森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書]
    • 森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書]

    • ¥8,800264 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009003576875

森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書]

価格:¥8,800(税込)
ゴールドポイント:264 ゴールドポイント(3%還元)(¥264相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:和泉書院
販売開始日: 2022/05/27
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    鷗外研究に新たな領域を切り拓く。森鷗外の初期文学活動の成果をまとめた創作・翻訳作品集『水沫集』所収作品を中心として翻訳作品の訳文に国語学的分析を加え、鷗外の翻訳言語・初期の文業の特質を明らかにする。種々の文法的な分析に基づき、鷗外が試みた新時代の文学言語のスタイルの諸相を探る。引用と複合助詞の研究を中心として日本語文法学に大きな足跡を残した著者のもう1つのライフワークの大成。
  • 目次

    序 言
     凡例
    第1章 言文一致文
    1.森鷗外初期言文一致体翻訳小説の本文改訂から見えてくるもの
      一、はじめに
      二、改訂の実際
      三、格助詞「へ」から「に」への改訂をめぐって⑴
       ―靏岡(一九七九)の所論について―
      四、格助詞「へ」から「に」への改訂をめぐって⑵
       ―「へ」と「に」の使い分けの規準とその由来―
      五、結び
       注
       参考文献
    2.鷗外翻訳の国語学的分析
       ―初期の言文一致体の試みをめぐって―
      一、はじめに
      二、初期の鷗外の言文一致体翻訳小説
      三、初出本文から初版『水沫集』へ
      四、初版『水沫集』から改訂版『水沫集』へ
      五、縮刷本『水沫集』における改訂
      六、結び
       注
       参考文献
    3.森鷗外訳「玉を懐いて罪あり」覚書
       ―その訳出の方向性について―
      一、はじめに 
      二、作品の梗概と大きな省略の問題
      三、冒頭の改変
      四、訳出の実際
      五、〝わかりやすさ〟の背景
      六、結び
       注
       参考文献
    4.森鷗外訳「新浦島」の文章について
       ―デス・マス体をめぐって―
      一、はじめに 
      二、小野(二〇〇四)の分析と「新浦島」の文章
      三、従属節とデス・マス形式
      四、結び
       注
       参考文献
    5.森鷗外が明治二二年に著したデス・マス体による衛生学関係の著述の文章について
      一、はじめに
      二、デス・マスの使用
      三、三つの文法事項をめぐって
      四、結び
       注
       参考文献

    第2章 戯 曲
    1.森鷗外訳「折薔薇」とその本文改訂をめぐって
       ―『水沫集』所収初期翻訳戯曲の言語についての一考察―
      一、はじめに
      二、翻訳小説の改訂ポイントと「折薔薇」の場合
      三、「折薔薇」の改訂ポイント
      四、結び
       注
       参考文献
    2.森鷗外初期翻訳戯曲の言語について
       ―「調高矣洋絃一曲」を中心に―
      一、はじめに
      二、翻訳小説四作品の改訂ポイントと「洋絃」の場合
      三、「ます」から「まする」への改訂と「まする」の言い切り用法をめぐって
      四、結び
       注
       参考文献
    3.森鷗外訳「調高矣洋絃一曲」の音訛の実態
      一、はじめに
      二、「洋絃」の登場人物
      三、登場人物の音訛
      四、音訛のあらわれ方
      五、結び
       注
       参考文献
    4.森鷗外訳「調高矣洋絃一曲」の科白の性格
       ―待遇表現と自称・対称代名詞の使用の面から―
      一、はじめに
      二、「洋絃」の梗概と主要登場人物
      三、考察のポイント
      四、命令形式の待遇レベルの選択
      五、自称の代名詞
      六、対称の代名詞
      七、結び
       注
       参考文献
    5.森鷗外訳「伝奇トーニー」の科白の言語について
      一、はじめに
      二、改訂事項と「トーニー」の場合
      三、音訛をめぐって
      四、対称代名詞と待遇(敬語)レベル
      五、結び

    第3章 文語文
    1.森鷗外訳「黄綬章」の文章について
       ―「瑞西館」「うきよの波」との比較を通して―
      一、はじめに
      二、分析の視点
      三、考察⑴―述部の組み立てに関わる形式について―
      四、考察⑵―従属節の接続部分の形式について―
      五、考察⑶―音便等について―
      六、まとめ
       注
       参考文献
    2.森鷗外訳「埋木」の文章について
      一、はじめに
      二、文章の性格(質)
      三、「埋木」の特質―殊に助動詞「キ」の使用をめぐって―
      四、「き」言い切り文の使用とその意味
      五、結び
       注
       参考文献
    3.森鷗外訳「ふた夜」の疑問表現について
      一、はじめに
      二、先行研究
      三、「ふた夜」の疑問表現の概観
      四、「ふた夜」における文末助詞疑問文と係り結び疑問文の相違
      五、補足――文末助詞疑問文における「や」と「か」の使用
      六、結び
       注
       参考文献
    4.鷗外初期文語体作品の疑問表現
       ―『水沫集』所収作品を資料として―
      一、はじめに
      二、「ドイツ三部作」の疑問表現
      三、翻訳七作品における疑問表現
      四、結び
       注
       参考文献
    5.森鷗外「そめちがへ」の文章について
       ―同時代文語作品二、三との比較から―
      一、はじめに
      二、「黄綬章」と「そめちがへ」
      三、「たけくらべ」と「そめちがへ」
      四、「風流仏」の場合
      五、結び
       注
       参考文献
    6.森鷗外訳「地震」「悪因縁」の文章をめぐって
      一、はじめに
      二、「地震」「悪因縁」の文章の質
      三、述部の膠着の度合
      四、一般人の書いた文語文と比べて
      五、結び
       注
       参考文献

    あとがき 
    藤田保幸著述目録
  • 出版社からのコメント

    森鷗外の『水沫集』所収作品を中心として翻訳作品の訳文に国語学的分析を加え、鷗外の翻訳言語・初期の文業の特質を明らかにする。
  • 内容紹介

    森鷗外の初期文学活動の成果をまとめた創作・翻訳作品集『水沫集』所収作品を中心として翻訳作品の訳文に国語学的分析を加え、鷗外の翻訳言語・初期の文業の特質を明らかにする。種々の文法的な分析に基づき、鷗外が試みた新時代の文学言語のスタイルの諸相を探る。

    図書館選書
    森鷗外の初期文学活動の成果をまとめた創作・翻訳作品集『水沫集』所収作品を中心として翻訳作品の訳文に国語学的分析を加え、鷗外の翻訳言語・初期の文業の特質を明らかにする。鷗外研究に新たな領域を切り拓く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤田 保幸(フジタ ヤスユキ)
    龍谷大学文学部名誉教授、博士(文学)

森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院 ※出版地:大阪
著者名:藤田 保幸(著)
発行年月日:2022/05/30
ISBN-10:4757610300
ISBN-13:9784757610309
判型:規小
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:381ページ
縦:21cm
他の和泉書院の書籍を探す

    和泉書院 森鷗外初期翻訳作品の国語学的研究(研究叢書) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!