"サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 [単行本]
    • "サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 [単行本]

    • ¥4,400132 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年6月4日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003585989

"サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 [単行本]

  • 5.0
価格:¥4,400(税込)
ゴールドポイント:132 ゴールドポイント(3%還元)(¥132相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年6月4日水曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:青弓社
販売開始日: 2022/08/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

"サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「ありふれた一般人」という集合体として語られがちなサラリーマン。彼らが生きた各時代の文化表象には、どのような心情が反映されてきたのか。写真、漫画、映画、文学作品という虚構の背後にそびえる社会状況をサラリーマンの視点から読み解く。
  • 目次

    はじめに

    序 章 〈サラリーマン〉をめぐる言説――あるいは、彼らはどこから来たのか
     1 問題の設定と本書の構成
     2 これまでの「サラリーマン」論――先行研究概説
     3 サラリーマン表象からみる日本社会
     4 「文化史」というアプローチの必要性とその意義

    第1章 〈サラリーマン〉前史としての一八七〇年代から一九一〇年代――士族、立身出世主義、そして煩悶青年
     1 没落士族と官吏たちのプライド――「士族サラリーマン」と「洋装」の表象
     2 立身出世主義と「スウィート・ホーム」――二葉亭四迷『浮雲』を例として
     3 煩悶青年と「会社員」の出現――一九一〇年(明治四十三年)前後の青年たちとその世代的特徴

    第2章 ベル・エポックあるいは小市民のユートピア――「文化住宅」という装置と大正時代のサラリーマン
     1 第一次世界大戦と日本資本主義の発達――大戦景気、東京駅の開業、成金たち
     2 「洋服細民」たちのプライドと孤立――「時事漫画」に描かれたサラリーマンと組合の結成
     3 夫婦であることの困難――岸田國士『紙風船』論

    第3章 蒼白きインテリたち――モダンボーイ、マルクスボーイ、サラリーマン
     1 関東大震災と加速するモダニズム――堀辰雄の短篇小説を事例として
     2 サラリーマンとモダンガールの恋――中村正常『女学生気質』のなかの女たち
     3 青空と自殺――浅原六朗『或る自殺階級者』と「煙突男」事件

    第4章 戦後民主主義の恋愛――敗戦後のサラリーマンたち
     1 廃墟と占領下の風景――プランゲ文庫所蔵写真資料を中心に
     2 「忘却」の記憶――菊田一夫『君の名は』における「東京」
     3 「三等重役、バンザイ!」――源氏鶏太『三等重役』論

    第5章 家庭と組合のはざまで――銀行の労組活動と文化運動
     1 「家庭」からの逃亡、あるいは「個」への志向
     2 「ひろば」に集まる銀行員たち――銀行員の労働組合文化運動
     3 ホワイトカラーは青空を謳う――『銀行員の詩集』試論

    終 章 漂泊への決別、あるいは「平凡なサラリーマン」として生きることの覚悟――山口瞳『江分利満氏の優雅な生活』論
     1 江分利満氏の論じにくさ――問題設定に代えて
     2 江分利満のプロフィール――「恥」の感情を中心に
     3 「オヤコサンニン」のマイホーム――一九六二年の「江分利満」たち
     4 「バイア・コン・ディオス」とともに去ったもの
     5 さよなら、〈サラリーマン〉――結論に代えて

    参考文献一覧

    初出一覧

    あとがき
  • 内容紹介

    各時代の文学作品や漫画、映画、労働組合の文化活動はサラリーマンをどのように描いてきたのか。史・資料を精読し、小市民・インテリと称された「ありふれた一般人」の集合体が一億総中流の象徴として「安定と平凡な家庭生活」を求めた実態を分析する労作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鈴木 貴宇(スズキ タカネ)
    1976年、埼玉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学(学術博士)。東邦大学准教授。専攻は日本近代文学、日本モダニズム研究、戦後日本社会論
  • 著者について

    鈴木 貴宇 (スズキ タカネ)
    1976年、埼玉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得満期退学(学術博士)。東邦大学准教授。専攻は日本近代文学、日本モダニズム研究、戦後日本社会論。編著に『社会主義リアリズムの系譜』(ゆまに書房)、共著に『高度経済成長の時代』(臨川書店)、『よくわかる都市社会学』(ミネルヴァ書房)、論文に「屋上からの眺め――あるいは『立花隆の書棚』から見える風景」(「ユリイカ」2021年9月号)、翻訳にサラ・スナイダー「あるアーカイブの遍歴――「プランゲ文庫」成立まで」(「Intelligence」第20号)など。

"サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 の商品スペック

商品仕様
出版社名:青弓社
著者名:鈴木 貴宇(著)
発行年月日:2022/08/25
ISBN-10:4787235095
ISBN-13:9784787235091
判型:A5
発売社名:青弓社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:471ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:658g
他の青弓社の書籍を探す

    青弓社 "サラリーマン"の文化史―あるいは「家族」と「安定」の近現代史 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!