無垢の歌―大江健三郎と子供たちの物語 [単行本]

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無垢の歌―大江健三郎と子供たちの物語 [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2022/07/12
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無垢の歌―大江健三郎と子供たちの物語 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    大江健三郎の描く子供たちはなぜ、ひときわ鮮烈な印象を残すのか。“無垢”への比類なき想像力にせまるまったく新しい大江論にして、最良の“入門書”。大江文学の意外な面白さに触れる一冊。
  • 目次

    ◆第一章 チャイルドライクな文学のために
    「文学国語」と「論理国語」
    大江健三郎を教科書に?
    子供っぽさの魅力
    チャイルドライクな文学

    ◆第二章 学生作家の栄光と不安
    憧れの仏文
    翻訳から創作へ
    くそまじめな精神を打破せよ
    さらば、象牙色のジャガー

    ◆第三章 赤んぼうの敵
    本当の主人公生殺与奪の権
    三島由紀夫は批判する
    にび色の瞳をしたきみ

    ◆第四章 一九六九年のパーコーメン
    ホメーロスのごとくに
    切除と不在
    頭部への打撃
    共感の源泉

    ◆第五章 鳥は歌い、鯨は叫ぶ
    ギミー・シェルター
    「善きもの」と「魂」
    樹木は鯨となる
    精霊としての幼児

    ◆第六章 逆転また逆転
    子供たちの行進
    空飛ぶ円盤と立体スクリーン
    オノマトペの嵐
    走れ、われわれの子供ら

    ◆第七章 反時代的ゲーム
    村の消滅にあらがって
    困惑させる細部について
    記紀神話の世界へ
    再生する神話

    ◆第八章 神隠し願望
    不屈の抵抗かくれんぼの誘惑
    「神隠しに遭いやすき気質」
    少年は境界を超える

    ◆第九章 男たちよ!
    長篇から短篇へ
    同級生交歓
    壊れていく男たち
    パパの帰還

    ◆第一〇章 「ただいま」と「お帰り」
    敷居をまたぐとき
    出たり入ったりする運動
    「死んだ人間もまた帰ってくる」
    帰還する子供

    ◆第一一章 上品な人間
    人物再登場
    非=性的人間?
    非=生産的人間?
    人間の真っ当さ

    ◆第一二章 未来の子供
    イーヨーとお祖母ちゃん
    個人神話を造り直す
    時間差と悲しみ
    オープンエンディング
    文学は再来する
    エピローグ――年老いたヒカリとともに

    ◆あとがき
  • 出版社からのコメント

    大江健三郎の描く子供たちはなぜ鮮烈な印象を残すのか。〈無垢〉への比類なき想像力に迫る、新しい大江論にして最良の“入門書”。
  • 内容紹介

    大江健三郎の描く子供たちはなぜ、ひときわ鮮烈な印象を残すのか。
    〈無垢〉への比類なき想像力にせまる、まったく新しい大江論にして、最良の“入門書”。

    これから大江文学と出会う世代へ。読まず嫌いのまま大人になった人へ。
    大江文学の意外な面白さに触れる一冊。

       
    「子供たちに重要な役割を演じさせる大江作品は、子供時代と強いきずなで結ばれ、子供とつながる想像力に支えられている。(略)
     若くしてのデビューから、老齢に至るまで、一貫して『チャイルドライク』であり続け、子供の無垢への追憶と志向を保ち続けたところに、大江文学の素晴らしさを見出したいのである。(本文より)」
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    野崎 歓(ノザキ カン)
    1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール―越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り―ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ―井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞
  • 著者について

    野崎 歓 (ノザキ カン)
    1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール――越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞。プレヴォ、スタンダール、バルザック、サン=テグジュペリ、ヴィアン、ネミロフスキー、トゥーサン、ウエルベックなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている――永遠の少年少女のための文学案内』(春秋社)、『フランス文学と愛』(講談社現代新書)、『翻訳教育』(河出書房新社)、『アンドレ・バザン――映画を信じた男』(春風社)、『夢の共有――文学と翻訳と映画のはざまで』(岩波書店)ほか。

無垢の歌―大江健三郎と子供たちの物語 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:生きのびるブックス
著者名:野崎 歓(著)
発行年月日:2022/08/15
ISBN-10:4910790047
ISBN-13:9784910790046
判型:B6
発売社名:生きのびるブックス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:232ページ
縦:19cm
横:14cm
厚さ:2cm
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