天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙―イーハトーブから見上げた夜空 [単行本]
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天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙―イーハトーブから見上げた夜空 [単行本]
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天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙―イーハトーブから見上げた夜空 [単行本]

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販売開始日: 2022/08/22
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天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙―イーハトーブから見上げた夜空 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本を代表する作家、宮沢賢治。思い描いた理想郷“イーハトーブ”のモチーフになったといわれる、自然豊かな岩手県に生まれ、透き通るような夜空を眺めながら育った彼は、宇宙をどのように見つめていたのだろうか。代表作『銀河鉄道の夜』をはじめ、彼の作品に描かれる宇宙は現代の天文学者が舌を巻くほど正確に描写されているという。いまから100年も前に、賢治はいつどこで天文学の専門知識を得たのか。彼の目にはいったい何が見えていたのか。賢治マニアの一面を持つ天文学者である著者が、賢治作品の中から天体写真などとともにその謎や信憑性について考察し、ときに銀河鉄道に乗りながら、わかりやすく解説していく。誰も見たことのない、宮沢賢治の宇宙をめぐる旅へ出掛けましょう。
  • 目次

    第1章 理科少年から銀河鉄道へ
         幼少期:理科少年としての賢治 / 天文少年としての賢治 / 天文知識の源泉 / 星に“視線”を感じた賢治 /
         『銀河鉄道の夜』への基礎となる作品群 / 高次元の幻想世界への飛躍という構造 /
         『銀河鉄道の夜』へとつながる詩 /『銀河鉄道の夜』の元になった鉄道

    第2章 銀河の発電所
         不思議な賢治 / 発電所は好きですか/ 銀河の発電所 / 賢治は天の川に何を見ていたのか/ 時空の旅人

    第3章 宮沢賢治はなぜカシオペヤ座に三目星を見たのか
         ことの発端 / 星群(アステリズム)としての「カシオペヤ座」/ 賢治における「カシオペヤ座」/
         「三目星」の読み方 /「カシオペヤ座」の5個の星 / 三つの目 /「カシオペヤ座」の三つ星 /
         三目星と三つ星 /「カシオペヤ座」の新たな三つ星 /「さそり座」の可能性はあるのか/
         なぜ「五」ではなく「三」なのか / 三角への執着 / 結語

    第4章 玲瓏レンズと水素のりんご
         「青森挽歌」 / 賢治のりんご / 苹果と林檎 / 玲瓏レンズと水素のりんご / 銀河系の玲瓏レンズ /
         天の川の地図 / 銀河の世界 / 謎のレンズ銀河 / 巨きな水素のりんご

    第5章 ジョバンニが銀河鉄道の中から見た、がらんとした桔梗色の空の謎
         『銀河鉄道の夜』に出てくる謎の空 / 桔梗色の空 / がらんとした空 / ジョバンニの先生は偉かった/
         桔梗色の空、再び / 桔梗色の位置づけ / 空の“二藍” / 結語

    第6章 宮沢賢治は宇宙塵を見ていた ―『銀河鉄道の夜』に出てくる「天気輪の柱」は対日照なのか
         謎の天気輪の柱 / 賢治と宇宙塵 /『銀河鉄道の夜』における「天気輪の柱」/
         もう一つの天気輪:文語詩「病技師〔二〕」に見る天気輪 /「天気輪の柱」の位置づけ /
         実在するのか、しないのか /「天気輪の柱」の候補 / 自然現象としての「天気輪の柱」/
         黄道光と対日照 / 結語

    第7章 プレシオスの鎖の解き方
         『銀河鉄道の夜』から消えたブルカニロ博士 / プレシオスの鎖は解けるのか / プレシオスの鎖の意味 /
         星団の世界 / プレシオスの鎖は解ける / 流れる北斗 / 短気なジョバンニのために / 付記

    第8章 受け継がれる「見者」の系譜―天文学者→画家→作家
         「見者」の世界 / 見者は受け継ぐ者たちである / 天文学者、ロス卿 / 画家、ファン・ゴッホ /
         作家、宮沢賢治 / ロス卿から岡山天体物理観測所へ / 追記 四十五分の謎

    初出一覧

    あとがき

    著者紹介
  • 出版社からのコメント

    宮沢賢治は宇宙をどのように見ていたのだろうか。賢治作品の天文学に関連する記述を取り上げ、天文学者がその謎や信憑性を考察する。
  • 内容紹介

    宮沢賢治(1896-1933)は日本を代表する詩人・童話作家の一人で、岩手県花巻市に生まれ、わずか37年の生涯の中で膨大な短歌と詩、童話を書き残した。幼い頃から鉱物や植物の採集、星空の観察に興味を持ち、地質の調査に取り組み、教師や農業指導者としての一面を持っていたため、彼の作品には科学知識が随所に盛り込まれている。代表作『銀河鉄道の夜』はいまから100年前に書かれたものながら、「現代天文学」で理解できる部分も多いという。

    アインシュタインが一般相対性理論を発表してからおよそ10年後、岩手で教師として過ごした賢治は、天文学の専門知識をいつどこで得たのか。すべてが創造だとしたら、いったい賢治は宇宙をどのように見ていたのだろうか。天文学会きっての賢治マニアとして知られる天文学者の著者が、賢治作品の中から天文学に関連する記述を取り上げ、天体写真などとともにその謎や信憑性について考察する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    谷口 義明(タニグチ ヨシアキ)
    1954年北海道名寄市で生まれる。すぐに旭川市に引っ越したため、幼少期の記憶は旭川からになる。北海道立旭川東高等学校卒業。東北大学理学部天文および地球物理学科第一卒業。東北大学大学院理学研究科天文学専攻、単位取得のうえ退学。放送大学・教養学部・教授。理学博士。専門:銀河天文学、観測的宇宙論

    渡部 潤一(ワタナベ ジュンイチ)
    1960年福島県会津若松市で生まれる。福島県立会津高等学校卒業。東京大学理学部天文学科卒業。東京大学大学院理学研究科天文学専攻修了。国立天文台・上席教授。理学博士。専門:太陽系天文学

    畑 英利(ハタ ヒデトシ)
    1955年長野県木曽町で生まれる。山梨大学教育学部卒業。放送大学大学院人間発達科学プログラム修了。日本天文学会・内地留学奨学金の支援を得て、東京大学天文学教育研究センター・木曽観測所で勤務。理科教員として長野県内の小中学校勤務。2016年よりアイスランドを拠点にオーロラ撮影。2019年より現代美術家協会写真部門所属天体写真家。東京、名古屋、大阪にて天体写真の個展開催

天文学者とめぐる宮沢賢治の宇宙―イーハトーブから見上げた夜空 の商品スペック

商品仕様
出版社名:丸善出版
著者名:谷口 義明(著)/渡部 潤一(著)/畑 英利(著)
発行年月日:2022/08/20
ISBN-10:4621307347
ISBN-13:9784621307342
判型:B6
発売社名:丸善出版
対象:教養
発行形態:単行本
内容:天文・地学
言語:日本語
ページ数:228ページ
縦:19cm
横:13cm
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