紅い帝国の論理―新全体主義に隠されたもの [単行本]
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紅い帝国の論理―新全体主義に隠されたもの [単行本]

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出版社:白水社
販売開始日: 2022/07/30
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紅い帝国の論理―新全体主義に隠されたもの [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    権威主義をもしのぐ、弱肉強食のためのロジック。中国の「新全体主義」は、世界にいかなる影響を及ぼすのか?米国、ロシア、東アジアを展望した、新冷戦時代の国際政治経済論。
  • 目次

    [日本版序]紅い帝国の研究にともなう思考の変遷
    ・中国の改革者としての視角
    ・世界市民としての視角
    ・歴史研究者の視角
    ・「第四帝国」と三大矛盾
    ・「新たなる叢林」で増す問題の複雑性
    ・中米間の「四重奏」
    ・新疆ウイグル、香港、台湾について
    ・中米関係の今日と将来
    ・中国とアジアの未来を想像する
    [台湾版序]警鐘は鳴っているが、まだ遅くない 
    第一章 紅い帝国の台頭か──中共第十八期党大会から第十八期三中全会まで
    ・題記
    ・中共第十八期党大会以降における政治情勢の急左傾
    ・一党専制と「紅い世襲」
    ・「紅い帝国」の台頭
    ・三中全会と「国家安全委員会」
    ・再論──中国の政治転換に関する三つの可能性
    第二章 中国、再び危機に──明鏡中国研究院におけるいく度かの発言 
    ・題記
    ・中共は侮れない
    ・内部宣伝映画『較量無声』(声なき戦い)
    ・二種類の枠組み
    ・「紅い帝国」の定義
    ・香港と台湾
    ・中国の将来における真正の危機
    ・新全体主義時代の到来
    第三章 南シナ海問題の争点はどこにあるのか 
    ・題記
    ・南シナ海の主権要求と国際海洋法条約
    ・島、岩礁、低潮高地の法的な地位
    ・「祖先が残してくれた」という言い分は本当なのか
    ・「九段線」とはなにか
    ・国益が絡む南沙争奪戦
    ・南沙諸島問題の解決に向けて
    ・南シナ海問題と中米の駆け引き
    第四章 近年の中国外交の動向をいかに評価するか──アンドリュー・J・ネイサン教授との対話 
    ・題記
    ・中国外交の基本的駆動力
    ・中国外交の異なる理論的枠組みを解釈する
    ・価値判断と事実判断
    ・「紅い帝国」について
    ・中国が影響力を及ぼし得る範囲
    ・「一帯一路」と「戦略的西進」
    ・中米露の角逐
    ・中国モデル──「効果」と「安定」
    第五章 叢林時代への回帰?──トランプ大統領当選後、世界の構造が変化する可能性 
    ・題記
    ・トランプ大統領は米国外交の原則と方向性を変える可能性がある
    ・なにを再構築するのか
    ・台湾上空の戦雲
    ・多極世界──福音か悪夢か
    ・簡潔な結論
    第六章 紅い帝国の政治経済学──中国経済の将来 
    ・題記
    ・「中国の奇跡」はいかにして起ったのか
    ・土地財政と金融支援
    ・奇跡のメカニズムは危機をも起こす
    ・いわゆる「供給側の改革」
    ・中産階級と底辺社会
    ・「危機」要素は常にあるが、「崩壊」は軽々に語るべからず
    ・中国経済のグローバル化と紅い帝国
    ・再論──「政治勘定が経済に優先する」
    第七章 新全体主義、新冷戦、新たなる叢林──二十一世紀の中国と世界 
    ・題記
    ・新全体主義と伝統的全体主義
    ・習近平式の新全体主義がはらむ五つの特徴
    ・新冷戦と冷戦
    ・「価値観外交」と「中国モデル」
    ・遅れた米国の対応
    ・新たなる叢林と旧叢林
    ・米国主導の自由主義国際秩序は偶然の産物
    ・歴史は進行中
    ・西側民主体制の反省と改革の必要
     訳者あとがき
     注
  • 出版社からのコメント

