祝祭の子 [単行本]

祝祭の子 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  十四年前、宗教団体“褻”が運営する施設内で大量殺人事件を起こし世間を震撼させた。団体トップの石黒望がコミューンで育った子供たちに信者らの殺害を命じたのだ。子供たちは“生存者”と呼ばれ、事件後も後ろ指をさされる生活をしている。そのうちの一人・夏目わかばは警察から石黒の遺体が発見されたことを聞く。石黒は名前を変え整形手術をし十年以上別人として生きていた。混乱しているさなか、わかばが何者かに襲われたところで、かつての仲間と再会し―。

• 出版社からのコメント

  宗教団体によって殺人者にされた子供たち。成人後再会するが、まだ事件は終わってなかった。ミステリー界注目の作家が贈る新境地！

• 内容紹介

  かつて、宗教団体〈褻〉のトップ・石黒望は、子供たちに命じ信者らを殺害する。殺人を犯し生き残った子供は〈生存者〉と呼ばれ、その存在は多くの議論を呼んだ。時が経ち、生存者のわかばは警察に石黒の遺体が発見されたと聞くが、その後何者かに襲われる。共に暮らした仲間と再会するが彼らもまた被害に遭っていた……ミステリー界注目の作家が贈る、新境地！

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  逸木 裕(イツキ ユウ)
  １９８０年東京都生まれ。学習院大学法学部卒。２０１６年「虹になるのを待て」で第３６回横溝正史ミステリ大賞を受賞。同年、『虹を待つ彼女』と改題しデビュー。著書に『銀色の国』『空想クラブ』『五つの季節に探偵は』『風を彩る怪物』などがある。２０２２年に「スケーターズ・ワルツ」で第７５回日本推理作家協会賞（短編部門）を受賞

祝祭の子 [単行本] の商品スペック