発達障害診療の手引き―地域支援で医師にできること [単行本]
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発達障害診療の手引き―地域支援で医師にできること [単行本]

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出版社:岩崎学術出版社
販売開始日: 2022/04/15
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発達障害診療の手引き―地域支援で医師にできること の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    最近では発達障害の概念が拡大し、その頻度は一割くらいと見積もられている。筆者の周辺でも、日常生活に大きな支障がない段階での相談が増えている。東洋医学でいえば「未病」の状態での相談である。これまでの精神医学では、生活に支障がなければ障害という診断をせず、支援も滞りがちであった。でも、発達特性による日々の困難さを放置すると、本当の障害に発展しかねない。「発病には至らないものの、健康な状態から離れつつある状態」での相談をしっかりと受け止めて、特性段階での予防的対応を大切にしたいと思っている。本書では地域を広範にカバーする療育センターでの取り組みを中心に、支援において医師のできること、医師の立場で留意すべきことなどを述べてみた。
  • 目次

    はじめに  

    第1章 発達障害支援の概要と医師の役割
    (1)発達障害とは
    (2)支援の場──どこで誰が支援するか
    (3)支援のプロセス
    (4)支援でしていること/
    (5)社会モデルの支援により社会参加を目指す
    (6)支援において医師は何ができるか

    第2章 面接のコツ
    (1)言葉の選択と非言語面の重要性
    (2)対等な関係による共同作業
    (3)支援者の自己認知
    (4)傾聴や共感ということ
    (5)無理に答えを出そうとしないで良い

    第3章 初診──出会う前から診断告知まで
    (1)相談前の心情について
    (2)支援に必要な情報
    (3)初診時に観察すること
    (4)検査について
    (5)診断作業は仮説検証プロセスである
    (6)操作的診断基準の使い方
    (7)所見を共有し見立てや診断を伝えていく
    (8)診断名の意味と告知について

    第4章 初診から発達支援へ
    (1)家族の受け止めを想像する
    (2)「療育」とは何か?
    (3)発達支援はどうしたら受けられるか?
    (4)どんな発達支援を選べば良いか?
    (5)発達支援は多いほど良いか?
    (6)セカンドオピニオンについて

    第5章 再診点描
    (1)再診を巡ってのあれこれ
    (2)できたことを見つける
    (3)できないことは対処法を聞く
    (4)年齢と発達段階に合わせた目標設定
    (5)学校や就労の相談

    第6章 チーム支援における医師の役割
    (1)発達障害のチーム支援
    (2)チームの中心は本人と家族である
    (3)医師としての心構え
    (4)支援に関わる専門職

    第7章 地域支援における医師の役割
    (1)地域支援への心構え
    (2)連携時の留意点
    (3)個人情報は誰のものか──取り扱いの原則
    (4)いろいろな連携先
    (5)地域への普及啓発活動について

    第8章 保護者支援の原則
    (1)養育なくして療育なし
    (2)母親支援
    (3)父親支援
    (4)きょうだい支援
    (5)そのほかの家族支援
    (6)家族の発達特性や精神疾患を巡って
    (7)「障害受容」について

    第9章 いろいろな症状への対応
    (1)言葉の遅れ
    (2)集団の問題
    (3)行動の問題──多動・衝動・興奮・乱暴・チック
    (4)行動の問題──自傷と他害
    (5)不注意について
    (6)睡眠の問題
    (7)不登校への対応
    (8)うつ状態

    第10章 併存症への対応
    (1)発達障害の診断は一つではない
    (2)状況依存性と年齢依存性
    (3)てんかんなどの身体疾患
    (4)心身症──不定愁訴
    (5)気分障害
    (6)不安障害
    (7)適応障害
    (8)統合失調症?

    第11章 マルトリートメントへの対応
    (1)発達障害とマルトリートメント
    (2)マルトリートメントに出会った時
    (3)発達性トラウマ障害について
    (4)トラウマとトラウマ処理

    第12章 薬物療法あれこれ
    (1)発達障害の薬物療法
    (2)処方にあたって説明すること
    (3)薬物療法を心理療法にするために
    (4)処方を止めるとき
    (5)実際の処方──ミニ各論

    第13章 診療の終結と支援の継続
    (1)支援のゴールとは?
    (2)社会的障壁の撤廃と適切な合理的配慮
    (3)当事者能力の育成──支援がなくなること
    (4)門戸を開けておく──再度相談できるように
    (5)成人診療科へのトランジション

    あとがき
  • 出版社からのコメント

    発達支援は〝医療モデル〟では困難で、医師ができることも多くはない。本書は発達障害の地域支援についての実態と実践を解説する。
  • 内容紹介

    最近では発達障害の概念が拡大し、その頻度は一割くらいと見積もられている。臨床現場では日常生活に大きな支障がない段階、東洋医学でいえば「未病」の状態での相談が増えている。これまでの精神医学では、生活に支障がなければ障害という診断をせず、支援も滞りがちであった。しかし、発達特性による日々の困難さを放置すると、本当の障害に発展しかねない。「発病には至らないものの、健康な状態から離れつつある状態」での相談をしっかりと受け止めて、特性段階で予防的対応をとることが大切である。発達支援は〝医療モデル〟では困難で、医師ができることも多くはない。本書は発達障害の地域支援について広く述べており、医師でない支援者にも役立つ。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    広瀬 宏之(ヒロセ ヒロユキ)
    1969年東京に生まれる。2015年~放送大学客員准教授(兼務)。「精神医学特論」「精神疾患とその治療」担当
  • 著者について

    広瀬 宏之 (ヒロセ ヒロユキ)
    1969年東京に生まれる。1995年東京大学医学部医学科卒業。1995~1996年東京大学医学部附属病院小児科。1996~1999年千葉徳洲会病院小児科。1999~2003年東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻。2003~2007年国立成育医療センターこころの診療部発達心理科。2006~2007年フィラデルフィア小児病院児童精神科。2007~2008年横須賀市療育相談センター開設準備室長。2008年~横須賀市療育相談センター所長。2015年~放送大学客員准教授(兼務)「精神医学特論」「精神疾患とその治療」担当。

発達障害診療の手引き―地域支援で医師にできること の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩崎学術出版社
著者名:広瀬 宏之(著)
発行年月日:2022/04/15
ISBN-10:4753311996
ISBN-13:9784753311996
判型:B6
発売社名:岩崎学術出版社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:204ページ
縦:19cm
重量:274g
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