風土記考説(研究叢書) [全集叢書]
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出版社:和泉書院
販売開始日: 2022/05/16
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風土記考説(研究叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    風土記について、総論・常陸國風土記・出雲國風土記・播磨國風土記・逸文に章を分かって考究する。
  • 目次

     はじめに
     凡例

      第一章 風土記総論
    第一節 漢文脈と倭文脈
     一 はじめに―「古風土記」の文体―
     二 「訓読」とは
     三 風土記における文献性格の差異とその訓読
     四 おわりに―訓読の功罪―
    第二節 風土記の原形態について
     一 はじめに―解式について―
     二 播磨國・肥前國・豊後國の風土記写本について
     三 三条西家本「播磨国風土記」
     四 三條西家本『播磨國風土記』における「妋」字
     五 猪熊本『肥前國風土記』
     六 冷泉家本『豊後國風土記』
     七 おわりに―逸文から集約できる原初形態―
    第三節 原本系・副本系
     一 はじめに―風土記副本―
     二 『播磨國風土記』について
     三 『常陸國風土記』について
     四 「国名」を本文明示する逸文について
     五 おわりに―原本系『風土記』と副本系『風土記』―
    第四節 風土記本文の復元について
     一 はじめに―風土記逸文研究の現在―
     二 良質のテキスト
     三 國史大系本『釋日本紀』に依拠することの問題点
     四 『塵袋』の場合
     五 残存本文における汚染
     六 おわりに―相互に関連を有する拙稿について―
    第五節 残存本文について
     一 はじめに―「逸文」の概念規定と「残存本文」について―
     二 『常陸國風土記』松下見林本について
     三 『出雲國風土記』倉野本について
     四 『播磨國風土記』三條西家本について
     五 『肥前國風土記』猪熊本について
     六 『豊後國風土記』冷泉家本について
     七 おわりに―残存本文の価値―
    第六節 風土記の文字世界―書評―
    第七節 「伊香小江」と「竹生嶋」
     一 はじめに―『帝王編年記』に載る該当本文―
     二 古風土記ではない
     三 「伊香刀美」について
     四 A・B二文の点綴
     五 「天羽衣」の語について
     六 Cの「竹生嶋」条
     七 おわりに―逸文ではない古伝―
    第八節 古代の天女説話
     一 はじめに―風土記の逸文について―
     二 「伊香小江」と「竹生島」の話
     三 「天の羽衣」という語
     四 「領巾」について
     五 おわりに―天女―
      第二章 常陸國風土記考説
    第一節 「俗」字と割注について
     一 はじめに―四風土記における「俗」字―
     二 『常陸國風土記』における「俗」字
     三 『常陸國風土記』中の「俗」字と割注の機能
     四 逸文中に見られる留意してよい事例
     五 おわりに―漢文体作品として―
    第二節 「ころもでひつ」考
     一 はじめに―国号由来三条―
     二 「衣袖漬つ」か「衣袖漬ちの國」か
     三 常陸国について
     四 三通りの「ヒタチ」の地名由来
     五 おわりに―『萬葉集』の枕詞例について―
    第三節 にひばりの をつくはのやま
     一 はじめに―行方郡香澄里条「新治洲」―
     二 「新治洲」の所在
     三 山の行政所属
     四 「新治のクニ」の「筑波山」
     五 にひばりの をつくはのやま
     六 おわりに―隠れ古伝―
    第四節 道のくち・道のしり
     一 はじめに―国名呼称として―
     二 郡単位の事例
     三 地点表示の用例
     四 普通名詞の用法
     五 『古事記』『日本書紀』の応神天皇条の事例
     六 おわりに―広狭の三義―
    第五節 『常陸國風土記』における地名掲出
     一 はじめに―各国風土記における地名掲出―
     二 『常陸國風土記』の概要
     三 『常陸國風土記』における地名記載様式について
     四 行方郡に省略が存在しない理由
     五 おわりに―前任国司の指示―
      第三章 出雲國風土記考説
    第一節 副本としての『出雲國風土記』
     一 はじめに―国府における副本について―
     二 副本ということについて
     三 「編纂序」について
     四 「記」ということについて
     五 「名号由来」条について
     六 おわりに―「解」から「記」への変貌―
    第二節 蓬左文庫本『出雲國風土記』について
     一 はじめに―蓬左文庫本『出雲國風土記』―
     二 親本のままに書写すること
     三 「透き写し」に関わる問題
     四 書写時誤写の修訂
     五 頭書について
     六 押紙と紙面の汚損
     七 おわりに―尾張徳川藩の学問―
     八 付言―蓬左文庫本『出雲國風土記』の価値―
    第三節 『出雲國風土記』の会話文体
     一 はじめに―会話の三様式―
     二 双括式会話文体から
     三 頭括式会話文体から
     四 尾括式会話文体から
     五 おわりに―『出雲國風土記』における会話の三様式のまとめ―
    第四節 郷家における素稿の作成
     一 はじめに―「郷家」について―
     二 秋鹿郡恵曇郷に関わる記述
     三 「改恵曇字叄」の解明
     四 郡家における編集
     五 おわりに―地域の文化―