    権威主義が進化した、弱肉強食のロジック──中国の「新全体主義」が世界に及ぼす影響とは? 新冷戦時代を読み解く、国際政治経済論
  • 内容紹介

    権威主義をもしのぐ、弱肉強食のためのロジック。

     〈プーチンの「ロシア再構築」、そして習近平の「中国の夢」などはネーション・ステートの利益を貪り、それらにつづく大国のインド、日本、トルコおよび西欧各国も程度の違いはあるものの、それぞれの叢林〔弱肉強食のジャングル〕の道に回帰しつつある。〉(本書「第七章 新全体主義、新冷戦、新たなる叢林──二十一世紀の中国と世界」より)
     専制独裁国家によって世界は紛糾することはなはだしいが、紅い帝国=習近平統治下の中国もそのうちのひとつだ。そしてそこに隠されているものとは、権威主義をもしのぐ、弱肉強食のためのロジックだ。
     本書は「紅い帝国」の台頭に警鐘を鳴らし、南シナ海問題、強圧的な外交、中国的な特色に満ちた政治経済、新全体主義、新冷戦、新たなる叢林(=ジャングル、弱肉強食)の時代について縦横無尽に切りこむ。著者の意図は、中国を民主国家に翻すことにほかならない。
     中国の「新全体主義」は世界にいかなる影響を及ぼすのか?
     『新全体主義の思想史──コロンビア大学現代中国講義』の著者による、待望の新刊。米国、ロシア、東アジアを展望した、新冷戦時代の国際政治経済論。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    張 博樹(チョウ ハクジュ)
    1955年北京生まれ。中国人民大学経済学部、中国社会科学院大学院(哲学専攻)を経て中国社会科学院哲学研究所勤務。哲学博士。六四・天安門事件に遭遇し、以後、中国批判理論の構築に邁進する。2010年に渡米。現在、コロンビア大学客員教授

    中村 達雄(ナカムラ タツオ)
    1954年生まれ。横浜市立大学大学院国際文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(学術)。比較文化、東アジア近現代史専攻。専修大学兼任講師、明治大学現代中国研究所事務局員

    及川 淳子(オイカワ ジュンコ)
    東京都生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。中央大学文学部准教授
  • 著者について

    張博樹 (チョウ ハクジュ)
    1955年北京生まれ。中国人民大学経済学部、中国社会科学院大学院(哲学専攻)を経て中国社会科学院哲学研究所勤務。哲学博士。六四・天安門事件に遭遇し、以後、中国批判理論の構築に邁進する。2010年に渡米。現在、コロンビア大学客員教授。主著に『経済行為與人:経済改革的哲学思考』(貴州人民出版社、1988年)、Marxism and Human Sociobiology(SUNY Press,1994)、『従五四到六四:20世紀中国専制主義批判』第一巻(香港・晨鐘書局、2008年)、『改変中国 六四以来的中国政治思潮』(香港・溯源書社、2015年)〔日本語版:『新全体主義の思想史 コロンビア大学現代中国講義』(白水社、2019年)〕、『紅色帝国的邏輯:21世紀的中国與世界』(台湾・秀威出版公司、2019年)、『植根大地:中国自由知識分子的自我省思』(ニューヨーク・博登書屋、2020年)など多数ある。

    中村 達雄 (ナカムラ タツオ)
    一九五四年生まれ。横浜市立大学大学院国際文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(学術)。比較文化、東アジア近現代史専攻。専修大学兼任講師、明治大学現代中国研究所事務局員。著書に『文化大革命──〈造反有理〉の現代的地平』(共著、白水社、二〇一七年)、訳書に張博樹著『新全体主義の思想史──コロンビア大学現代中国講義』(共訳、白水社、二〇一九年)、論文に「蒋経国の贛南における派閥形成について」(『現代中国』第八十三号、現代中国学会、二〇〇九年九月)など。

    及川 淳子 (オイカワ ジュンコ)
    東京都生まれ。日本大学大学院総合社会情報研究科博士後期課程修了。博士(総合社会文化)。中央大学文学部准教授。主な著書に『現代中国の言論空間と政治文化』(御茶の水書房)、『文化大革命──〈造反有理〉の現代的地平』(共著、白水社)、『六四と一九八九──習近平帝国とどう向き合うのか』(共著、白水社)、訳書に『劉暁波と中国民主化のゆくえ』(共訳、花伝社)、廖亦武『銃弾とアヘン』(共訳、白水社)、『新全体主義の思想史──コロンビア大学現代中国講義』(共訳、白水社)他。

紅い帝国の論理―新全体主義に隠されたもの [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:白水社
著者名:張 博樹(著)/中村 達雄(訳)/及川 淳子(訳)
発行年月日:2022/08/10
ISBN-10:4560094446
ISBN-13:9784560094440
判型:B6
発売社名:白水社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:262ページ
縦:19cm
その他: 原書名: THE LOGIC OF THE RED EMPIRE:CHINA AND THE WORLD IN THE 21ST CENTURY〈Zhang,Boshu〉
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