東洋学術研究〈2022 Vol.61 No.1〉特集「人間性の危機を乗り越えて」 [単行本]

東洋学術研究〈2022 Vol.61 No.1〉特集「人間性の危機を乗り越えて」 の 商品概要

• 目次

  ◎特集　人間性の危機を乗り越えて（一）
  ソナム・キンガ／訳・山岸伸夫　宗教とレジリエンス――コロナ禍におけるブータン中央僧団の役割
  シェーン・バーター＆テツシ・オガタ／訳・堀江聡　困難な時代を乗り越える――政治的暴力のただ中の民間人の戦略的行為
  藤原武男　子ども虐待にみる人間性の危機
  戸田有一　「他者へのまなざし」と未来の人間関係――自己複雑性・集団複雑性とネット社会――
  山口　力　社会脳神経系とヒトの自殺についての一考察――新しい自律神経理論 ポリヴェーガル理論に焦点を当てて――　
  ◎法華経展とその世界――思想と伝播の系譜から（連続公開講演会より）
  古川洋平　初期仏教から法華経へ――仏教普遍化への道
  末木文美士　法華経の系譜――インドから日本へ
  ダシュ・ショバ・ラニ　写本研究から見える経典崇拝
  下田正弘　聖典としての仏教――『法華経』にみる三宝の歴史性――　
  ◎コラム　シルクロード（絲綢之路）①　
  大村次郷　トルファン（吐魯番）
  ◎東洋哲学研究所創立六十周年によせて
  趙声良　中日友好と文化交流に果たす東哲の多大な貢献
  賈蕙萱　諸経の王・法華経のたゆみなき研究と発展に期待
  フェリックス・ウンガー　平和をもたらす寛容の精神を基に対話と研究を
  ゴーパ・サバロワール　アジアから世界へ――法華経研究を通じた宗教・文化理解への貢献
  金在榮　東洋哲学研究所の創立六十周年を祝して
  ノーラニット・セータブット　知識を渇仰する人類への絶え間ない貢献
  ◎近代日本における価値哲学者の群像（三）
  伊藤貴雄　序――新カント派価値哲学とその受容史（三）
  福谷　茂　田邊 元における「弁証法」の形成――「文化」を手がかりとして――
  伊藤貴雄　牧口常三郎の価値哲学とそのコンテクスト――科学的教育学という構想の思想史的位置づけ――（二）
  九鬼一人　リッカート哲学の臨界
  ◎文明間・宗教間対話レクチャー
  菊地達也　イスラム思想における極端派的伝統：ヌサイル派（アラウィー派）の源流思想に関する研究序説
  ◎新刊紹介　　
  石神　豊　『文明・歴史・宗教　トインビー・池田対談五十周年記念論集』東洋哲学研究所編
  ◎研究覚え書き
  満足圭江　現代フランスの宗教事情―イスラムに注目して

• 出版社からのコメント

  特集「人間性の危機を乗り越えて」では、専門家がパンデミック、紛争、虐待、いじめ、自殺など難問への解決の糸口を考察する。

• 内容紹介

  特集　人間性の危機を乗り越えて（一）
  法華経展とその世界――思想と伝播の系譜から（連続公開講演会より）
  コラム　シルクロード（絲綢之路）
  東洋哲学研究所創立六十周年によせて
  近代日本における価値哲学者の群像（三）
  文明間・宗教間対話レクチャー
  研究覚え書き

東洋学術研究〈2022 Vol.61 No.1〉特集「人間性の危機を乗り越えて」 の商品スペック