幻魚 [単行本]

幻魚 [単行本] の 商品概要

• 目次

  小説白い川／幻魚

• 出版社からのコメント

  第２回電電時代賞受賞作。大自然の命を操ろうとした私に与えられた代償はかけがえのない命だった

• 内容紹介

  「小説　白い川」鮭は数千キロ、数年にわたる大海回遊の後、産卵のために逆流に抗して遡行し母なる川に戻る。〝鮭の母なる川にしよう〟亡き夫の遺志を継ぎおツルは、命をかけて白い川へ向かう。
  「幻魚」子供を望む妻と離れ、釣場の管理人となった私は、不可能と言われていた鱒、山女魚の養殖に挑む。いつしか子供の温もりが恋しくなり、呼び寄せようとするが……大自然の怒りをかったかのごとく、ある日豪雨に見舞われ、私は全てを失う。（第２回電電時代賞受賞作）

• 著者について

  小田淳 (オダジュン)
  昭和５年神奈川県生。日本文芸家協会会員。日本ペンクラブ名誉会員。大衆文学研究会会員。電電時代賞受賞。主な著作に『岩魚』『山女魚』『名竿』『カーンバックサーモン』『鮎師』『鮎』『岩魚の渓谷』『江戸釣術秘傳』『釣具考古・歴史図譜』『妖し釣』『心に残る風景 作品年譜』『茫々莫々の日々』『愛猫･愛犬追懐と箱根山寸描』『清流』等、多数

幻魚 [単行本] の商品スペック