永田耕衣の百句―卑俗性を対象化する(百句シリーズ) [単行本]
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永田耕衣の百句―卑俗性を対象化する(百句シリーズ) [単行本]

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出版社:ふらんす堂
販売開始日: 2022/07/18
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永田耕衣の百句―卑俗性を対象化する(百句シリーズ) の 商品概要

  • 目次(「BOOK」データベースより)

    永田耕衣の百句
    「俳句的」なパラダイムを離れて
  • 内容紹介

    ◆卑俗性を対象化する
    日のさして今おろかなる寝釈迦かな
    (『加古*傲霜』)
    全句集に従って『加古』と『傲霜』を併せて扱う。昭和五年から十三年までの句を収録。耕衣は三十代で、原石鼎の「鹿火屋」や小野蕪子の「鶏頭陣」に投句していた。
     掲句は『加古*傲霜』の一句目。「日のさして」とは、ふだん未公開の涅槃図が、涅槃会で公開されたのだろう。明るい場所に出されると、有難味が薄れる。小さな弟子たちに囲まれて、ひときわデカい釈迦が横たわっている図が、いかにも「おろか」に見えたのである。上五の単純な写生から入って、「今」でギアを上げた。この時点ですでに、「ホトトギス」ふうの俳句とは感覚が違う。


    ◆シリーズ最新刊
    耕衣の俳句が難解といわれたのは別の理由もある。いま独自な俳句論と書いたが、そもそもその理論が難しいのである。もっともそういう理論は、耕衣の俳句を読むためには必要ない。たとえば耕衣は禅に傾倒し、その思想についてしばしば語ってきたが、耕衣の愛読者は、俳句から禅の思想を享受しているわけではない。耕衣の句が読む者を魅了するのは、五七五の言葉がときにその意図を超えて飛躍するからだ。そこには、定型の力学を感知する先天的な言語感覚があるのだが、それは理屈で論じることができない。
    ただしここでは、永田耕衣という作家を理解するために、そうした独自な俳句論(あるいは俳句観)とも付き合ってみたい。となれば私たちも、「俳句的」なパラダイムを離れないといけない。
    (解説より)

永田耕衣の百句―卑俗性を対象化する(百句シリーズ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ふらんす堂 ※出版地:調布
著者名:仁平 勝(著)
発行年月日:2022/07/15
ISBN-10:4781414923
ISBN-13:9784781414928
判型:A5
発売社名:ふらんす堂
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:220ページ
縦:18cm
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