版画芸術196号<196号;2022年夏号>－「新版画」で旅する昭和日本 [単行本]

版画芸術196号<196号;2022年夏号>－「新版画」で旅する昭和日本 の 商品概要

• 目次

  巻頭特集　「新版画」で旅する昭和日本
  
  第1章　東京風景
  日本橋／銀座／皇居／東京駅／日比谷／隅田川／佃島・月島／弁慶橋／神楽坂／上野不忍池／浅草寺／増上寺／品川・大森
  「東京美術」としての新版画　談・小山周子（東京都江戸東京博物館学芸員）
  
  第2章　全国名所風景
  大沼公園（北海道）／十和田湖（青森）／松島（宮城）／日光（栃木）／横浜・箱根（神奈川）／富士山／名古屋（愛知）／琵琶湖（滋賀）／猿沢池（奈良）／円山・清水（京都）／道頓堀（大阪）／厳島（広島）／瀬戸内海／鳴門・室戸岬／別府温泉（大分）
  失われた風景を求めて―戦前・戦後の全国「新版画」　談・西山純子（千葉市美術館学芸員）
  
  掲載画家略歴／関連版元紹介／関連年譜／関連展覧会／「新版画」を買えるギャラリー
  
  【巻頭特集掲載画家】
  浅野竹二／朝見香城／穴山勝堂／石渡江逸／伊藤孝之／伊藤雄半／上原古年／奥村厚一／奥山儀八郎／笠松紫浪／河合健二／川瀬巴水／小絲源太郎／琴塚英一／高木保之助／高橋松亭／土屋光逸／徳力富吉郎／中澤弘光／楢崎栄昭／西山英雄／ノエル・ヌエット／野村芳光／坂内宏観／ピーター・アーヴィン・ブラウン／松岡映丘／森 正元／山川秀峰／山口蓬春／吉川観方／吉田 博
  
  版画家ヒストリー　　　　　　　　　 天野純治（シルクスクリーン）
  　 天野純治―「物質」としての版画／絵画　文・松山龍雄
  「版画アートコレクション」の作家　鈴木吐志哉（木版画）
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鬩ぎ合う二つの磁場―鈴木吐志哉小論　文・鎌田紳爾
  写真芸術の世界　　　　　　　　　山中信夫
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ピンホールの魔術師 山中信夫　文・山本和弘
  期待の新人作家　　　　　　　　　木村遥名（銅版画）
  
  展覧会スポットライト
  斎藤清美術館 開館25周年特別企画 大コレクション展　文・伊藤たまき
  ピュシス銅版画展―写すものと映されるもの　文・神山俊一
  彫刻刀が刻む戦後日本―2つの民衆版画運動　文・町村悠香
  篠田桃紅 夢の浮橋　文・高田瑠美
  横山貞二新作展 木版画による「みづゑ」への試み
  久後育大 竹﨑勝代2人展　線に遊び 色に想う
  
  新連載　木口木版画を作ろう　第1回　彫りと摺りの基礎　講師・栗田政裕
  
  今すぐ買える版画の逸品　版画マーケットプライス2022年6月～2022年8月版
  版画展覧会スケジュール　2022年6月～2022年8月版
  公募展受賞作品／公募展募集要項
  版画インフォメーション
  HANGA GEIJUTSU English Summary

• 出版社からのコメント

  北海道から九州まで日本全国の名所旧跡を、同じ場所、異なる作家によるさまざまな新版画の名品で辿り、「風景」の魅力に注目する。

• 内容紹介

  川瀬巴水や吉田博が手掛けたことで知られ、根強く人気を博している「新版画」は、大まかに美人画・役者絵・花鳥画・風景画の四つに分けることができます。特に、人気が高く、作られた点数も多かったのは、風景画でした。
  　様々な画家たちがこぞって各地の名所を描いた風景画は、関東大震災で慣れ親しんだ風景を失ってしまった人々や、昭和期に盛り上がった旅行ブームにのって、ますます求められるようになりました。
  　本特集では、名所ごとに「新版画」の風景画名品を紹介します。改めて新版画における「風景」の魅力に注目した特集です。

版画芸術196号<196号;2022年夏号>－「新版画」で旅する昭和日本 の商品スペック