提示。AI活用などにおける中国の躍進から、中国式の方が近代西洋哲学に依拠するものよりも良く機能するのではないか?という問いかけにも応える。儒教、仏教、アニミズムなどの東洋的な世界観をサイバー文明にどのように反映させていくか、西洋文明と中国文明の衝突をいかに回避するか、といった問いにも答える文明論となる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    國領 二郎(コクリョウ ジロウ)
    慶應義塾大学総合政策学部教授。1982年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。92年ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士。93年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。2000年同教授。03年同大学環境情報学部教授などを経て、09年総合政策学部長。2005年から09年までSFC研究所長も務める。2013年より慶應義塾常任理事に就任(21年5月27日任期満了)
  • 著者について

    國領 二郎 (コクリョウ ジロウ)
    慶應義塾大学総合政策学部教授
    1982年東京大学経済学部卒、日本電信電話公社入社。86年ハーバード・ビジネス・スクール留学、88年経営学修士、ハーバード大学助手。92年ハーバード大学経営学博士。93年慶應義塾大学ビジネススクール助教授、2000年慶應義塾大学環境情報学部教授、2008年より現職。

サイバー文明論 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:日経BP/日本経済新聞出版
著者名:國領 二郎(著)
発行年月日:2022/05/16
ISBN-10:4296113410
ISBN-13:9784296113415
判型:B6
発売社名:日経BPマーケティング
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経営
言語:日本語
ページ数:248ページ
縦:19cm
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