サバンナの林を豊かに生きる―母系社会の人類学(生態人類学は挑む MONOGRAPH〈7〉) [全集叢書]
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サバンナの林を豊かに生きる―母系社会の人類学(生態人類学は挑む MONOGRAPH〈7〉) [全集叢書]

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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2022/07/13
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サバンナの林を豊かに生きる―母系社会の人類学(生態人類学は挑む MONOGRAPH〈7〉) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    離村や分裂があってもなお、母系のつながりが人びとを呼び集める―ザンビア北部、林の恵みで生きる焼畑農耕民ベンバ。女性のネットワークが基盤となる母系社会は世帯の垣根をこえ、離村や分裂も織り込んで林を自在に移動する。樹上伐採と焼畑農耕を選びつづける彼らの「食物の道」。
  • 目次

    序 章 ミオンボ林の焼畑農耕民
     1 焼畑農耕民ベンバに出会う
     2 本書の構成
    第1章 村入り―調査地概要
     1 ベンバの人びととベンバランド
     2 歴史と政治社会構造
     3 ベンバの村と王国
     4 村への住み込みがはじまる
     5 入り口は「ミリモ・ヤ・サイエンス(サイエンスの仕事)」
     6 年長女性たちのレッスン
    第2章 生計活動と平準化機構
     1 チテメネ・イバラ・ミオンボ林
     2 環境利用のジェネラリストとしての生計活動
     3 生計の単位としての世帯と生計戦略
     4 格差を均す平準化機構
    第3章 女性たちの集まりと調理加工の共同・消費の共同
     1 調理加工作業の共同と女性の集まり
     2 調理加工作業の共同と共食・食物の分かち合い
     3 女性の集まりと子どもたちの食
     4 足りない調理道具を求めて―女性たちはなぜ集まるのか
     5 ライフステージの上昇と物をもつことの意味
     6 道具の貸借をめぐる女性たちの動き―社会的地位をふまえたポリティクス
     7 親和的関係は日々の蓄積で更新される―生活に内包された移動性
     8 消費の共同体としての女性の集まり
    第4章 人びとの移動と村の発達サイクル
     1 人びとの移動と「世帯の失敗」
     2 「世帯の失敗」の様態
     3 変動する世帯構成と「世帯の必要」の確保
     4 生計維持の困難を支える母系親族と年長女性の社会的地位
     5 男性の伐採地選択と開墾ゾーン
     6 集落の創設と開墾ゾーン
     7 世代交代とML村の分裂
     8 祖霊祭祀と村長の権威
     9 再生の縁となる祖霊祭祀と秘匿される知識の継承
    第5章 チテメネ農法の秘密と村長の権威
     1 農法の説明になぜ「秘密」のにおいがするのか
     2 マーレ氏は語る―チテメネ・システムの理論的背景
     3 世界観との連動―「焼くこと」と祖霊への作法
     4 「焼くこと」と生殖論
     5 「見ればわかる」知識と見るだけではわからない知識
     6 村長の権威のありか
    第6章 農業政策の変化に揺れる母系社会
     1 農業の商業化政策と換金用トウモロコシ栽培の進展
     2 苦境に陥る女性世帯―世帯間の格差は広がる
     3 女性世帯の連帯、世帯を越えた消費のネットワーク
     4 生計における現金の位置づけは変わったか―食物の道・敬意の道・お金の道
     5 変化の様相と変化を生み出す連続性
    第7章 チテメネ耕作と人びとのイノベーション・ヒストリー
     1 農民の技術と在来知へのまなざし
     2 タカムラ・チテメネが開く村びとの試行の歴史
     3 チテメネ耕作錬成の歴史における三つのイノベーション
     4 生計戦略と技術の選択の基準、経験知としてのプロジェクトの失敗
     5 異質な技術の取り込みと技術の指向性の変換
     6 個別多発的試行から村全体のイノベーションへ
     7 ベンバにおけるフォークイノベーション・ヒストリー(FIH)
    終 章 小さな村からの生態人類学
     1 小さな村から何を考えるか
     2 生計にあらわれる消費と分与の様態
     3 誰かのモノを「食べてしまう」こと=消費の力と社会的な広がりとしての世帯
     4 生業複合における生産から見た自給レベルの維持
     5 ベンバの生活から私たちの社会を考える―食べることを前提にした共同と食物分与
     6 生態人類学の可能性

    謝 辞
    参考文献
    索 引
  • 出版社からのコメント

    近代化に抗い樹上伐採と焼畑農耕を選ぶベンバ。女性のネットワークが基盤の社会は、別離も離村も織り込んで林を自在に移動する。
  • 内容紹介

    ミオンボ林があればどこへでも――。ザンビア北部、林の恵みで生きる焼畑農耕民ベンバ。女性のネットワークが基盤となる母系社会は世帯の垣根をこえ、離村や分裂も織り込んで林を自在に移動する。貨幣経済の侵入や農業の商業化政策、それらの変化をすべて組み入れてなお、樹上伐採と焼畑農耕を選びつづける彼らの「食物の道」。

    図書館選書
    ザンビア北部、林の恵みで生きる焼畑農耕民ベンバ。女性のネットワークが基盤となる母系社会は世帯の垣根をこえ、分裂も離村も織り込んで林を自在に移動する。樹上伐採と焼畑農耕を選びつづける彼らの「食物の道」。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    杉山 祐子(スギヤマ ユウコ)
    弘前大学人文社会科学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(地域研究)
  • 著者について

    杉山 祐子 (スギヤマユウコ)
    弘前大学人文社会科学部教授。筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士後期課程修了、京都大学博士(地域研究)。主な著作に、『極限―人類社会の進化』(共著、京都大学学術出版会、2020年)、『地方都市とローカリティ―弘前・仕事・近代化』(弘前大学出版会、2016年)などがある。

サバンナの林を豊かに生きる―母系社会の人類学(生態人類学は挑む MONOGRAPH〈7〉) の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会 ※出版地:京都
著者名:杉山 祐子(著)
発行年月日:2022/07/15
ISBN-10:4814004206
ISBN-13:9784814004201
判型:A5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:349ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:495g
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