こどもの「こころと脳」を科学する―発達のつまずきか?育ちの個性か?(ちいさい・おおきい・よわい・つよい) [単行本]
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こどもの「こころと脳」を科学する―発達のつまずきか?育ちの個性か?(ちいさい・おおきい・よわい・つよい) [単行本]

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販売開始日: 2022/04/25
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こどもの「こころと脳」を科学する―発達のつまずきか?育ちの個性か?(ちいさい・おおきい・よわい・つよい) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    競い争う時代から平和を生きる時代に。人間の愛、やさしさを見つめる脳科学者のはなし。
  • 目次

    もくじ

    〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉
    たがいに考えあうために 03
    熊谷晋一郎(小児科医/〈ち・お〉編集代表)

    こどもの「こころと脳」を科学する
    発達のつまずきか? 育ちの個性か?
    山口和彦(脳神経科学者)

    はじめに
    「脳科学」の知識が子育てに役立つように 15

    1章 子育てと「脳科学」
    ◇「脳科学」を、どうとらえる?
    赤ちゃんを「かわいい」と思う理由 20/「母性行動」と脳の関係 22/「こころ」はどこにある? 23/「こころ」が心臓にあると思われていたころ 25/「こころ」は脳に由来する 27/動物にも「ここ」はある? 27/「こころ」と物質の関係 28/「こころの病」を治療するということ 30/「もの」としてあつかわれる「脳」や「こころ」 31/「こころの病」の診断は、いまでも道なかば 31/お母さんが「脳科学」に惑わされてしまうのは 34

    コラム フロイト派の理論が科学でない理由 33

    ◇「脳」は、どうなっているの?
    実際の「脳」を見てみよう 36/脳のしわが多いと賢い? 38/脳のなかにある「海馬」 41/「神経細胞」が集まった「神経組織」 42/神経細胞同士のあいだをつなぐもの 43/脳の状態からわかること、わからないこと 45/こどもの脳になにかあるのではないかと思うとき 47

    2章 脳の「発達」と「発達障害」
    ◇こどもの脳の「発達」
    「能力」はどう決まる? 50/受精卵から脳がかたちづくられるまで 51/神経細胞の枝ぶりが広がるとき 53/生きる環境に必要なものだけを残す「刈り込み」 55/神経回路の配線は遺伝子によって決まる 56/視覚に関する神経回路が形成されるとき 59/「臨界期」=変化できる時期は限られている 62/人間の視覚の臨界期―斜視のこどもの例 64/神経細胞の枝ぶりは環境で差が出る? 65/脳に影響をおよぼす虐待 66

    ◇「早期教育」は有効なの?
    臨界期のあるもの―楽器演奏と母国語 68/臨界期のないもの―空間記憶 70/一方的なプログラムをあたえられるストレス 71/「考える力」はどう育つ? 72/三歳までの教育は、10歳には消える? 73

    ◇「自閉スペクトラム症」の子をどう育てる?
    「自閉症」の特徴―「アスペルガー型」と「カナー型」 75/「お母さんのせい」から「脳の問題」となるまで 76/父親の年齢が高いと起こること 77/シナプスの「刈り込み」が弱い場合、「刈り込み」すぎている場合 79/「自閉スペクトラム症」の子が苦手なこと 80/その子にあったコミュニケーションの方法を考える 81

    3章 「性格」はどう決まる?
    ◇「性格」をかたちづくるもの
    「生物学的な要因」と「環境的な要因」 84/性格が親に似るのは「遺伝」のせい? 85/遺伝子と性格の関係―神経回路の発達と「こころの働き」 86/性格や情動に関係する「神経修飾物質」 87/「こわがる」「おもしろがる」神経回路の混線から生じる感情 88/人によってちがう神経回路の「刈り込み」方 89

    ◇「神経伝達物質」と「神経修飾物質」
    「神経伝達物質」の働き―「興奮」と「抑制」 91/ふたつの選択肢で迷うときに影響をあたえる「神経修飾物質」 92/「報酬系」と呼ばれるドーパミン 93/「緊急事態」「ストレス状態」に出るノルアドレナリン 98/「平常心」を保つセロトニン 101/セロトニンの分泌量によってちがう、将来の報酬の考え方 103/困難にある状態でも、人間らしさを保つには 105/セロトニンの吸収を防ぐ働きをする「抗うつ剤」 106/神経から出た物質を受けとめる「受容体」 109

