歌う民衆と放歌高吟の近代―放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ [単行本]
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歌う民衆と放歌高吟の近代―放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2022/05/31
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歌う民衆と放歌高吟の近代―放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    歌うことが「罪」だった時代―。万葉時代に若い男女が愛を歌い交わした「歌垣」、船唄や木遣り歌などの仕事唄など、古来日本人の生活は歌とともにあった。しかし、明治になり、文明開化の流れの中で、卑猥な歌詞の俗謡、乱酔放歌などの暴行事件などが多発したことにより、放歌―辺りかまわず大声で歌うこと―は野蛮な行為と見なされ、処罰の対象となった。日常生活のありふれた行為であるがゆえに、意識されず、記録に残されることの少なかった「放歌」の歴史を、犯罪記録として残った資料、多数の図版とともに丹念に紐解く。明治の民衆の「歌う文化」を見つめなおす格好の一冊!
  • 目次

    序章 「歌う行為」の歴史と「放歌」という視点

    第一部 明治の路上放歌と歌う民衆の世界
    第一章 「路上で歌う行為」が犯罪となった時代―放歌罪の成立過程と展開
    一 放歌高吟は「開けぬ国」の旧弊
    二 前史(明治三―五年)―「乱酔放歌」の禁止
    三 違式詿違条例(明治五―十四年)―道府県単位での放歌罪
    四 旧刑法の違警罪―放歌罪の全国化(明治十五―四十年)
    五 街路取締規則と放歌規制
    六 放歌罪目の消失―現行刑法と警察犯処罰令(明治四十一年―)
    第二章 路上放歌をめぐる民衆と巡査の市中攻防戦
    一 警察統計と五百人の放歌犯
    二 放歌犯の実態
    三 侮辱放歌による民衆の反撃

    第二部 生活や労働の中に根付く「歌う文化」
    第三章 湯屋という放歌空間
    一 湯屋取締規則と湯屋の構造
    二 湯屋での放歌と「芸尽し」
    三 汽車・人力車や花見、監獄での放歌
    第四章 仕事唄を歌う明治の労働者―来日西洋人による「歌う民族」の発見
    一 仕事唄と来日西洋人の見聞記
    二 西洋人を驚かせた歌う船乗りと馬方
    三 地搗きと木遣りの工夫も歌う
    四 工場内で放歌する女工たち

    第三部 放歌世界から教育訓練型の歌の世界へ
    第五章 放歌世界と唱歌・軍歌の導入
    一 俗謡と放歌世界の特徴
    二 唱歌教育の導入と俗謡改良
    三 軍歌を歌う兵士の誕生
    四 兵士と放歌
    第六章 学生の放歌高吟文化の形成過程
    一 明治十年代の学生生活と放歌高吟の禁止
    二 明治二十年代の寮生活と「花は桜木」の誕生 
    三 一高的伝統の始まりと寮歌の誕生
    四 放歌高吟文化の制度化

    結び 路上の歌声の変貌―明治から大正へ
    終章 デモ行進歌の誕生と展開―政治・社会運動と歌の利用
    一 民権運動と歌と行進の利用 
    二 デモ行進歌の誕生
    三 「社会主義の歌」と「革命歌」
    四 大正以降の展開―普選歌とメーデー歌の高唱

    おわりに
  • 出版社からのコメント

    歌うことが「罪」だった時代―
  • 内容紹介

    万葉時代に若い男女が愛を歌い交わした「歌垣」、船唄や木遣り歌などの仕事唄など、古来日本人の生活は歌とともにあった。
    しかし、明治になり、文明開化の流れの中で、卑猥な歌詞の俗謡、乱酔放歌などの暴行事件などが多発したことにより、放歌―辺りかまわず大声で歌うこと―は野蛮な行為と見なされ、処罰の対象となった。
    日常生活のありふれた行為であるがゆえに、意識されず、記録に残されることの少なかった「放歌」の歴史を、犯罪記録として残った資料、多数の図版とともに丹念に紐解く。
    明治の民衆の「歌う文化」を見つめなおす格好の一冊!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    永嶺 重敏(ナガミネ シゲトシ)
    1955年、鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。元東京大学図書館職員。出版文化・大衆文化研究家。日本出版学会、日本メディア学会、メディア史研究会、日本ポピュラー音楽学会会員
  • 著者について

    永嶺重敏 (ナガミネシゲトシ)
    永嶺重敏(ながみね・しげとし)
    1955年、鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。出版文化・大衆文化研究家。
    日本出版学会、日本メディア学会、メディア史研究会、日本ポピュラー音楽学会会員。
    主な著書に『読書国民の誕生―明治30年代の活字メディアと読書文化』(日本エディタースクール出版部、2004年)、『「リンゴの唄」の真実―戦後初めての流行歌を追う』(青弓社、2018年)、『明治の一発屋芸人たち―珍芸四天王と民衆世界』(勉誠出版、2020年)などがある。

歌う民衆と放歌高吟の近代―放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:永嶺 重敏(著)
発行年月日:2022/05/30
ISBN-10:458537003X
ISBN-13:9784585370031
判型:B6
発売社名:勉誠出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:音楽・舞踏
言語:日本語
ページ数:271ページ
縦:19cm
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