安藤昌益の思想展開 [単行本]
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安藤昌益の思想展開 [単行本]

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出版社:リフレ出版
販売開始日: 2022/07/31
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安藤昌益の思想展開 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    序論では昌益の伝記的研究の方面を概括的に紹介し、また思想発展過程を大きく早期・初期・中期・晩期の四段階に区分して示した。本論では昌益思想の各方面を逐次論じ、これまでの昌益思想研究で見落とされていた事項を多々付け加えた。
  • 目次

    はじめに ─安藤昌益思想の全面的理解を深めるために ─

    序論 昌益の生涯と思想形成
    第1章 安藤昌益の生涯 ─ 在野の賢哲、周還型の移住人生 ─
      1大館に生まれ育ち、晩年に単身帰郷
      2青年期:京都で医学・諸学の修得
      3壮年期:八戸で町医者生活と著作活動
      4晩年期:単身帰郷・地域活動に献身
      5歿後:昌益の思想は江戸で長期承継
      6小括:周還人生・在野医家・創発思想家
    第2章 昌益の思想展開 ─ 大器晩成、四段階で熟成域へ ─
      1初めて昌益思想を三期区分した安永説
      2新たに四期区分した寺尾説とその修改
      3自然・直耕・正人・互性の思想階段
      4思想展開途上で停滞・退行した側面
      5小括:昌益は大器晩成型の大思想家

    本論 昌益思想の諸方面 ─ 晩期思想を中心に ─
    第3章 転定自然(自然論) ─ 自然は四行の尊号、自然と転定は同自 ─
      1昌益による「自然」概念の多様な定義
      2「転定」概念と「転人」同営
      3転-定-央土の循環と転定感合
      4人間-動物-植物の連環と転生
      5昌益の天文暦法知識と自然暦論
      6小括:自然を名詞形と動詞形で理解する
    第4章 転人直耕(人為論)─人間直耕は転定直耕の継続─
      1転人一和の人為論 ─ 生生自然と人為自然
      2人為活動の諸原則 ─ 妙序認識・調成保全・能毒分別・抽出復土
      3人為圏と流域生業圏 ─ 山里・平里・海里の生業と交易
      4炉用:家炉と工炉 ─ 食農循環と工用循環
      5昌益は重農思想家、農論はあるが農書なし
      6小括:人為は自然循環を活かした営み
    第5章 勤働世界(社会論) ─ 直耕無ければ世界無し ─
      1直耕者と横領者の対立観(初期)
      2耕知・正人論の主体認識(中期)
      3世界と自由は直耕で存立(中期)
      4活真世と活真人と活真道(晩期)
      5過渡的社会と邑政の展望(晩期)
      6小括:世直しは勤働者の社会的自覚から
    第6章 音韻言文(言語論)─肉声言語は文字に先立つ─
      1音響-口語-文字の層次観
      2基本韻数の設定と逐次変更
      3漢字制限論と仮名文字論
      4表意造字と記号表示の未分化性
      5昌益と僧・文雄の交友関係は未詳
      6小括:自己矛盾を背負った文字論
    第7章 神医天真(医学論) ─ 医道は諸道第一、至重の業 ─
      1『真斎謾筆』と『神医天真』諸巻
      2気道互性と味道互性と感合互性
      3中医学の脾胃論と昌益の胃脾論
      4時間医学と精神医学と声音医学
      5昌益と山脇東洋の対照的医学論
      6小括:民衆性・先進性と教条的一面
    第8章 活真互性(根本義)─活真は元気の親、互性は進退顕伏関係─
      1活真は自動と実有の根元
      2互性は和合的な対等関係
      3一気進退の基本互性=一と一の関係性
      4顕伏行回の拡張互性=一と多の関係性
      5全均衡矛盾(健常)と不均衡矛盾(病態)
      6小括:均衡調和の生生循環世界観
    第9章 活真道論(人生訓) ─ 直耕を怠らず、二心二行を為さず ─
      1晩期初頭に「活真道論」が成立
      2「問答語論」で共通理解が進む
      3世界観・思考法の8カ条
      4社会倫理の17カ条
      5個人倫理の10カ条
      6「活真道論」を人生訓として
      7小括:互恵平等社会に向けた人生訓の発揚を

    外論:現代自然真営道へ
    第10章 東西の自然概念と安藤昌益の自然概念
    はじめに─ 共通性と同一性の区別で不毛な議論を止揚
    1漢字文化圏の自然概念の多義的展開 ─ 「自ずから然り」が近世以前の語義の総てではない
    2中国魏晋時代以後の多義的な自然概念 ─ 自然=天地の用法は中国中世から始まる
    3近世日本思想家の「自然」概念
    4近代「自然界」概念との共通性と異質性
    5多義的自然概念の多様な展開可能性
    6小括:現代の生成的自然概念との親和性
    第11章 現代科学・社会への接続 ─ 現代自然真営道論 ─
    1「天体-地球-大地」の層次認識で生存圏を捉える
    2人間は「植物-動物-菌類」の生態循環の中で生存している
    3環境保全には循環再生の〝静脈工学〟が必要
    4楽薬同源論と音声医科学の展開
    5共同体史観と協働社会の展望
    6小括:近世思想の積極面を現代に生かす

    主要参考文献
    おわりに ─ 安藤昌益と共に五〇年、次世代の若人に託す事 ─│
  • 出版社からのコメント

    近世日本の思想家・安藤昌益の思想の神髄に迫る。
    昌益の全著作と全思想の全面的探究と内在論理性の統一的理解。
  • 図書館選書

    近世日本の思想家・安藤昌益の思想の神髄に迫る。昌益の全著作と全思想の全面的探究と内在論理性の統一的理解。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    東條 榮喜(トウジョウ エイキ)
    1943年、新潟県生まれ。東京理科大学理学部卒業。本職は素粒子・原子核分野の加速器科学技術者。東京大学原子核研究所(略称INS)で長年、素粒子原子核研究の加速器維持管理と線形加速器・イオン源の開発職務に従事した。2000年度から高エネルギー加速器研究機構(略称KEK)の素粒子原子核研究所で短寿命核加速実験装置の建設に参加し、2006年定年退職。現役時代から安藤昌益研究・科学史研究も手がけてきた。昌益思想の研究とその内発的展開を目指して、2000年から不定期通信誌「互生共環」を編集発行し、現在第55号まで継続
  • 著者について

    東條榮喜 (トウジョウエイキ)
    1943年、新潟県生まれ。東京理科大学理学部卒業。本職は素粒子・原子核分野の加速器科学技術者。東京大学原子核研究所(略称INS)で長年、素粒子原子核研究の加速器維持管理と線形加速器・イオン源の開発職務に従事した。2000年度から高エネルギー加速器研究機構(略称KEK)の素粒子原子核研究所で短寿命核加速実験装置の建設に参加し、2006年定年退職。現役時代から安藤昌益研究・科学史研究も手がけてきた。昌益思想の研究とその内発的展開を目指して、2000年から不定期通信誌「互生共環」を編集発行し、現在第55号まで継続。昌益思想研究の主要著書に、『安藤昌益の「自然正世」論』(農文協、1996年)、『互性循環世界像の成立 安藤昌益の全思想環系』(御茶の水書房、2011年)など。ほかに科学史・地域史の著書もある。

安藤昌益の思想展開 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京図書出版
著者名:東條 榮喜(著)
発行年月日:2022/08/08
ISBN-10:4866415509
ISBN-13:9784866415505
判型:B6
発売社名:リフレ出版
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:254ページ
縦:19cm
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