大和心と正名―本居宣長の学問観と古代観 [単行本]
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大和心と正名―本居宣長の学問観と古代観 [単行本]

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出版社:法政大学出版局
販売開始日: 2022/07/15
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大和心と正名―本居宣長の学問観と古代観 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代日本を称揚し、中国文明・中国思想(漢意)に囚われた学者たちの知の在り方を厳しく批判した宣長はなぜ、他ならぬ孔子だけは「よき人」とし、一貫して高く評価しえたのか?「正名」を手がかりに、同時代の思想状況や関連する儒学者・国学者たちの錯綜する言説を精緻に読み解き、宣長の学問観や『古事記伝』に描かれた古代日本の名・秩序のあり方を客観的に論証する意欲作。
  • 目次

    凡 例
    緒 言

    序 論
    第一節 宣長と朖──「大和心と正名」への導入 ⑴
    第二節 「神」の注釈と「名」の注釈──「大和心と正名」への導入 ⑵
    第三節 真淵からの手紙──二つの疑問の関係
    第四節 近世思想史と「正名」──先行研究について ⑴
    第五節 「漢意」から「正名」へ──先行研究について ⑵
    第六節 本書の方法と構成

    第一部 本居宣長の孔子観と「正名」

    序章
    第一節 『玉勝間』第九三条
    第二節 「正名」の出典
    第三節 本部の構成

    第一章 宣長と近世の「正名」論

    第一節 「或る儒者」太宰春台
    第二節 春台と「正名」
    第三節 残された思想史的広がり
    第四節 寛政期の「正名」
    第五節 徂徠と白石の「正名」
    第六節 留守希斎『称呼弁正』と浅見絅斎『称呼弁』


    第二章 孔子はよき人──宣長の孔子観とその周辺

    第一節 『原玉勝間』
    第二節 『玉勝間』三の巻初版本
    第三節 『玉勝間』十四の巻
    第四節 国学者たちの孔子観
    第五節 徂徠派からの影響


    第三章 聖典の編纂者──宣長の孔子観と『古事記』序文解釈

    第一節 孔子と「もののあはれ」
    第二節 孔子の学問への評価
    第三節 学者のあるべき姿
    第四節 日本における「名」
    第五節 『古事記』序文解釈
    第六節 近世思想史における孔子と舎人親王


    結章
    第一節 「文字の徳」
    第二節 「漢意」の中で
    第三節 真淵の老子・宣長の孔子

    第二部 『古事記伝』における「名」の注釈
    序章
    第一節 「名々」の注釈──『古事記伝』允恭記の注釈 ⑴
    第二節 「氏姓」の注釈──『古事記伝』允恭記の注釈 ⑵
    第三節 「忤過」「言八十禍津日前」の注釈──『古事記伝』允恭記の注釈 ⑶
    第四節 『古事記伝』と「正名」
    第五節 本部の構成

    第四章 氏姓と政──古えの社会秩序

    第一節 『玉勝間』における「姓氏の事」
    第二節 異姓不養
    第三節 同姓不婚
    第四節 百王一姓
    第五節 「ウヂカバネ」 と 「職」
    第六節 氏姓・天皇・政


    第五章 聖人のいない国──神武天皇観を中心に

    第一節 五瀬命と神武天皇
    第二節 『姓氏録』序文と『古事記伝』神武記
    第三節 『古事記伝』における「ウヂカバネ」の成立
    第四節 「天皇」号の成立
    第五節 「スメラミコト」の意味
    第六節 真の暦


    第六章 死者の名を呼ぶ──「諱」の問題

    第一節 「諱」と漢意
    第二節 「諱」と正名──「諱」を巡る思想史的背景 ⑴
    第三節 忍びがたき人情──「諱」を巡る思想史的背景 ⑵
    第四節 「名」を呼ぶことと「真心」
    第五節 「もののあはれ」論との関係


    結章
    第一節 『古事記』の語り方
    第二節 大和心と正名

    結 論
    第一節 本書の総括
    第二節 宣長研究における本書の位置づけ
    第三節 日本近世思想史の中での本書の位置づけ
    第四節 残された課題と今後の展望

    参考文献
    《付録1》 日本近世における「正名」関連文献一覧
    《付録2》 『原玉勝間』・『玉勝間』対応表

    あとがき
    事項索引
    書名索引
    人名索引
  • 出版社からのコメント

    漢意に囚われた学者たちを批判した宣長はなぜ孔子だけは高く評価しえたのか。宣長学における名や秩序の問題に新視角をもたらす意欲作
  • 内容紹介

    古代日本を称揚し、中国文明・中国思想(漢意)に囚われた学者たちの知の在り方を厳しく批判した宣長はなぜ、他ならぬ孔子だけは「よき人」とし、一貫して高く評価しえたのか? 「正名」を手がかりに、同時代の思想状況や関連する儒学者・国学者たちの錯綜する言説を精緻に読み解き、宣長の学問観や『古事記伝』に描かれた古代日本の名・秩序のあり方を客観的に論証する意欲作。

    図書館選書
    古代日本の心を称揚し中国思想に囚われた学者たちを批判した宣長はなぜ、孔子だけは高く評価しえたのか。宣長学における名や秩序の問題に新視角をもたらす意欲作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    河合 一樹(カワイ カズキ)
    広西大学助理教授。日本思想史
  • 著者について

    河合 一樹 (カワイ カズキ)
    広西大学助理教授。日本思想史。論文:「古事記伝と姓氏録──本居宣長における「ウヂカバネ」の成立」(『日本思想史学』51号)、「死者の名を呼ぶ──本居宣長における諱の問題」(『倫理学年報』67号)、共編著:『東アジアにおける哲学の生成と発展──間文化の視点から』(法政大学出版局)ほか。

大和心と正名―本居宣長の学問観と古代観 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:法政大学出版局
著者名:河合 一樹(著)
発行年月日:2022/07/20
ISBN-10:4588151266
ISBN-13:9784588151262
判型:A5
発売社名:法政大学出版局
対象:専門
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:322ページ
縦:21cm
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