    第五節 現地産品と行政文書
     一 はじめに―その多彩な産品―
     二 「無魚」の意味
     三 「有魚」について
     四 「礒」が意味するもの
     五 「鳥獣」記述について
     六 ブランド産品
     七 「土體豊沃」について
     八 おわりに―行政文書による執筆―
    第六節 「嚴堂」について
     一 はじめに―「嚴堂」の用例―
     二 諸注釈書から―「嚴堂」について―
     三 諸注釈書から―「教堂」について―
     四 「嚴堂」と「金堂」
     五 「嚴堂・金堂」について
     六 おわりに―「不立嚴堂」について―
    第七節 仁多郡三澤郷条の複層的存在
     一 はじめに―写本用字上の問題―
     二 三澤郷条について
     三 会話文体から見えてくること
     四 「尒時」の使用から
     五 原説話について
     六 おわりに―『常陸國風土記』の一条―
    第八節 佐太大神条をめぐって
     一 はじめに―佐太大神縁起―
     二 佐太大神誕生譚の展開
     三 佐太御子社について
     四 『出雲國風土記』の編纂
     五 郡提出草稿の分断
     六 おわりに―佐太大神縁起の移設―
    第九節 『出雲國風土記鈔』の本文について
     一 はじめに―『出雲國風土記鈔』とその本文―
     二 『鈔本文』の年代について
     三 補訂本文について
     四 欠脱本文について
     五 一行の字詰から
     六 その他の日御碕本との関連事項について
     七 おわりに―『鈔本文』の位置付け―
    第一〇節 士清本『出雲國風土記』について
     一 はじめに―士清本について―
     二 「川」字と「田」字から
     三 「蓬左文庫本――日御碕本」の独自本文から
     四 「日御碕本」の独自本文から
     五 留意される他の事項
     六 『鈔本文』について
     七 おわりに―「Y本」について―
    第一一節 河村本『出雲國風土記』について
     一 はじめに―河村秀穎旧蔵書―
     二 不思議な「河村本」と「X本」
     三 「河村本」における「日御碕本」の影
     四 おわりに―他に留意される事項―
      第四章 播磨國風土記考説
    第一節 『播磨國風土記』の国府編集
     一 はじめに―国府における編纂の手―
     二 「尒時」と「於是」
     三 おわりに―国庁での第一次編集と未精撰稿の問題―
    第二節 異剣譚寸考
     一 はじめに―釼について―
     二 仲川里条の釼の話
     三 層をなす時の列挙
     四 時の観念―行政における文書管理―
     五 おわりに―パーマー・エドウィーナ氏の発表など―
      第五章 風土記逸文考説
    第一節 風土記逸文の考究
     一 はじめに―「逸文」とは―
     二 「逸文」本文の採択
     三 引用態度
     四 文体的特質
     五 西海道風土記における甲類乙類
     六 おわりに―逸文に見られる独自性―
    第二節 乙類風土記から甲類風土記へ
     一 はじめに―乙類風土記について―
     二 四字句が基本の文体―乙類風土記―
     三 甲類風土記について
     四 おわりに―再度の編纂に関する臆測―
    第三節 「冬葍」の語について
     一 はじめに―「瑦舸水門」条の「冬葍」の語―
     二 諸注の情況
     三 「冬葍」について
     四 おわりに―漢方と果実―
    第四節 「海臣之勲」寸攷
     一 はじめに―「肥後国号」の本文―
     二 「侶」か「臣」か
     三 「海臣」について
     四 おわりに―山の民と海の民―
    第五節 「嶋子説話」―生成と展開―
     一 はじめに―幻の原話―
     二 嶼子説話における『別巻』について
     三 逸文「筒川村」条の分析
      三a 会話による叙述展開
      三b 神仙小説としての位置
      三c リアリティをもたせた表現
      三d 一般的な説話性
      三e 海洋文学としての性格
     四 倭歌の増補について
     五 高橋虫麻呂の作品について
     六 おわりに―創作された漢文作品とその流伝―
    第六節 二島と江川―紀行小文―

    収録論文の原拠について
    おわりに
    書後に

    要語索引
  • 出版社からのコメント

    総論・常陸國風土記・出雲國風土記・播磨國風土記・逸文の章から成る。文庫本、註解書の刊行を見据えた基礎作業的側面を持つ論考集。
  • 内容紹介

    風土記について、総論・常陸國風土記・出雲國風土記・播磨國風土記・逸文に章を分かって考究する。今後、文庫本と註解書の刊行を念頭に置いた、基礎作業的側面を有する論考集である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    廣岡 義隆(ヒロオカ ヨシタカ)
    1947年1月福井県大飯郡おおい町に生まれる。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)大阪大学。園田学園女子大学講師、三重大学教育学部助教授、三重大学人文学部教授を経、現在三重大学名誉教授

風土記考説(研究叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:廣岡 義隆(著)
発行年月日:2022/05/10
ISBN-10:4757610319
ISBN-13:9784757610316
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:620ページ
縦:21cm
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