    コラム
    覚醒剤と似たドーパミンの作用 94/ドーパミンとノルアドレナリンによる行動のちがい―作業仮説 100/薬物(ドラッグ)はどうして効くの? 107

    ◇男の子と女の子で、ちがいはあるの?
    分析的に偏りがちな男性と、分析と直感のバランスがとれた女性 111/冷たい色・動くものを好む男の子、暖かい色・家庭や自然を好む女の子 113/知的な機能に男女の差はない 114/「男脳」「女脳」をどう見るか? 115

    4章 「記憶」と「学習」
    ◇「記憶」とは、なにか?
    覚えられるのは、いくつまで? 118/容量に限りのある「短期記憶」 119/大容量で長い期間残る「長期記憶」 120/「健忘症」から解明された「記憶」と「海馬」の関係 122/「長期記憶」を書き込む「海馬」と「短期記憶」を司る「前頭葉」 124/場所と出来事を結びつける「海馬」の役割 125/プラス(報酬)の記憶とマイナス(恐怖)の記憶 127

    ◇「記憶学習」のメカニズム
    神経細胞の働きと場所の記憶 129/記憶の基本になるのは、シナプスが強められること 131/海馬の「シナプス可塑性」と大脳皮質の役割 133

    コラム
    認知症で物忘れが多くなるのはなぜ? 135

    ◇「記憶」を「学習」に役立てるには
    くり返し、「毎日少しずつ短時間」を続ける 137/声に出す、筆記する、色や形に結びつける 139/記憶を大脳皮質に固定させる睡眠とタンパク質 139/ストレスと記憶の関係 140/情景や場所のイメージと結びつける 141

    「記憶」と「自己」の関係
    脳の担当する部分がちがう、ふたつの「自己」 143/「無心」にある状態の「原自己」 144/「記憶」に支えられていない「原自己」を共有する 146

    5章 「脳」と「こころ」と「体」
    ◇「交感神経」と「副交感神経」
    心臓がドキドキするのはなぜ?―内臓を動かす「自律神経」 148/交感神経が働くとき―「戦うか、逃げろ」 149/副交感神経が働くとき―「食後にのんびり」 151/内臓につながる「交感神経」と「副交感神経」 152/心拍数と血圧をあげる「ノルアドレナリン」 155

    コラム
    「目的論」と「進化論」 156

    ◇「ストレス」に、どう対処する?
    ストレス反応の三段階 158/どうして病気につながるのか 160/臓器を分けて考える―デカルトの「還元論」 162/自律神経のバランスの問題にかかわる「心身症」 163/こどもがストレスで熱を出すとき 165/ストレスに対処するための三つのR 167/非常時=強いストレスに有効なセロトニン 168/日常習慣の維持が、生きることを助ける 169/言語中枢がある「左半球」と全体を把握する「右半球」 171/右半球にある意識の存在―ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』より 172/左半球から生じるストレスを減らすために 174

    6章 脳科学者が考える〝人間らしさ〞
    ◇動物と人間のちがい
    哺乳類に共通する「育児行動」 178/類人猿とヒトのちがい①―社会性 179/類人猿とヒトのちがい②―文明と発達 181/動物も言葉を理解する? 182/二、三歳児の言語能力がある類人猿 184/ヒトと類人猿のちがいは「なぜ?」と問うこと 185/人間の脳は二〇万年前から変わらない 186/こどもの「なぜ?」に応えるために 187/人類の移動とともに広がったふたつの神話群 188/「なぜ?」の結果を変えるための「呪術」 190/偶然うまくいったまじないから始まった「農業」 191/環境に影響をおよぼすようになった「人間の知恵」 192

    ◇「右半球」と「左半球」の働き
    「左半球」の損傷で起こる臨死体験 194/脳出血で体験した「ストレスからの解放」 196/左半球と右半球をつなぐ「脳梁」 197/分析的な「左半球」と総合的な「右半球」 199/「自分」=自己意識は「左半球」にある 200/動物と共通する機能とヒトにある機能 202/罪ともいえる「文明」をつくった「左半球」 204/「右半球」にある平和的な価値観を大切に 205

