王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本]
    • 王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月4日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003576705

王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本]

価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月4日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2022/06/30
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近代の出発点とされる市民革命期(18‐19世紀)に欧米諸国で議論された「共和政」。世界各地へと広がる過程で、いつ、どのような経緯で共和政は「王のいない」ものに変わっていったのか。近代の国家と社会は何をそぎ落とし、何を加えることで「近代」たりえたのか。「革命」「自由」「パトリオット」など、それぞれのキーワードが持つ原義や当時の文脈を丁寧に読み解き、比較史の視角から近代の黎明期がはらんでいた国家と政体のあり方、これまで等閑視されてきたヨーロッパ近代の多様性を問い直す。刷新を続けるヨーロッパ近世史の研究成果にもとづく画期的論集。関連年表つき。
  • 目次

     はじめに――ジャコバンから革命・自由・共和政を読み替える……中澤達哉
     地図 フランス共和政宣言時のヨーロッパ

     序章 研究史から見えてくるもの……近藤和彦
      1.はじめに――3つのキーワード
      2.ロベスピエールの演説
      3.ジャコバンと共和政治の研究史
      4.広義のジャコバン研究史から
      5.課題と展望

    ■第Ⅰ部 ジャコバンの諸相――「王のいる共和政」と「王のいない共和政」

     第1章 旅する「共和政」とパトリオット・ジャコバン――フランスとオランダのジャーナリズムを中心に……森原 隆
      フランスとオランダとの関係から見えること
      18世紀ヨーロッパ政治・革命思想におけるオランダ
      オランダの「パトリオット革命」と『ライデン・ガゼット』(Gazette de Leyde)/18世紀フランスとオランダのジャーナリズム
      「革命のジャーナリズム」とジャコバンへ
      おわりに

     第2章 向う岸のジャコバンと「王のいる共和政」――「中・東欧圏」という共和主義のもうひとつの水脈……中澤達哉
      はじめに
      ハンガリー・ジャコバンとは?
      「王のいる共和政」――選挙王政の共和国
      「王のいる共和政」――世襲王政の共和国
      「王のいる共和政」の組成
      おわりに――近代共和主義のもうひとつの水脈

     第3章 オーストリア・ジャコバンと二つの啓蒙改革――A. リーデルを焦点に……阿南 大
      はじめに
      二人の啓蒙改革君主と「ジャコバン」の胚胎
      『ハプスブルク君主政のための憲法草案』(1791)
      『反貴族政的平等連盟に向けての全ドイツ人への布告』(1792)
      おわりに

     第4章 ポーランドでひとはどのようにしてジャコバンになるのか――ユゼフ・パヴリコフスキの軌跡……小山 哲
      「熱烈なジャコバン」の最期
      思想家パヴリコフスキの「発見」
      初期の論考にみられる改革論
      ジャコバンへの道
      おわりに――2つのポーランド革命

     第5章 イングランド・ジャコバンと「王のいる共和政」……正木慶介
      イングランド・ジャコバンという視角
      ブリテン国民代表大会――英・蘇・愛のジャコバンの共同
      大衆集会の開催――「 王のいる共和政」論の展開
      セルウォールの「王のいる共和政(民主政)」論
      イングランド・ジャコバン思想の周縁部
      結びに代えて――イングランド・ジャコバン思想の射程

    ■第Ⅱ部 19/20世紀の転回

     第6章 混合政体の更新と「ジャコバン」の王国――スウェーデンにおける「革命」の経験……古谷大輔
      はじめに――スウェーデンから見る「革命」の再考
      混合政体をめぐる議論の系譜
      フランス革命とスウェーデンの距離感
      「ジャコバン」と批判され「1809年の男たち」と称揚された者たち
      おわりに―混合政体の更新と「ジャコバン」の王国

     第7章 ジャコバンとボリシェヴィキのはざまの君主政――19世紀ドイツの「王のいる共和政」論……小原 淳
      はじめに――ジャコバンとボリシェヴィキのはざまのドイツ
      カントの共和政論
      プロイセン改革の時代
      三月前期の諸潮流
      ルーゲの「共和政的君主政」論
      「王のいる共和政」の消滅?
      おわりに――その後の共和政論

     第8章 自由、共和国、革命――ロシア帝国バルト諸県の1905年……小森宏美
      はじめに
      「1905年」の伏流と複数の語り
      エストニアの文脈における「共和国」
      ある地方の「1905年」
      「自由」

     第9章 ロシア革命における国制の選択――立憲君主政、共和政、ジャコバン独裁……池田嘉郎
      はじめに
      ヨーロッパにおける国制の展開とロシア
      二月革命と事実上の共和政の出現
      第三共和政とジャコバン独裁
      臨時政府の全権と革命議会
      むすび

     終章 「名乗ること」と「名指すこと」――フランス近世史から……高澤紀恵
      観察尺度をめぐって――ヨーロッパの広がり
      方法をめぐって――実践と言説、運動と思想
      歴史意識をめぐって――21世紀の世界のなかで

     関連年表
     あとがき――レスプブリカのアクチュアリティ
  • 出版社からのコメント

    市民革命期に議論された諸原理がもつ本来の意味に光をあて、「近代」を根底から問い直す、画期的論集。
  • 内容紹介

    市民革命期(一八─一九世紀)に欧米諸国で議論された「共和政」は、世界各地へ広がりながら、いつ、どのように「王のいない」ものになったのか。「革命」や「自由」とともに、この原理が持っていた本来の意味に光を当て、「近代」を根底から問い直す。刷新を続けるヨーロッパ近世史の成果にもとづく、総決算的論集。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中澤 達哉(ナカザワ タツヤ)
    早稲田大学文学学術院教授。中・東欧史
  • 著者について

    中澤 達哉 (ナカザワ タツヤ)
    中澤達哉(なかざわ・たつや)
    早稲田大学文学学術院教授。中・東欧史。著書に『近代スロヴァキア国民形成思想史研究―「歴史なき民」の近代国民法人説』(刀水書房,2009),『ハプスブルク帝国政治文化史―継承される正統性』(共編著,昭和堂,2012)などがある。

王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:中澤 達哉(編)
発行年月日:2022/06/28
ISBN-10:4000615440
ISBN-13:9784000615440
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:222ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:462g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 王のいる共和政―ジャコバン再考 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!