遠い声をさがして―学校事故をめぐる"同行者"たちの記録 [単行本]
    • 遠い声をさがして―学校事故をめぐる"同行者"たちの記録 [単行本]

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遠い声をさがして―学校事故をめぐる"同行者"たちの記録 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2022/06/16
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遠い声をさがして―学校事故をめぐる"同行者"たちの記録 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    二〇一二年夏、小学校のプールで一人の女の子が亡くなった。なぜ、どうして、事故は起きてしまったのか。出来事の受容を促す物語にあらがい、終わりのない問いを投げかけつづける両親と同行者たちの苦悩と行動。そこから浮かびあがってきた、学校や行政の抱えるさまざまな問題。事故後の道程に同行した文化人類学者が、多声的な声の連なりを通して、亡き人とともに生きることの意味と可能性を考える。
  • 目次

    序章 出来事のはじまり

    第一部 つながりをなくした世界で

     一章 羽菜ちゃんという女の子
      羽菜ちゃんの誕生
      わんぱくな保育園生活
      羽菜ちゃんの個性を育む
      小学校への入学
      小学校での羽菜ちゃん

     二章 夏休みのプール学習中に起きた事故
      事故の一報
      「何もつながらない世界」
      学校から両親への説明――連携のとれた救護?
      事故当日のプールの概況
      休憩時間までの羽菜ちゃんの行動
      自由遊泳の開始と事故の発生
      救護の状況についての学校説明
      学校での説明会と「水泳帽の色」をめぐる問題

     三章 「日常に戻りなさい」という圧力
      「事実を知りたい」――訴訟の決断
      新たな選択肢としての第三者委員会
      第三者委員会の設置に向けた奔走
      第三者委員会の発足へ
      「日常に戻ろう」という圧力――事故後の教員たちと遺族との溝

     四章 追悼のかたちをめぐる学校と遺族の距離
      学校における「偲ぶ会」の開催
      参列者たちの思い、遺族との距離
      家族による供養――羽菜ちゃんを世話する
      物語化に抗して問いつづける

    第二部 「公正中立」な調査とその限界

     五章 プールでの再現検証と聴き取り
      プールでの再現検証に向けて
      検証実験の実施
      児童への聴き取りをめぐる問題
      「聴取」と「傾聴」の二重性
      羽菜ちゃんのまなざしになりかわる

     六章 第三者委員会の解散と残された疑問
      調査報告書の提出と第三者委の解散
      報告書における羽菜ちゃんの行動分析
      「羽菜はどう動いたのか?」――両親の疑問
      若手研究者による数理的な検討とシミュレーション
      報告書に記載された数値の検討
      シミュレーションを用いた「後追い仮説」の検討
      報告書と再現実験の改善案

     七章 自主検証の実現を求めて
      廃棄された調査資料
      「報告書は自己完結している」?
      自主検証の実施に向けた市教委との交渉

    第三部 「遠い声」を探しつづける遺族と同行者たち

     八章 自分たちの手で検証実験をデザインする
      新しい実験のデザイン
      遺族と友人たちの奔走
      自主検証の当日
      自主検証の後に残されたもの
      「羽菜に近づく」という経験
      エンパシー的な理解と仮説の形成

     九章 救護プロセスと語りをたどりなおす
      救護はどのようになされたのか――学校による事故直後の説明
      教員たちの語りを聴きなおす
      どのような問題があったのか

     一〇章 それぞれの視点から浮かび上がる問題点
      教員たちの視点――教育現場における問題
      市教委職員の視点――遺族との関係、組織としての制約
      調査委員の視点――第三者委の限界、あるべき調査とは

     終章 「同行者になる」ということ
      羽菜ちゃんのことを伝えるために
      学校安全に向けた叡成小の取り組み
      「HANAモデル」という名前
      「当事者として発信すること」とは
      消えないふたつの問い
      反響しつづける「なぜ」という問い

      参照文献
      注

      あとがき
  • 出版社からのコメント

    学校プール事故の遺族と共に行動した文化人類学者が、亡き人と共に生きることの意味と可能性を考える。
  • 内容紹介

    小学校のプールで失われた命。なぜ、どうして、事故は起きてしまったのか。受容と忘却の圧力に抗い、「その時」に迫ろうとする両親と同行者たちの苦悩と行動。そこから浮かびあがる学校や行政の姿。同行者の一人として出来事にかかわった文化人類学者が、多声的な語りから亡き人とともに生きることの意味と可能性を考える。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    石井 美保(イシイ ミホ)
    1973年、大阪府生まれ。文化人類学者。北海道大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。宗教実践や環境運動をテーマにタンザニア、ガーナ、インドで調査を行う。現在、京都大学人文科学研究所准教授。第14回日本学術振興会賞受賞(2017年)、第10回京都大学たちばな賞受賞(2018年)
  • 著者について

    石井 美保 (イシイ ミホ)
    石井美保(いしい みほ)
    1973年、大阪府生まれ。文化人類学者。北海道大学文学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。宗教実践や環境運動をテーマにタンザニア、ガーナ、インドで調査を行う。現在、京都大学人文科学研究所准教授。主な著書に『環世界の人類学』(京都大学学術出版会)、『文化人類学の思考法』(共編著、世界思想社)、『めぐりながれるものの人類学』(青土社)などがある。第14回日本学術振興会賞受賞(2017年)、第10回京都大学たちばな賞受賞(2018年)。

遠い声をさがして―学校事故をめぐる"同行者"たちの記録 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:石井 美保(著)
発行年月日:2022/06/14
ISBN-10:4000615394
ISBN-13:9784000615396
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:338ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:394g
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