    おわりに
    こどもが生きる未来が「住みやすい」社会であるために 207

    近刊予告 209
    創刊のことば 210
    〔アピール〕原発のない日本を 212
    〈ち・お〉&〈お・は〉を読む会リスト 214
    〈ち・お〉バックナンバー常備店 216
    編集後記 218
    〈ちいさい・おおきい・よわい・つよい〉の編集にかかわる人たち 219
    「ホームページ会員」3つの特典 220
    〈ち・お〉&〈お・は〉の定期購読について 222
    インフォメーション ジャパンマシニスト各種お問いあわせ先 223
  • 内容紹介

    こどもの「こころと脳」を科学する
    発達のつまずきか? 育ちの個性か?
    山口和彦(脳神経科学者)

    はじめに
    「脳科学」の知識が子育てに役立つように 15

    1章 子育てと「脳科学」
    「脳科学」を、どうとらえる?
    赤ちゃんを「かわいい」と思う理由/「母性行動」と脳の関係/「こころ」はどこにある?/「こころ」が心臓にあると思われていたころ/「こころ」は脳に由来する/動物にも「ここ」はある?/「こころ」と物質の関係/「こころの病」を治療するということ/「もの」としてあつかわれる「脳」や「こころ」/「こころの病」の診断は、いまでも道なかば/お母さんが「脳科学」に惑わされてしまうのは

    コラム フロイト派の理論が科学でない理由

    「脳」は、どうなっているの?
    実際の「脳」を見てみよう/脳のしわが多いと賢い?/脳のなかにある「海馬」/「神経細胞」が集まった「神経組織」/神経細胞同士のあいだをつなぐもの/脳の状態からわかること、わからないこと/こどもの脳になにかあるのではないかと思うとき

    2章 脳の「発達」と「発達障害」
    こどもの脳の「発達」
    「能力」はどう決まる?/受精卵から脳がかたちづくられるまで/神経細胞の枝ぶりが広がるとき/生きる環境に必要なものだけを残す「刈り込み」/神経回路の配線は遺伝子によって決まる/視覚に関する神経回路が形成されるとき/「臨界期」=変化できる時期は限られている/人間の視覚の臨界期―斜視のこどもの例/神経細胞の枝ぶりは環境で差が出る?/脳に影響をおよぼす虐待

    「早期教育」は有効なの?
    臨界期のあるもの―楽器演奏と母国語/臨界期のないもの―空間記憶/一方的なプログラムをあたえられるストレス/「考える力」はどう育つ?/三歳までの教育は、10歳には消える?

    「自閉スペクトラム症」の子をどう育てる?
    「自閉症」の特徴―「アスペルガー型」と「カナー型」/「お母さんのせい」から「脳の問題」となるまで/父親の年齢が高いと起こること/シナプスの「刈り込み」が弱い場合、「刈り込み」すぎている場合/「自閉スペクトラム症」の子が苦手なこと/その子にあったコミュニケーションの方法を考える

    3章 「性格」はどう決まる?
    「性格」をかたちづくるもの
    「生物学的な要因」と「環境的な要因」/性格が親に似るのは「遺伝」のせい?/遺伝子と性格の関係―神経回路の発達と「こころの働き」/性格や情動に関係する「神経修飾物質」/「こわがる」「おもしろがる」神経回路の混線から生じる感情/人によってちがう神経回路の「刈り込み」方

    「神経伝達物質」と「神経修飾物質」
    「神経伝達物質」の働き―「興奮」と「抑制」/…
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    山口 和彦(ヤマグチ カズヒコ)
    脳神経科学者。1975年、東京大学理学部生物学科卒業。東大理学系大学院、医学系大学院修了(脳神経生理学)。理学・医学博士。アメリカで博士研究員を務め帰国したのち、国立生理学研究所、杏林大学医学部、理化学研究所脳神経科学研究センターを経て、国立精神・神経センター客員研究員。東京女子大学元非常勤講師

こどもの「こころと脳」を科学する―発達のつまずきか?育ちの個性か?(ちいさい・おおきい・よわい・つよい) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ジャパンマシニスト社森の編集室 ※出版地:那須町
著者名:山口 和彦(著)
発行年月日:2022/04/25
ISBN-10:4880499315
ISBN-13:9784880499314
判型:B6
発売社名:ジャパンマシニスト社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:家事
言語:日本語
ページ数:223ページ
縦:19cm
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