源氏物語に語られた風景―風景和文への招待 [単行本]
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源氏物語に語られた風景―風景和文への招待 [単行本]

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出版社:ぺりかん社
販売開始日: 2022/05/23
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源氏物語に語られた風景―風景和文への招待 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    Sceneとしての風景。『源氏物語』の自然景観の叙述は、「情景」と呼ぶべきものであり、ある物語場面を語るための空間的要素というべきものである。
  • 目次

    序 章 風景和文の主題
    1 語られた風景――『源氏物語』の風景へ
    2 風景の語り方――風景観の現れ
    3 風景和文――用語と方法
    4 さまざまな自然――研究史素描

    第一章 風景和文の形成――『源氏物語』の空間の成立
    1 風景和文という叙法
    2 「語ること」「示すこと」「歌うこと」――叙法の三つ組み
    3 「示すこと」と移りゆき――発生的な連鎖
    4 「歌うこと」と限り――きわまりとしての空間
    5 型への志向――様式としての成熟
    6 物語空間の成立へ

    第二章 風景和文の理想――『源氏物語』の春秋の幻景
    1 風景和文の創意
    2 六条院舟楽の空間――示すことと歌うこと
    3 花咲く樹下の水景――移りゆきと一対の揃え
    4 流水仙境に遊ぶ――競合と調和
    5 住吉社頭の舞楽――重なりと見なし
    6 幻想としての風景

    第三章 風景和文の領域――『源氏物語』の演技する空間
    1 空間と叙法――物語の時間
    2 景物と恋情――和文脈と推移の感覚
    3 風景と時間――予感の映像表現
    4 景物の構成――意味への連絡
    5 演技する空間――名の行為遂行性

    第四章 風景和文の変容――『源氏物語』の景物の構成
    1 表現としての風景――自然と気色
    2 風景表現の特異性――出来事の生起
    3 解釈される風景――主体としての夕霧
    4 自立する風景――景物の連続
    5 風景和文の独自性――見なしと構成
    6 変容する風景――新しい自然

    第五章 風景和文の意匠――『源氏物語』の橋と鳥の形象
    1 風景を整える――場面と状況
    2 宇治の風景――照応する現在
    3 宇治橋の映像――可視化された時間
    4 橋と鵲――共通と異質
    5 鵲の名と図像――批評的言辞
    6 風景和文の意匠性――状況の形象化

    第六章 風景和文の遠近――『源氏物語』の接続する主体
    1 風景和文と距離――世界との関係
    2 遠景としての痛みと予兆――霞と水影
    3 浮遊する情動と質感――露と涙
    4 世界の揺らぎと複数性――見ることと聞くこと
    5 風景と接続する主体――世界への気づき

    終章 風景和文の思想
    1 風景のリアル――現在の提示
    2 風景和文の三つの局面――風景の名
    3 風景和文の方法――運用と洗練
    4 風景を名指す――『源氏物語』の風景

    附章一 海辺の風景――『源氏物語』の須磨・明石から大堰へ
    1 郷愁の景
    2 須磨の海辺――雁と楫
    3 須磨から明石へ――磯と浜
    4 明石の眺望――島の名 
    5 大堰の水辺――篝火と漁火
    6 幻景の自然

    附章二 よい匂いのする情景――『源氏物語』の花の庭・樹木の香り
    1 匂いの感覚
    2 紫苑が香る――朝霧の庭
    3 花の匂い――樺桜の咲く
    4 風が運ぶ――梅・藤・橘
    5 名香と樒――仏の香
    6 匂いの情景
  • 出版社からのコメント

    仮名散文による「風景」とは古代後期の豊かな知覚世界の現れであった。「描写」概念の近代性から離れ『源氏物語』の特質を俯瞰する。
  • 内容紹介

    平安仮名散文によって描かれる「風景」(情景)とは『源氏物語』で花開いた古代後期の豊かな知覚世界の現れであった。「描写」という概念の近代性から離脱することで『源氏物語』の特質を俯瞰する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松井 健児(マツイ ケンジ)
    駒澤大学文学部国文学科教授。國學院大学、國學院大学大学院で学び、『源氏物語の生活世界』により博士(文学)の学位を名古屋大学より受ける
  • 著者について

    松井 健児 (マツイ ケンジ)
    駒澤大学文学部国文学科教授。國學院大学、國學院大学大学院で学び、『源氏物語の生活世界』により博士(文学)の学位を名古屋大学より受ける。主著:『源氏物語の生活世界』(翰林書房・2000年)=紫式部学術賞

源氏物語に語られた風景―風景和文への招待 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ぺりかん社
著者名:松井 健児(著)
発行年月日:2022/05/25
ISBN-10:4831516104
ISBN-13:9784831516107
判型:A5
発売社名:ぺりかん社
対象:教養
発行形態:単行本
内容:日本文学総記
言語:日本語
ページ数:261ページ
縦:21cm
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