ダダ・カンスケという詩人がいた―評伝陀田勘助 [単行本]
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ダダ・カンスケという詩人がいた―評伝陀田勘助 [単行本]
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ダダ・カンスケという詩人がいた―評伝陀田勘助 [単行本]

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出版社:共和国
販売開始日: 2022/06/28
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ダダ・カンスケという詩人がいた―評伝陀田勘助 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ダダを名乗った唯一の詩人としてデビューしながら、29歳で謎の獄死を遂げたアナーキスト詩人の劇的な生涯。筆名と詩を捨ててマルクス主義に転向。そして早すぎる獄死にいたるまで、謎の多い生涯に肉薄する初の評伝
  • 目次

    島に居る岡本潤と俺の肖像
    --
    第1章 「同志山忠」とは誰か
    --
    発端―1枚の絵   
    「モダン東京―一九三〇年代の夢」
    栃木―蔵の町の少年 
    本所―忠平は隅田川を渡る
    荒井町の洋服屋 
    大手町―内務省の給仕

    --
    第2章  陀田勘助の出発と雑誌『種蒔く人』
    --
    開成中学自主退学事件  
    「啄木会」―渋民歌碑建立募金文芸講演会
    1921年第2回メーデー  
    忠平、村松正俊と出会う
    『種蒔く人』創刊  
    幻の二人詩誌『ELEUTHERIA』とペンネーム・ダダのこと

    --
    第3章 詩誌『鎖』創刊
    --
    『鎖』をめぐるさまざま  
    『鎖』創刊号―1923年6月
    『鎖』第2号へ―1923年7月  
    『女工哀史』細井和喜蔵の登場

    --
    第4章 関東大震災──亀戸事件と陀田勘助
    --
    印半纏で走るカンスケ  
    亀戸事件とは何か
    南葛労働協会には「支部」もあった―佐藤欣治のこと  
    亀戸警察署長、戒厳司令官はこう語った

    --
    第5章 震災後を生きる
    --
    『鎖』第3号からの再出発  
    「日本無産派詩人連盟展」と詩誌『無産詩人』
    松本淳三の詩誌『詩を生む人』への寄稿

    --
    第6章 岡本潤と陀田勘助──『マヴォ』における呼応
    --
    『赤と黒』と『鎖』  
    小野十三郎の勘助評
    『マヴォ』に呼応する岡本潤と陀田勘助  
    細井和喜蔵の死、渋谷定輔のこと

    --
    第7章  ギロチン社事件と『黒旗』──アナキスト山本勘助の模索
    --
    江東に自由労働者の組合を  
    労働運動社、大杉栄、岩佐作太郎
    ギロチン社のテロリストたち  
    黒旗社結成と『黒旗』創刊―1925年11月
    黒旗社パンフレット  
    ギロチン社事件の余波―『文芸戦線』再見

    --
    第8章 復興局の土木人夫──『反政党運動』時代
    --
    「黒色青年連盟」結成と銀座デモ  
    黒旗社時代を回想する―松田解子、菊岡久利
    復興局の土木人夫  
    「反政党運動」―純正アナキズムとアナルコ・サンジカリズム
    汎太平洋労働組合会議問題と全国自連の分裂  自協派・江西一三の回想

    --
    第9章 アナ・ボルのわかれ──詩人たちの訣別
    --
    『文芸戦線』の分裂  
    『文芸解放』創刊―文芸講演会に勘助飛び入る
    隅田川のわかれ  
    暴力のわかれ―壺井繁治の場合

    --
    第10章 プロレタリア美術展覧会と《同志山忠の思い出》
    --
    東京合同労組へ、入党へ  
    トーマは帰れ―東京駅の騒擾
    望月晴朗画《同志山忠の思い出》が描いたもの  
    ビラは天に向かって撒く―武田麟太郎のこと
    望月晴朗という画家  
    プロレタリア美術とは何だったか

    --
    第11章 検挙のあとさき
    --
    組織者忠平の「作風」  
    忠平検挙へ―田中清玄「再建ビューロー」を巡って
    松永伍一の「陰謀説」  
    なお残る不明点―南喜一と「解党派」問題
    忠平以後―武装メーデーと「全協刷新同盟」

    --
    第12章 獄窓の春、その死
    --
    獄中詩編  
    死の周辺
    田中清玄の証言  
    予審という闇
    『戦旗』の在監者名簿―忠平の不在  
    戦後―「山本勘助追悼とぶらつく詩の会」 

    --
    参考文献

    --
    あとがき

    別丁カラー図版:《同志山忠の思い出》(望月晴朗・画)
  • 出版社からのコメント

    関東大震災前後に鮮烈なアナキスト詩人としてデビューしながら、共産主義に転向。29歳で謎の獄死を遂げた陀田勘助の初の伝記。
  • 内容紹介

    「ダダ」を自分の名とした唯一のアナーキスト詩人、陀田勘助(1902-1931)。アヴァンギャルドの担い手として鮮烈にデビューしながら、やがてその筆名と詩を捨てて、本名の山本忠平として共産主義者に転向。非合法共産党の中央委員候補として検挙されると、謎の獄死を遂げる。享年29。
    細井和喜蔵、岡本潤、萩原恭次郎らとの交流から、当局による自殺との発表に対して、いまなお小林多喜二に先立つ虐殺説が根強いその死にいたるまで、謎に包まれた詩人の影を追いかけた初の伝記。定価3700円+悪税。

    ◎本書の刊行を記念して、2022年7月2日より、北海道の市立小樽文学館で「アナーキスト詩人・陀田勘助展」開催!

    図書館選書
    関東大震災前後に鮮烈なアナキスト詩人としてデビューしながら、共産主義に転向。29歳で獄死を遂げた陀田勘助の初の伝記。前衛詩人たちとの交流から、獄中での虐殺説が根強い謎の死にいたる、その短い生涯に肉薄する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉田 美和子(ヨシダ ミワコ)
    1945年、岩手県生まれ。東北大学文学部国文科卒業。著書に、『宮沢賢治―天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』(小沢書店、1997、第十三回岩手日報文学賞賢治賞受賞)など
  • 著者について

    吉田 美和子 (ヨシダ ミワコ)
    1945年、岩手県生まれ。東北大学文学部国文科卒業。
     著書に、
    『単独者のあくび―尾形亀之助』(木犀社、2010)、
    『うらやまし猫の恋―越人と芭蕉』(木犀社、2008)、
    『吉田一穂の世界』(小沢書店、1998)、
    『宮沢賢治―天上のジョバンニ・地上のゴーシュ』
     (小沢書店、1997、第十三回岩手日報文学賞賢治賞受賞)
    『一茶無頼』(信濃毎日新聞社、1996)など。

ダダ・カンスケという詩人がいた―評伝陀田勘助 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:共和国 ※出版地:東久留米
著者名:吉田 美和子(著)
発行年月日:2022/06/30
ISBN-10:4907986599
ISBN-13:9784907986599
判型:菊変形
発売社名:共和国
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:373ページ
縦:19cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:350g
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